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♯20 『いちばんすきな花』|共感した、女性という生きづらさ

多部未華子さん、松下洸平さん、今田美桜さん、神尾楓珠さん主演の『いちばんすきな花』

今田美桜さん演じる夜々ちゃんに、強く共感しちゃう場面があって「わかるわ〜、私も女の子でいるの嫌だったなー」と思い出したお話について言語化してみました。



ここ数年はリアルタイムでのドラマはほとんど視聴してこなかった私。

高校生くらいまでは大好きで、私至上No. 1ドラマは
『オレンジデイズ』ですね。
妻夫木聡さん、柴咲コウさん、成宮寛貴さん、白石美帆さん、瑛太さん出演。大学を舞台にしたドラマでした。
柴咲コウさん演じるサエは耳が聞こえない役で、手話での会話がたくさんでてきます。

大人になってからもU-NEXTで見直したけど、自分が歳を重ねても色褪せない世界観があります。
家の事情で大学進学しない組だったし、看護学校は専門学校だったし、オレンジデイズのようなキラキラしたキャンパスライフは手に入りませんでした。

キャンパスライフ送りたかったな〜
。゚(゚´ω`゚)゚。


と、オレンジデイズの話題はさておき。


看護師として働き始めてからは、シフトで決まった曜日が休日にならないし、夜勤の日もある。まぁ、録画してまで見たいドラマもなかったし。
そんな理由で長年テレビドラマからは離れていました。



なぜ、そんな中わたしがこの『いちばん好きな花』を見始めたかと言うと、
友人のレビューを聞いて気になったから。

その友人からの勧めの中で「二人組が苦手」
このワードがどうも気になって。

以後、TVerでコツコツ視聴しております。


11月2日に放送された第4話では、今田美桜さん演じる夜々と母親の関係性がメインで描かれました。

もちろん夜々ちゃんが美人すぎるが故に抱える苦悩には共感できないのですが…(笑)


私が共感したのは「私はお人形だ」の部分。


ドラマの中で、母は夜々ちゃんに対して
「もっとかわいいのを着たら?」
「友達って誰?女の子?」
「女の子なんだからやめり(やめなさい)」

という言葉をかけます。

これ、私もまったく同じことを言われて育ったので一瞬、
え、私のこと?
と錯覚を覚えました。

というのも私も、夜々ちゃんと同じ末っ子長女。いわゆる複数お兄ちゃん+私という兄妹構成なんです。

私の場合は、夜々ちゃんママほどではないですが、幼少期は日本舞踊、ピアノ、習字と女の子らしい習い事。敬老会などの町のイベント事の度に、着物を着せられてしたくもない白化粧をされて日本舞踊の発表。兄の真似をすると「女の子なんだからそんな言葉の使い方しないの」
「女の子なんだからお母さん手伝って」

私も小さい頃、女の子でいるの嫌だったなー。
母は私にさせたいことがたくさんあったのだろうけど、私はしたくないことばかりだったし「親って勝手。なんで私ばっかりこんなことしなきゃいけないの。お母さんは私を自分の思うままに作り上げたいだけじゃない」と思ってました。

まさに、ドラマの中で夜々ちゃんが言う「お人形さん」そんな気分だったな。

だけど、言葉にしてはっきりと「嫌」とか「習い事やめさせて」とか言えなかった分、つもりに積もった不満は行動で爆発させるタイプでした。

どうしても日本舞踊が嫌で、武道でも始めたらやめさせてくれるかなと思って、柔道を習ってみたり。
わざとズボンばかり履いてみたり
しまいには、お母さんの愛が重くて「仕事辞めて看護学校行くから!」と、それを口実に実家を出たり

なかなか行動派ですよね私(笑)

そんなこともあってか、20代前半くらいまでは母との関係に悩んでいたし、抜け出したかったし、愛がある分葛藤も多くて。
だけど、実家を出てほどよい距離が出来てからは、そう思うことは少なくなったし、自分も歳を重ねてきて当時の母の気持ちが理解できる部分も増えました。

今なら、母に対しては嫌なことは嫌とはっきり言えるけど
当時の私は、自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手だったんだろうな。

行動で示す女です。


このように、ドラマを通じて自分の家族との関係性を振り返る機会が持てたのはすごく良かったです。


お母さんに会いたくなりました。

ありがとうございます。お勉強の息抜きコーヒーをいただこうと思います☕️