見出し画像

デンマーク旅行記2022(オーデンセ編、その1)

こんばんは〜。
みなさま、いかがお過ごしでしょう。


本日は先週のデンマーク旅行記の続きです。前回が結構長めでしたよね。今回はその反省を生かし、少し短めみまとめてみようと思っているのですが……。どうなることやら。まだわかりません!(笑)どうぞ覚悟してお付き合いくださいませ〜。

前回の記事はこちらから↓↓

■9月20日

さて、やってまいりました。デンマーク滞在3日目の朝です。
この日はコペンハーゲン→オーデンセへの電車移動から始まりました。

「コペンハーゲン→オーデンセ」

つまり島移動でございます……と言っても、電車に乗っておよそ1時間の旅。それでも島が違うと雰囲気もガラリと変わります。あぁ、楽しみ〜♪


友人Renéの家から中央駅に行き、オーデンセ行きの電車まで時間があったのでささっと「THE DENMARK」を感じにTivoli(チボリ公園)と市庁舎前までテクテク。

(↑チボリ公園 / 中央駅構内)

朝とはいえ、中央駅はもちろんのことチボリや市庁舎付近は観光客が割と多め。みんな「気持ちの良い朝の散策中」といった様子でした。
この二日間は流れるように普段通りの暮らしに突入したようだったので、ここでいわゆるデンマークらしさを補給。空気もカラッとして晴天の気持ちいい日です。

およそ10分遅れで電車が到着。「あれ、電車がこないな?」と思っても、いつかは電車は来る、くらいの気持ちで待ちます☆(ちゃんとデンマーク語と英語で遅延のアナウンスはしてくれますよ〜)

乗り換えなどを調べたい方は『Rejseplanen』というアプリが個人的にオススメです。

電車に乗る前、駅のセブンでこんなものを発見!値段は通常のキットカットと同じでした。ビーガンの人にも選択肢ができていいですよね。私はビーガンではありませんが、ちょっと気になったので購入し車内のおやつに。味はちょっとビターでわたし好みでした。

ぼーっと風景を眺めていると、オーデンセにはす〜ぐ着きます!駅まで友人が車で迎えに来てくれていたので、そのまま彼女の「Kolonihave(コロニヘーヴ)」まで。

そう、今回はコロニヘーヴ滞在です。ワクワク♪

ちなみにオーデンセは、童話作家H.C.アンデルセンの生まれ故郷として有名。オーデンセのあるFyn島は農業も盛んで農業学校があった(はず!)。中心地から離れるとあっという間にジャガイモや小麦の畑が広がります。

Fyn島はSjælland島(首都のあるところ)→Jylland半島(第二の都市があるところ)の間にあり、「通り過ぎるだけで降りたことない」というデンマーク人も私の周りには結構います。……が、私は好き!約1年ほどFyn島で暮らしていました。

余談ですが、KOZで扱っているLE KLINT (レ・クリント)のランプもMade in Odense。こののどかな島で職人があのプリーツを折っています。

(↑パステルカラーの可愛いゲストルーム)

さて。
コロニヘーヴについては私もそんなに詳しくないのですが、絵本に出てくるような小屋と家庭菜園を思い浮かべていただけるといいかもしれません。(いや、どんなん?って感じの説明ですみません)
メインの居住地ではなく、あくまで週末を過ごすための場所なのでテレビなどは置かない。……というのが、建前としてあります。


そう、あくまで「建前」として。


国が定めたコロニヘーヴのルールはちゃ〜んとあるんですよ!
それは後で書くことにさせてください。

定番のSmørrebrød(オープンサンドイッチ)が、この日のランチとなりました。

あぁ、黒パン♪お腹にたまるのでたくさんは食べられないのですが、欲張りたい気持ちが勝っていろいろ乗せていただきます。

ちなみに乗せた具材は
・フリカデラ(ミニハンバーグ的なの)
・ニシンの酢漬け
・エビときゅうり+マヨネーズ ……です。

(↑ご近所さん。これぞ伝統的なコロニヘーヴの小屋)

