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【本の感想】ウケる技術(小林昌平・山本周嗣・水野敬也)

こんにちは。今回も本の紹介をしてみようと思います。前回の本の紹介は以下。


さて、今回の本も大学生時代に読んで、アゴが外れるほど笑って、衝撃を受けた本です。懐かしいなぁ〜。


当初発売されたときの帯が、糸井重里さんだったんですよね。当初発売のソフトカバー本はこんな感じ。


これよ、このデザイン。懐かしい。。。
思い出補正がハンパない。
この本を一言でいうと、


笑いの体系化に挑んだ本です。


『人はこういう仕組みで笑う』というものを分析し、40の技術に分類しています。
中身のまとめはネット上に転がってますので、今回は私なりの感想と思い出を書こうと思います。

当時、笑いというのは、センスで語られることが多かった背景があります。その代表的かつ圧倒的な存在が、


ダウンタウンの松ちゃんです。


あの頃の僕たちは、松ちゃんの遺書を片手に、斜に構えてばかりでした。センスも無いのに、面白いと勘違いして、ボソッと呟いてばかりでした。

笑われるなんて、カッコ悪い。笑わせてナンボでしょ!って息巻いてました。


そんな考えが蔓延している世の中に対する強烈なカウンターパンチ。
それがこの「ウケる技術」なんです。

なんと言っても、まず最初に紹介される、「ウケる技術」の大原則が、

『ガイジン化』

です。

テンションを上げて、声を大きく、ハキハキと喋り、オーバーにリアクションするってことです。

あの頃流行った、ボソッと面白いことを言うのとは、真逆なんです。このスタンスにシビれます!

そして、この本では、徹頭徹尾主張していることがあります。それは、


コミュニケーションはサービスである


これも、笑われたら負け!笑わせてナンボ!という世界観の真逆です。
笑われたとしても、そこに愛があり、一緒に笑い合えるなら、それで良いじゃないかと。

誰もが発信出来る世の中になったからこそ、この価値観は改めて見直されて良いと思います。


ちなみに著者の水野敬也さんは、ウケる技術の発売と同時に、ウケる日記というブログ(楽天日記)を始めまして、これがもうサイコーでした。

今は楽天日記は消えてしまって(残念)、代わりにアメブロになってます。特に昔の記事がぶっ飛んでいてサイコーなので、お時間あるときに是非。

このウケる日記を見ながら、自身でもブログを書いたりもしました。青春ですね。(今でも残ってんのかな)


その後水野敬也さんは、「夢をかなえるゾウ」シリーズを世に放ち、スマッシュヒットを決めます。ただ、全ての原点は、ウケる技術にあるように思います。


ということで、読書感想文でした。
是非読んでみて下さい!

ではまたっ!




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