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埋み火(うずみび)のことや、YOASOBI(ヨアソビ)の曲のこととか、、深夜書店。

 きっと、ずっと
 誰かへと、やがて、
 灯された火は消えることなく、
 燃えさかることにつながっていく、、。
 
 埋み火(うずみび)とは、いってみれば、消さない情熱、。

 むかし、むかしの暖房でいうと、、
 火鉢で炭を燃やしてとっていたことから、
 夜になっても炭を消さずに灰の中に埋めておいたものが、埋み火。

 灰の下に沈みながらも、静謐(せいひつ)な温もりを保ってくれて、
 冷え冷えとした空気をやわらげ、心地よくさせる役目を果たしていたんだろう。

 生涯でも心のなかの深く熱い想い、、
 ときにはそれを、
 けして燃やしつづけてはいけないこともでてくる。
 あきらめなければいけない事情、どうしても続けられない事情があったり、と。

 けれど、そんなこともすっかり消してしまわなくていいと、。
 灰を、、そっとかぶせておけばいい。
 埋み火、のようにほんのりと温かい程度でもいい。

 消さない情熱、。

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 最近、
 住居地域から二駅先にあるショッピングモールにでかけることとか、そんな機会が何日かあった。
 平日でも、やたらと人が多いように感じた。
 住まい地域とは、またちがった景観のなかでのことだから、
 人の行きかう流れや雰囲気、ってのもあるが、。
 と、いうかそんな風にまわりを意識したりするのは、自分ひとりではなかったからかも。
 自分といっしょにいる相手のことを考えて、人の目まで気にしてみたり、、。
 一緒に買い物したり、共に外食をするってのは、。
 自分と同行する者が、
 老母に小物入れを
 そして梅干しや、お漬物を贈ってくれたりもしてくれた相手、、
 ってだけでなく、、
 心惹かれたり、異性であったり、
 胸がときめく相手であったとしたなら、なおさらのこと。

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 自分がたとえ歳月を経てこその、どんな立場で事情がある者にしても、、
 他者から、大切に感じて想われることは、
 とても尊いこと。
 感謝の気持ちだけでも満たされる。
 ましてや、自分自身がその相手に感情を芽生えさせていたのだとしたら、、。
 互いが気が合う関係で、心おきなくすべてを話せる時間がいとおしくもなってくる。

 似ている、、
 陰を背負いながら、陽を抱いて生きていくことも。
 どこまでも、ずっと、きっと、果てない空をみつめている、、
 まなざしも、。
 どこかしら、。
 似ている、のかもしれなかった。

 いまべつに年老いているわけではないにしても、、
 その女性はいまよりも幼い若さのころは、花魁(おいらん)だったことを、、。
 躊躇(ちゅうちょ)しながらも、やがては堂々と、、
 心、ふれあうひとときのなかで告げてくれた。
 俺(詩人)が、くそったれ野郎だったのとはまたちがうけれど、。
 「壊して探して見つけることもあるんやな。懐かしいパンクロックの精神、。」
 なんて、云ってみて済むようなことではない、
 そ~いって済ましてあげたいけれど・・。
 
 陰を背負い、陽を抱いて生きる、
 そんなひとに
 ・・出逢ってしまっただけのこと。
 出逢うべくして、出逢っただけ。
 たったそれだけ、そういうこと、
 ただそれだけで、いいだけのこと。
 
 ひと、だけではない言葉なんていらない、たとえば犬や猫であっても、、
 目には映らないのが「心のなか」それでもなにかのときに
 その生命の「心のなか」が見えるような気がするときがあるから、、。

 心が互いに映え合う瞬間。
「過去も未来も超えていくもの、深夜書店、」が寄り添っているかのように、、。

 けして、もうつながることのない宿命のなかにも、、
 つながることはできない、そんな確実な相手と知り合い、つかの間の時間過ごすためだけの
 そそ、
 出逢ってしまう存在が現れる。

