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快善サポーターによる応援フィードバックって?

~「働くこと」を応援しよう!~

ストレスチェックは当たり前に行われているものの、メンタル疾患や休職者が「減った」という実感はあまり無いというお話をお聞きします。本来組織においては「みんなが元気で活躍して欲しい」という気持ちの方が強いと思います。しかし、メンタルヘルス対策を「医療」の視点からスタートしてしまうと、どうしても「病気では無いこと」がゴールになってしまうため、「病気に近づいてから」の対応となり、気づいたときには「医療」の専門家やカウンセラーに任せることになるのではないでしょうか?「病気」の専門家では無く、「能力開発」の視点から対策を考えてはいかがでしょうか?

●相談したいことの「違い」
 「仕事で行き詰まりを感じる」「上司との関わりが上手くいかない」など、研修中や面談で私たちも「ちょっと元気がない方」の相談を受ける機会があります。中にはEAPでのカウンセリングや医療機関での相談を既に受けているケースもあります。もちろんそれによって救われたり、体調を回復されている方もおられます。しかし私たちが最も「応援しなければ」と思うのは、「気持ちよく働くための工夫」「他者との関わり方の工夫」「自分の考え方の工夫」など、「より善く働くための工夫」をお知らせすることです。多くの「働く人」にとっては、ちょっとした仕事や人間関係(自分の思考含む)の快善策を求めているのであり、仕事や人間関係から離れてしまうことを希望されているわけではないということです。もちろんお休みしたい方もおられるとは思いますが、多くの働く人にとっては、「仕事をうまく進めたい」という気持ちの方が強いと、私たちは考えています。

●快善サポーターとは?
 そこで私たちが考えたのが「快善サポーター」という役割です。私たち自身もこれまでにカウンセリングの資格も使用しながら対応させていただきましたが、そもそも「メンタル疾患」や「ネガティブな状態」の方に対しての対応がベースになっているために、90%は受止めること、寄り添うことが中心です。であれば、「より善い働き方」を求めている人にとっては、不満足な点もあるのではないか?と考えました。そこで、「働く人」の脳の使い方を理解し、「本人」の目指す方向を確認して、応援策を共に考える対策を用意しました。なぜ「快善≒ちょっとマシ」かというと、「マシ」くらいの小さな刺激でも人間の脳が「違う選択肢」に気づくことはできるからです。なぜ「サポーター≒応援者」かというと、あくまでも「本人」が主役であり、依存的な関わりにならないためです。
ざっくりとでも仕事が分かり合える「組織内」にいて、「ちょっと元気ない」くらいのうちに応援できる人がいたら、さらにメンタル疾患の予防に限らず、活躍応援としても効果的だと考えています。

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