Bizarre Summer日記 9.13-15
平泉と仙台に行ってきました。
新幹線を三本乗り継いだのははじめて。
はやぶさに乗っていたとき、前の席の子がポケモンキッズのツボツボを訓練させるごっこあそびをずっとしていたな。
朝早かったのでお昼前くらいに平泉に着いてそこから歩き通し、無量光院跡・高館義経堂・中尊寺とずんずん行きました。
歩いていて思ったのは駅周りから中尊寺へ向かう道のりがすごく綺麗に区画されていること。
民家や商店がずらりと並ぶ、生活道も兼ねた広い道路が確保され、それが歩くごとに景色に向かってひらけてくる。
この日は本当によく晴れていてたしか最高33度とか。のちに宿の人に聞いたらこの暑さはなかなか珍しいとのこと。
まだ蝉が鳴いていて、住んでいるとこでは聞けないミンミンゼミ・ツクツクボウシがいました。
あとトンボも4種類くらい見かけたな。4500ベルでおなじみのオニヤンマがかなりでかくてびびり散らかしながら歩きます。
元々金色堂は撮影NGなんだけどこりゃ撮影できないなと思ったな。圧倒的すぎる。むかし一度来たことあるはずなのに。
そのほか宝物館も回ったけどわたし割と宗教好きなのかもしれないと思いました。
特定の信仰があるってわけじゃないけど、これは(いろんな意味で)人間が人間のために脈々としてきたこと、なんだよなと考えていました。あらゆる像を見て、過去から残されてきたものと、当時の意志みたいなものを感じながら。
あと、いまさら芭蕉の「光堂」って金色堂の話だったんだ?!と合点した。国語科だったのにね。
信仰…人間…地球温暖化…と思いながらまた歩く。
宿着。
18000歩くらい歩いたからかぐっすり眠れて二日目。
寺・宿はもちろんのこと平泉は町全体がよかったな。すっごい良いところだ。また来たい。
歩いたり電車に乗ったりで見かけた風景のすべてにとてもグッときて、なんでだかずっと『DEATH STRANDING』やりて〜って考えていた。
もしかしたら世界のことをでっかいオープンワールドだと思っているのかも。
一ノ関からやまびこで仙台へ。
そもそもこの旅行はジョジョ好きの夫がある日突然杜王町(4部と8部の舞台、仙台がモデル)に行こう! と言って決まったもの。いわゆる漫画の聖地巡礼です。
わたしは彼との婚前に激推しされてとりあえず1〜5部まで読んだだけの人間だったので、
せっかくだから復習するかとこの夏アニメを3〜5部まで一気見し、それから『ジョジョリオン』(8部)を一気読みしました。非常に濃密な時間でした。
その勢いのまま、杜王町に行くならやるっきゃないっしょ! と花京院典明っぽいイヤリングとイギーっぽいタオル、
あと鈴美さんがつけてるっぽいリング、見ようによってはスタープラチナっぽいリングを持っていき、逆に夫よりはりきってしまいました。
オタク根性だね。
ちなみに好きなキャラはアブドゥル(3部)、吉良吉影(4部)、
好きなスタンドはムーディー・ブルース(5部)です。
街中に大きい木がいっぱいあって嬉しかったです。
うろうろしながら予約しているお店へ移動。
ジョジョ4部には「イタリア料理を食べに行こう」という神回があるのですが、
このお店(フランチェスカ)は本当にすごくて涙が止まらなかったり歯が抜け替わったりするくらいおいしかったです。ありがとうございました。
ふたたび街歩き。
ジョジョキャラクターは地名からとられた名前も多く、歩くのはかなり楽しかったです。
花京院立ちしたけど手が逆だったね。
ついでに関根立ちしたけど手の位置と指を間違えたね。
むかでやさんに行く。
ジョジョファンの間で有名なこのお店では、商品購入時に領収書くださいと言うとなんと吉良吉影宛の領収書(ボタン付け代)を書いてくださる。実際にもらうと正直かなり嬉しい。やばい。
店内のいたるところにジョジョ関連のグッズや切り抜きが置いてありよかったです。
牛タンうますぎて両目から涙がこぼれました。
味噌漬けもありましたが塩のさだめから逃れられなかった。
三日目は水族館にも行きたかった…けど雨が強くなりそうだったので早めに帰ることに。残念すぎる。
8部の定助(主人公)が居候している東方家とおなじく、フルーツ屋さん直営のパフェが食べられるイタガキフルーツカフェに行きました。
ここのパフェマジでよかった…余分なクリームがないんですよ、本当に最小限が要所にちょこっとあるためパフェ独特のもたっとしたお腹いっぱい感がない。
まじでフルーツを食べるために作りましたって感じでサイコーでした。アイスもなめらかでコクはあるけどさらりとした感じ。
わたしが食べたほうはメロン、スタールビー、シャインマスカット、キウイ、梨、パイナップル、バナナ、あとなんか柑橘、ぎゅっとしていて粒がきめ細かい甘さより果汁がすごいやつが入っていてンマ!やっべ〜と言いながらわしわし食べました。
ちなみにわたしがひとしきり感動して食レポしているあいだ、なぜか夫は『ちいかわ』がウケる社会構造についてアツく語ってきて意味わからんかったです。なんでいま?
パフェ味わえよと思いながら話を聞きつつ、わたしたちは仲のいい友達みたいな感じだなと思っていました。
けれどたまにこうして仲のいい友達にさえ言わないこと・しないことを互いにやっているから、そういうときに、ああ家庭なんだなあと実感します。
思えばこの旅もこの人によって出来た機会なのだな。奇妙な冒険でした。
食ってばかりの旅だったのでお土産も食べ物です。
帰って量ったら普通に体重ふえてたのでこれからしばらくで立て直します。楽しかった〜またがんばります。