 「深夜書店、って題名、そんな小説作を残したい。」
 「~そんな小説作を残したい。の後日譚、。深夜書店、。」
 の舞台地になったコンビニエンスストア。
 朝もそこそこ早い時間にイートインスペースでコンビニ・コーヒを啜りあった日もあった。

 互いの生涯、それぞれの過酷な時間や日々にくらべたら、、
 ほんまに笑えるくらい、ほんのひとつまみ、
 ささやかな時間、、。

 ふたりで、みつめあって過ごすことをしてた。

 スマホで撮影した、景色の写真画像を、見せあったときのこと。

 性別はもちろん、生きてきた歳月も哀しみや過酷な試練の宿命も、
 その種類もまったくちがっても、、
 わかりきったことなのに、、
 考えるよりも互いを感じてしまう、そんな存在であることにまた深く気づかされた。

 からんだ眼差しを振り払うように、、
 店の外の空へと目を向けた。
 互いが遠い目になって、果てない想いを馳せていく、、。

 言葉にしてしまったら、そこで崩れてしまいそうになるものを抱いて、。

 出逢ってしまう、ふたりには、。
 なぜ、
 いつだって時間が足りないんやろうな、って。

 それ以上を求めていくと、
 あきらめなければいけないことに、たどり着いてしまうから。

 他愛があるようで、ないはずの楽曲の話をする。
 そのひとは、泣いたように笑いながら、。
 
 ・・。
 
 お気に入りの曲のひとつまみ、、を
 この俺(詩人)に教えてくれた。

動画↓。YOASOBI「怪物 Official Music Video」
(YOASOBI - Monster) 3分28秒  

【歌詞「怪物 (Monster)」】

【素晴らしき世界に今日も乾杯
街に飛び交う笑い声も
見て見ぬフリしてるだけの作りもんさ
気が触れそうだ
クラクラするほどの良い匂いが
ツンと刺した鼻の奥
目を覚ます本能のまま
今日は誰の番だ?

この世界で何が出来るのか
僕には何が出来るのか
ただその真っ黒な目から
涙溢れ落ちないように

願う未来に何度でもずっと
喰らいつく
この間違いだらけの世界の中
君には笑ってほしいから
もう誰も傷付けない
強く強くなりたいんだよ
僕が僕でいられるように

素晴らしき世界は今日も安泰
街に渦巻く悪い話も
知らない知らないフリして目を逸らした
正気の沙汰じゃないな
真面目に着飾った行進
鳴らす足音が弾む行き先は
消えない消えない味が染み付いている
裏側の世界

清く正しく生きること
誰も悲しませずに生きること
はみ出さず真っ直ぐに生きること
それが間違わないで生きること?
ありのまま生きることが正義か
騙し騙し生きるのは正義か
僕の在るべき姿とはなんだ
本当の僕は何者なんだ
教えてくれよ
教えてくれよ

今日も
答えのない世界の中で
願ってるんだよ
不器用だけれど
いつまでも君とただ
笑っていたいから
跳ねる心臓が
体揺らし叫ぶんだよ
今こそ動き出せ

弱い自分を何度でもずっと
喰らい尽くす
この間違いだらけの世界の中
君には笑ってほしいから
もう誰も泣かないよう
強く強くなりたいんだよ
僕が僕でいられるように

ただ君を守るそのために
走る走る走るんだよ
僕の中の僕を超える】

 ‶小説を音楽にするユニット〟YOASOBI(ヨアソビ)
 ボーカロイドプロデューサーのAyaseとシンガーソングライターのikura(幾田りら)による2人組の音楽ユニット。
 そんなふたりの新曲であったのが「怪物」
 2021年1月6日より放送開始のTVアニメ「BEASTARS」第2期オープニングテーマ。
 この楽曲は「BEASTARS」原作者の板垣巴留先生による完全書き下ろしオリジナル小説「自分の胸に自分の耳を押し当てて」をもとに制作。
 疾走感とともにダークさを纏った本作は、「BEASTARS」の世界観を色濃く描きつつも、
 YOASOBIとしても新たな一面を魅せる楽曲となっていた。

