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マネジメントのコツは自己理解って? 

自分に合ったマネジメントがあります

「自分は管理職に向いてない。」という方、皆さんの組織にはいませんか?実は「マネジメント」という仕事ほど自分の持つ特性を上手に活用できる職業はありません。ですが「自分に合った方法を考える」というやり方があまり一般的ではないために、必要以上に向いていないと思ってしまう方が多いようです。
さらに管理職を悩ませる原因の一つは、管理職には「人間力」「センス」「感性」が必要だという理論。もちろん一代ですごい組織を築き上げたり、組織を大改革されたすごい経営者さんにはきっとあると思うのですが、チームのマネジメントに必要不可欠な材料ではありません。
「マネジメント」は教科書的な知識や、偉大な人の真似よりも、「自分」に目を向けたほうが簡単です。

①自分の役割(規模や成果)を知る
自分が組織から求められている目的は何でしょうか?そしてそのためには「自分のチーム」がどんなチームになったら良いのでしょうか?そのためにはどんな行動が必要なのでしょうか?それをどのように進めたいですか?
⇒自分が求められている「成果(WHAT)」は組織が決めていることが多いと思いますが、「プロセス(HOW)」は管理職自身が決定する権利を持っていることがほとんどです。「どのように」に管理職自身の仕事に対する思いや価値感が活かされてきます。

②自分を知る
人間の脳は「自分が標準である」と思わせる機能がとても強いです。
だから「自分のことは良くわかっている」と思っていても、実際には現実の「行動」と「やっているつもり」のイメージとは乖離していることが一般的です。冷静なつもり、明確に伝えているつもり、温かく聴いているつもり・・・などなど、自分では気づかずに損してしまうことも、影響力の大きい立場の管理職ほど損してしまいます。自分のことを客観視するツールなどを上手に使って、自分という「マネジメントツール」をまずは損しない行動を取らせることが成果への近道です。
⇒ちなみに最近の若手管理職の傾向は、「感情的被影響性の高いこと」です。パワハラ・メンタルの研修のせいなのか、傾聴や思いやりブームのせいなのか、部下の気持ちに振り回されやすい状況に陥っています。そんな状態では「強い指示」は出せません。


管理職がまずは、必要不可欠な業務から一つひとつ積み重ねていくことができれば、チームの成果はもっと効率よく手に入るはずです。初日から役割をはるかに越えた、松下流、稲盛流を求められたら誰でも「私には無理」と思えるのも仕方ないことかもしれませんね。

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