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ferm LIVING Stories vol.67 モデル Parker の家

今回の主役が暮らしているのは大都会、ニューヨーク!モデルであり、TikTokerでもあるという現代っ子が暮らすおうちとは?……気になりますね。今回ものんびり楽しんでいってくださいね。

〜 Parker Kit Hill の家 〜

ニューヨークにある、モデル、Parker Kit Hill の家を訪ねた。そこで私たちはファッション、ソーシャルメディアにおけるキャリア、そして、にぎやかな大都会の真ん中の非常に限られたスペースで、自分らしい家づくりは可能なのかについて話した。

Parker Kit Hill / モデル

Parker Kit Hill は、カメラの前に立つことに慣れていた。
これはモデルとしてのキャリアをスタートさせる以前からの話だ。


(Parker)
14歳から実質的にオンラインで育ってきて長年にわたり、自分自身のたくさんのライフステージを記録してきました。


現在、Parker は27歳。ファッションのプロとして働く一方で、ソーシャルメディア上でもクリエイティブ活動を行なっている。彼はIMGモデルと契約し、マークジェイコブス、ヴァレンティノ、アクネストゥディオズ、ナイキなど有名ブランドのランウェイを歩き、キャンペーンの撮影もこなすために世界中を飛び回っているのだ。50万人以上のフォロワーをもつ彼のインスタグラムでは、日常生活のスナップショットや最新の仕事やブランドとのパートナーシップの中から選んだ美しい写真、彼のセレクトした故郷ニューヨーク街角やパリ、バルセロナ、イビサなどのゴージャスな旅の投稿が見られる。


「私にとって空間を家にしてくれるものは、バランス感覚です。精神的にクリアになるためには、とても大切な役割を担っています」


フォロワー数170万人の Parker のTikTokは、かなりアットホームな雰囲気だ。彼の動画はその大半がブルックリン、クリントンヒルにある自宅アパートの2部屋で撮影されたもので、彼のプライベート空間であり、クリエイティブで遊び心ある姿をユニークに見せてくれている。ここでは自由な自己表現へのオマージュとして、ユーモア、ファッション、社会批評が混ざり合っているのだ。


(Parker)

私の仕事は、かなり有機的で自由な形をしています。長年にわたりソーシャルメディアに関わることで、さまざまな芸術のかたちに触れることができました。ミュージカルに始まり、バレエ、演技、そして今はファッション。
これらすべての芸術は重なり合い、無意識のうちに互いにつながっているんです。旅はまだ始まったばかりですね。


Parker の生まれはテキサス州フォートワースだが、10代のときに名門バレエ学校ジョフリーバレエスクールに入学して以来、生活の場はニューヨークだ。彼がクリントンヒルにある今の家に越してきたのが2021年の春。この辺りはニューヨークでもっともオーセンティックな場所のひとつなのだと言う。


(Parker)
この区画には活気とエネルギーに満ちていますが、少し離れたところに位置するためひっそりとした静けさも感じられます。


Parker が家を探していたとき、彼はまさにこの家の持つ「心地よさと空に漂うかのような浮遊感の融合」に魅せられたそう。浮遊感については広いテラスのおかげで、そのテラスはなんと室内の居住スペースと同じほどの広さがあるのだ。


氏名:Parker Kit Hill
年齢:27歳
住所:ニューヨーク州 ブルックリン区 クリントンヒル
職業:文化芸術家、モデル、ファッショントレンドを生み出す人、SNS名人
Instagram:@parkerkithill
TikTok:@parkerkithill


(Parker)
このテラスが、ここに引っ越すことにした決め手です。テラスがあるのはとても珍しく、ニューヨークにあるアパートとしてこの広さのテラスがあるというのは聞いたことがありません。


暖かい時期になると Parker は、都市にある優雅で広い屋外スペースを思う存分活用し屋内と屋外のライフスタイルを満喫している。


(Parker)
テラスでゆっくり過ごすのが好きなんです。ラグを持ち出して、新鮮な空気を吸いながらストレッチや軽い運動ができるんですよ。夜になると手すりに白い亜麻布を張って、友達と一緒にプロジェクターで屋外映画を楽しむこともあります。リラックスできるスペースがあるのは本当に「特権」ですよね。


Parker の好みは都会の喧騒から逃れ、休息と充電ができるオアシスのようなクリーンでミニマルな空間だ。


(Parker)
私にとって空間を家にしてくれるのは、バランス感覚です。精神的にクリアになるためにはとても大切な役割を担っています。


Parker の家は、思い出の詰まった選りすぐりのアイテムであふれている。


(Parker)
狭い場所で暮らさなければいけない場合、何を重要とするかが大切。新しい家でいつ手放すのか知ることは、ミニマルに暮らすのに必要なスキルなんです。私はスペースの使い方について、部屋にあるものはすべて可動できて固定しないようにしたいと考えています。自分の家は自分の脳内の延長と捉えているんです。ものは変化できるはず。これからやってくる新しい問題に対応するためにも、ものは自在であるべきなんですよ。


Parker のアイテム選びだが、彼には自宅のドアを通過する前に満たさなければならない条件がいくつか存在する。


(Parker)
自立式で、ほかのアイテムと共存共栄できるのかということ。落ち着いているけど生き生きとした空間を作るために、質感や色、柄をミックスするのが大好きです。


彼の想像力はファッションだけにとどまらず、住まいにも反映されている。遊び心ある色彩とオーガニックなラインは、落ち着いたニュートラルカラーとソリッドな形とで対比をなしている。


(Parker)
ファッションとホームインテリアは確実にリンクしています。すべてにおいて、個人の本質が問われる。つまり、あなたの家はその時々のあなた自身を世界にどう見せたいかという背景であるべきだと思っています。


@parkerkithill



***


いかがでしたでしょうか。
ニュージェネレーションの息吹をバシバシと感じさせる Parkerさん。お部屋はどうやら非常に狭いらしいのですが、本当に?と疑ってしまうほど広々として見えますよね。色があってポップなのに落ち着いた雰囲気もあって、このお部屋、……とっても私のタイプです♪ 注目の Rico ソファーもありましたね。う〜ん、羨ましい!また、室内だけではなくテラスライフも満喫している様子のParkerさん。屋外映画ってすごく気持ちがいいんですよね!風にスクリーンがなびく姿など、全てが心地よさに繋がっている気がします。それを自宅のテラスで楽しんでいるなんて、本当に素敵な暮らしだなと思いました。最後に発せられた、住まいとは「世界に自分をどう見せたいのかという背景」という彼の言葉に思わずドキッ。逆にいえば、「私ってどう見られたいんだろう」という考えのきっかけにもなりそうです。これまでのストーリーにない、落ち着いているけどカラフルというParkerさんのセンスが、私はとっても好きになりました。適度に肩の力が向けていて、でもハイセンスなインテリアが心地よく配されている。これが彼のオアシスなんですね。

次はどんなストーリーに出会えるのか。
ぜひお楽しみに!


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※生地は画像のものとは異なります。


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