動画↓。YOASOBI「優しい彗星(TVアニメ「BEASTARS」エンディング、ノンクレジット版」1分30秒

 2020年5月にリリースした新曲「ハルジオン」
 7月にリリースした「たぶん」
 9月にリリースした「群青」も各配信サイトのランキングで1位を獲得するなど、各所で熱い注目を集めていた。
 2019年11月に公開したデビュー曲「夜に駆ける」では、公開直後から瞬く間に注目を集め、ストリーミングでは2億回再生を突破していた。
 Billboard Japan Hot 100やオリコン週間合算シングルランキングで1位を獲得し、各種配信チャートでも1位を席巻。全世界のランキングであるSpotify「バイラルトップ50(グローバル)」でも6位となり、アメリカやカナダ、香港、インドネシア、マレーシア、インドなど各国のバイラルチャートにもランクイン。TikTokでも再生数の伸びが顕著で、関連動画再生数は5億回にのぼる。

動画↓。YOASOBI「夜に駆ける Official Music Video」 3分28秒

【歌詞「夜に駆ける 」】

【沈むように溶けてゆくように
二人だけの空が広がる夜に

「さよなら」だけだった
その一言で全てが分かった
日が沈み出した空と君の姿
フェンス越しに重なっていた

初めて会った日から
僕の心の全てを奪った
どこか儚い空気を纏う君は
寂しい目をしてたんだ

いつだってチックタックと
鳴る世界で何度だってさ
触れる心無い言葉うるさい声に
涙が零れそうでも
ありきたりな喜び
きっと二人なら見つけられる

騒がしい日々に笑えない君に
思い付く限り眩しい明日を
明けない夜に落ちてゆく前に
僕の手を掴んでほら
忘れてしまいたくて閉じ込めた日々も
抱きしめた温もりで溶かすから
怖くないよいつか日が昇るまで
二人でいよう

君にしか見えない
何かを見つめる君が嫌いだ
見惚れているかのような恋するような
そんな顔が嫌いだ

信じていたいけど信じれないこと
そんなのどうしたってきっと
これからだっていくつもあって
そのたんび怒って泣いていくの
それでもきっといつかはきっと僕らはきっと
分かり合えるさ信じてるよ

もう嫌だって疲れたんだって
がむしゃらに差し伸べた僕の手を振り払う君
もう嫌だって疲れたよなんて
本当は僕も言いたいんだ

ほらまたチックタックと
鳴る世界で何度だってさ
君の為に用意した言葉どれも届かない
「終わりにしたい」だなんてさ
釣られて言葉にした時
君は初めて笑った

騒がしい日々に笑えなくなっていた
僕の目に映る君は綺麗だ
明けない夜に溢れた涙も
君の笑顔に溶けていく

変わらない日々に泣いていた僕を
君は優しく終わりへと誘う
沈むように溶けてゆくように
染み付いた霧が晴れる
忘れてしまいたくて閉じ込めた日々に
差し伸べてくれた君の手を取る
涼しい風が空を泳ぐように今吹き抜けていく
繋いだ手を離さないでよ
二人今、夜に駆け出していく】

 
 イートインスペースでコンビニ・コーヒを啜りあった日。
 
 からんだ眼差しを振り払うように、、
 店の外の空へと目を向けた。
 互いが遠い目になって、果てない想いを馳せていく、、。

 他愛があるようで、ないはずの楽曲の話をした。
 そのひとは、泣いたように笑いながら、。
 
 ・・。
 (忘れられへん、笑顔にかさなるみたいに、)
 
 お気に入りの曲のひとつまみ、、を
 この俺(詩人)に教えてくれた。

 きっと、ずっと
 誰かへと、やがて、
 灯された火は消えることなく、
 燃えさかることにつながっていく、、。
 
 埋み火(うずみび)とは、いってみれば、消さない情熱、。

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