自己紹介に変えて(ノベルゲーム? 何それ美味しいの?)

まず初めに自己紹介をでもと思ったが、別に僕の人生について誰も興味がないと思うので、僕がノベルゲームについて思っていること、そもそもノベルゲームとは何ぞやということ、ノベルゲームに限らず創作全般に関して色々考えていることでもつらつら書いていこうと思う。


さて、こんな場末のコラムに来るような読者諸君ならノベルゲームとはなんぞやなんてことはとっくに知っている方も多いと思われるが、それはさておき一応書いておこうと思う。

そもそもノベルゲームとは?

読んで字のごとく、ノベル(小説)のゲームである。はい、説明終了。

……というのは不親切すぎるので、もう少し説明をば。

ようは、『文章を読み、ストーリーを追い求めることを楽しむタイプのゲーム』だと僕は考えている。

世の中には様々なゲームが存在する。銃で敵を撃ち倒していくシューティングゲーム、キャラを動かしモンスターなどを倒すゲーム、謎やパズルを解いて、マップを進んでいくゲームなど、極論言えばゲームの数だけスタイルが存在する。

そんな中、画面に文章を表示し、必要であればイラストや音楽をつけて、物語の面白さ一点に特化させたゲームが存在する。それが、ノベルゲームと呼ばれるものだ。

読者諸君はソシャゲや何らかのアクションゲームの合間に、こんな画面を見たことはないだろうか?

これは僕が現在作っているサスペンス系ノベルゲーム『ExtraSensory Paranoiac Entities』略して『ESPE』の画面である。

画面下部にテキストが表示され、真ん中に背景とキャラクターのイラストという典型的なノベルゲームの形だ。これで画面をクリックすると文章が進み、キャラや背景が動き、ストーリーが展開していく。

呼ばれ方はまあ色々存在する。ADV、デジタルノベル、サウンドノベルなど、作品によって変わったりするが、まあ細かい違いはあれどこれらはほぼ同じものと言っていいだろう(本当はよくないかもしれないが、ここでは良いものとする)。

このノベルゲーム、時折ゲームではないといわれることもある。なぜか? それはシューティングなどに存在するプレイヤーの操作要素がほとんどないからだ。

プレイヤーがすることと言ったら、文章が表示されたとき、マウスをクリックして次の文章に進むこと。その後の展開が変わる”選択肢”を選ぶことの二つがほとんどである。中には選択肢すらないものすら存在する。自分でキャラなどを操作して、アクションをするマリオみたいなものをゲームと想定している人には、確かにゲームとは呼べないのかもしれない。

だがまあ、そんなことはどうでもよろしい。ゲームであろうがゲームでなかろうが、そんな定義によって揺らぐほどノベルゲームの面白さは軽くないのである。

ノベルゲームの魅力とは? 何が面白いん?

でもまあこれからもしノベルゲームをやってみようと思う読者がいるのなら、確かにいわゆるゲームらしいゲームを想像してプレイするのはおすすめしないかもしれない。

むしろ僕ならこう言って人に紹介するだろう。

曰く――アニメ(映画)と小説(ラノベ)が融合したエンターテイメントコンテンツと。

こんな場所に来る人は(おそらく)みんなアニメや映画が好きだろう。もしかしたら小説も嗜むかもしれない。そういう人はどうぞ世にあるノベルゲームをお手に取ってやってみてください。音楽と絵(イラスト)が付随した文章ドラマがあなたを待っていますので。

アニメは好きだけど、文字を読むのはちょっと……と思ったあなた。安心してください。ノベルゲームに表示される文字は、一度に三行ちょっと。ぶっちゃけこのnoteのコラムをここまで読めるのなら全く問題なく読めるし、TwitterやlineといったSNSが使えればきっと大丈夫。あとは魅力的な音楽と絵(イラスト)があなたを物語の結末まで引っ張って行ってくれます。

そう……ノベルゲームの面白さとは、文章を読むという小説的な楽しみ方と、絵や音楽を見たり聞いたりできるアニメ的な楽しみ方の両方が一度に楽しめるという点にある。これは、他の媒体にない画期的な魅力といえるだろう。

さて、長くなったので今回はここまで。

次回はノベルゲームについて数ある名作を実際に紹介してみようと思う。

最後にここまで読んでくれてありがとう。あなたに幸運が訪れますように。

それでは(´・ω・`)ノシ

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