ご飯が食べ終わって、少し周辺のコロニヘーヴ探索です。先ほどちょっと触れた通り、コロニヘーヴにもしっかりとルールはあるそう。

例えば、

・本当の住まいにしてはいけない

・建てられる家(小屋)の大きさ

・二階建て以上は禁止

そのほか電気、上下水道についてもいろいろと。


ただ年間使用費(家賃的な)が非常に安いので、コロニヘーヴに住み着く人も多いようですし、一階建て風の二階建ての家もあるそうです。(この地域にもありました。外観は平屋風)

「週末の家庭菜園」する場所といっても家庭菜園していない家もあったりと本当にまちまち。友人はこんな風にプラントベッドを使って野菜やルバーブ、ベリー類を育てていました。(実際に庭に植物のない家も散歩中に見かけた)

この庭づくりもそうですが、いろいろ外注すると高いからなのか、それともそもそもやれるのであれば自分でやりたい気質がそうさせるのか、コロニヘーヴに住む人の多くは家の改装も庭づくりも全部自分で、が基本。

とっても大掛かりな Do It Yourself です☆

これもそのDIYの一環。
外にジャグジー的なものを作ろうと試行錯誤中とのこと。

「今ビッグプロジェクトの最中なの。全然のんびりできない」と言っていましたが、別の友人いわくコロニヘーヴとは「常に何らかのプロジェクトで忙しく過ごす場所のことだから」と笑って話してくれました。なるほど、確かに(笑)

外だけではなく、家の中の改装も想像を超えたところから自分たちの手でやっていて驚きました。(キッチンもイチから手作り。もともとあったのはほぼ捨てたそう)すごいですよねぇ。このキッチンボードもタダでGETして、自分で色を塗ったそう。

雑誌で見かけるような海外のお家も、もしかしたらこれだけ手間暇かけて自分たちの好みに作り上げているのかもしれないなと思うと「傾ける情熱が違うのね!」と震えが。(ガクガク)

白い柵の奥には橋が架かっています。まだ友人もこの先を探検していないそうで、いつかの楽しみにとっていると言っていたので今回は行きませんでした。でもこの辺りは川もあって、森もあってと環境はすごく良さそう♪

こういう散歩道が近所にあればな……。

あの橋の先に行かなかった代わりに、友人お気に入りの散歩コース(公園というか森というか)へ。その場所は動物園と隣接していて、遊歩道からは虎とトナカイを見ることができます。(ライオンも見られるそうですが、この日は寝床に戻ってるのか姿なし)クリスマスのネタにならないかなぁと、淡い期待を胸にちょこっと撮影しましたが。まぁ……こんな感じです。

とにかく背の高い木々に囲まれた場所なので、夕方の陽も入りにくく空気も特別ひんやり。これから冬へと向かう雰囲気に満ちていました。

ちなみに虎とトナカイは場所を隣り合わせて(おそらく)平和に暮らしていました。動物園に入ったことはないのですが、機会がある方はぜひ隣の公園(?)もお散歩にオススメです。

家に着く頃には日も暮れはじめ、庭の温室にも明かりが灯っていました。明かりは日中、太陽光で蓄電して暗くなると自動で点灯するそう。この温室もゆくゆくはソファーを置いて、ゆっくり本を読んだり酒を飲んだりできるスペースにするらしいです。(これも作ったらしい)楽しそうだなぁ♪

「仕事が休みの日はコロニヘーヴプロジェクトに明け暮れて、結構疲れるんだよね〜」

……なんて友人は言ってますがその顔はそりゃぁもう満面の笑顔でした(笑)彼女のプロジェクトの話や会えなかった3年間のお互いの変化など、溜まりにたまった話をするうちに気づけば夜も深い時間に。

「もう晩御飯はいらないよね。お昼に食べたSmørrebrød(+途中でつまんだチップス)がまだ胃に……」とお互いの胃を思いやって、この日は夕飯なしです。

(↑友人の愛猫さん)

そして翌朝。この光景で目を覚ましました。

オーデンセ編、その2に続く。

***


LE KLINT のアイテムはこちら
↓↓↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?