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「俺だったらこうする(ただし現実性は0)」は意味深な顔の沈黙に変えたほうが格があがるのかもしれない

フリーアナウンサーの久米宏さんをご存じだろうか。
最近はテレビと縁がなくなってしまったので、最後にお見掛けしたのは20年ほど前になる。

アナウンサーとしても一流の方なのだけど、私は彼の「あえて口にはださない。しかし、表情でものを言う」姿が好きだった。

音声だけ聞いていると無音。沈黙が支配しているスタジオ。
でも、画面をみると久米さんの眉間にしわが寄り、口がへの字に曲がっている。
言葉にしなくても、今のニュースに何かしらのネガティブな感情をもっていることは明らかだ。

でも、その具体的な感情や思考についてはあえて口にしない。
「うかつなことは言わない」そういう風に見えた。当時20代だった私は、久米さんのそんな姿をみて「かっこいいな」と思ったものだ。

さて、現在。
「あーあ。やっちまってるよなぁ。俺だったらこうするのに」
というセリフをたまに聞くようになった。

「そんなこと、誰だって思ってるんだからわざわざ口にしなくても」
と思うのだが、それを口にして波風を立てるのも時間がもったいない。あえて沈黙しておく。

たいていの場合、大口をたたく人ほどその立場になったときに「あの勢いはどうしたの?」という状態になる。
それを繰り返しているうちに「また言ってる。いわせておけ口だけなんだから」レベルの信頼関係になってしまう。

「あーあ。俺なら」と言いたくなる気持ちも痛いほどにわかる。
わかるのだけど、実現可能性がほぼ0のような、根拠がほとんどない妄想に近い話はあえて口にしないで黙っていた方がいいのだろう。

「あいついつだって口だけだしな」という話が定着してしまえば、実現可能性がある話ですら協力してくれる人がいなくなってしまうだろうから。

言いたい気持ちをぐっとこらえて、沈黙を保つ。
言いたい内容は、目と表情で語る。
きっと同じ気持ちと、周りを信じる。
一定数はわかってくれないとあきらめる。
ここぞというときにはハッキリと伝える。

なんだか愛の告白のような話になってしまったけれど、一定の年齢になったら「沈黙する」メリットを意識した方がよさそうだ。
きっとその方が仕事人としての格もあがる。


読んだコラム

「田中辞任」

思ったことを箇条書きに

あー。この当時は社会党が野党第一党だったのか。そんな時代も確かにあったなぁ。

自分たちが政権を担ったときにどう立ち回るのかということを考えないで政治をしていると「あ、そもそも政権を担う気がないのだな」と思われてしまう。たしかにそうかも。

何かの間違いで政権をとってしまって、あわてて反対陣営にあいさつにいったどこぞの首長がいたけれど、結局、市長になっていた期間のあれこれがアレで裁判沙汰になったんだっけ。
あの当時は「なんであんな若いだけの人間が市長に選ばれるのか、この地域はおわった」と思った。
でも、若いだけの人が首長になっても地域はすぐには終わらないらしい。引き継いだ元総務部長は大変そうだけどね…。

自分たちが主導権を握ったときのことも考えて振る舞うことも含めて、政治的なパフォーマンスなんだろうなぁ…。
実現可能かどうかもあやしい、根拠もないことを音にしたところで、「ああ、うるせぇな」レベルで終わってしまう。

7つの習慣でいうところの「終わりから考える」
目的をかなえるための手段はきちんと考えてから実行する
って早期のうちに身につけておくべきスキルなんだろう

すぐに意識できそうな格言でいうと
「沈黙は金」「力は静寂に宿る」
というところだろうか。
感情に任せて、後先も考えずにあれこれわめくのはよろしくないってことだろう。

自分の主張を決定

「俺だったらこうする(ただし現実性は0)」は意味深な顔の沈黙に変えたほうが格があがるのかもしれない

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フリーアナウンサーの久米宏さんをご存じだろうか。
最近はテレビと縁がなくなってしまったので、最後にお見掛けしたのは20年ほど前になる。

アナウンサーとしても一流の方なのだけど、私は彼の「あえて口にはださない。しかし、表情でものを言う」姿が好きだった。

音声だけ聞いていると無音。沈黙が支配しているスタジオ。
でも、画面をみると久米さんの眉間にしわが寄り、口がへの字に曲がっている。
言葉にしなくても、今のニュースに何かしらのネガティブな感情をもっていることは明らかだ。

でも、その具体的な感情や思考についてはあえて口にしない。
「うかつなことは言わない」そういう風に見えた。当時20代だった私は、久米さんのそんな姿をみて「かっこいいな」と思ったものだ。

さて、現在。
「あーあ。やっちまってるよなぁ。俺だったらこうするのに」
というセリフをたまに聞くようになった。

「そんなこと、誰だって思ってるんだからわざわざ口にしなくても」
と思うのだが、それを口にして波風を立てるのも時間がもったいない。あえて沈黙しておく。

たいていの場合、大口をたたく人ほどその立場になったときに「あの勢いはどうしたの?」という状態になる。
それを繰り返しているうちに「また言ってる。いわせておけ口だけなんだから」レベルの信頼関係になってしまう。

「あーあ。俺なら」と言いたくなる気持ちも痛いほどにわかる。
わかるのだけど、実現可能性がほぼ0のような、根拠がほとんどない妄想に近い話はあえて口にしないで黙っていた方がいいのだろう。

「あいついつだって口だけだしな」という話が定着してしまえば、実現可能性がある話ですら協力してくれる人がいなくなってしまうだろうから。

言いたい気持ちをぐっとこらえて、沈黙を保つ。
言いたい内容は、目と表情で語る。
きっと同じ気持ちと、周りを信じる。
一定数はわかってくれないとあきらめる。
ここぞというときにはハッキリと伝える。

なんだか愛の告白のような話になってしまったけれど、一定の年齢になったら「沈黙する」メリットを意識した方がよさそうだ。
きっとその方が仕事人としての格もあがる。


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  • 推敲して、ロジックを整える

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やり方が掲載されている記事

文章を書く練習のやり方は、こちらの記事を参考にしました。

アイキャッチ画像は、wrtn を使って生成しています。


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