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【米国株11/14~11/18まとめ】PPI予想下振れ、インフレピークアウトなるか?指数は上昇一服感

こんにちは、Kojiです。今週はPPI予想下振れで先週のCPIに続いてインフレピークアウトを示唆していました。FRBの高官からも利上げペース減速の発言もあれば利上げ減速否定のタカ派発言もあり意見が割れてきました。
指数は上値限定的で上昇一服となっていましたが、次週以降どうなるでしょう?

チャートとニュースを振り返っていきたいと思います。

マーケットサマリ

11/14(月)

ウォラー理事が利上げペース減速について軟化していないと発言。バランスシート縮小は、GDPの8~10%必要と言及。

ニューヨーク連銀がプレスリリースでインフレについて発表。

ブレイナードが利上げペース減速が適切になるだろうと発言。

バー副議長も発言。

11/15(火)

PPIはCPIに続き大きく予想下振れ。

NY連銀製造業景気指数は予想上振れ
前回 -9.1 予想 -5.0 結果 4.5

ボスティックは利上げ+金利維持を主張。

11/16(水)

小売売上高は予想上振れ
前月比 前回 0.0% 予想 1.0% 結果 1.3%⬆
コア前月比 前回 0.1% 予想 0.5% 結果 1.3%⬆


デイリーは「4.75%~5.25%の範囲の金利が適切」と発言。ややハト寄りか。

ウォラー理事は50bp利上げに減速を示唆、ハト寄り発言。

11/17(木)

フィリーは予想下振れ
前回 -8.7 予想 -6.2 結果 -19.4

ブラードが5~7%の金利を示唆

カシュカリはまだインフレ止まったと確信できないから、利上げ継続する主旨を発言。

11/18(金)

コリンズは減速否定でややタカ化発言。

中古住宅販売件数は予想上振れ。

金利予想は一段高の5%台到達に変化

12月50bp、2月50bp(先週は25bp)、3月25bpに変化しています。2月が先週25bp➡今週50bpに一段高となっています。


実質金利がやや反発

最新の11/18数値は1.57(チャートは1日遅れ)

10年金利が3.83%横ばい

3か月・2年利回りは上昇。

炭鉱のカナリア、ハイイールド債は横ばい推移

S&P500はEMA天井で模索(▲0.69%)

週足

上下両方にヒゲがあり、実体が小さいローソク足で引け。
高値は20月EMAとEMA40の両方に差し掛かっていて、上値圧力があったかもしれない。安値はEMA20と一目均衡表の基準線があり、ここを起点に反発している。売り買い拮抗の様相。

上を目指すなら、引き続き黒直線のレジスタンスラインと9月高値(4,119)を超えるかが観測ポイント。下に向かう場合は、まずは基準線がテストラインで下抜けるかが問われる。

長め期間設定のMACDがゴールデンクロスしたのでMACDだけなら上目線だが果たして。

日足

日足では、火曜にEMA200で跳ね返されて下落するが、上位足の20週EMAで押し目となって反発。一目均衡表の雲の上で売り勢力と買い勢力が戦ってる模様。ここにきて上値の重さを感じさせる展開。
EMA200付近にはフィボナッチ61.8%ラインもありショートカバーは一服感。

木曜から金曜は安値切り上げ・高値切り上げとなっているが、金曜は火曜の天井まで戻してない微妙なライン。

次は、週足で書いた通り上目線はEMA200を上抜けて、4,119まで到達できるかが観測ポイント。下に向かう場合は、週足の基準線(3,908)を下回れば、3,900のサポートラインがテストライン。3,900は重要ラインだと思うので、下回ると、38.2%の3,810あたりまでストンと落ちることも念頭に。基準線を下抜けると23.6%が見えてきますね。
ただし雲の中に入るので下値も重そうな感じで、次週は一進一退なレンジ推移のほうがしっくりきそうな感。

MA200より上にあるS&P500銘柄

52.68%➡53.68%(+1pt)
続伸でMA200を上抜いた銘柄が、次はMA200をサポートに底堅いなら、指数も急落はないが次週どうなるか。

ナスダック100は小休止(週±0%)

週足

10/6高値を上抜けナス100週足は、今週このラインを境に上下動。上値は基準線を天井でストップ。下値は10/6高値をやや下回るがライン上で引け。
ナス100も上値が重い展開。S&P500よりも弱いチャートが続いている。
EMA20を超えていけず上昇トレンドとは言えない状況ですね。

一目均衡表は遅行線がローソク足を上回れず、こちらも上昇転換の示唆とはなっていない。転換線は下向き、基準線から乖離。週足ではもう少し時間が必要な状況。

日足

ナスの日足チャート解説は上記リンクに投稿したので参考にどうぞ。

MA200より上にあるナス100銘柄

45.09%➡46.07%に微上げ(+0.98pt)。

セクター

ディフェンシブがアウトパフォーム。

週間ベスト
1. 生活必需品 +1.6%
2. 通信 +9.4%
3. 素材 +7.7%

週間ワースト
1. 公益 +1.5%
2. 公益 +1.1%
3. ヘルスケア +1.1%

サイズ・タイプ
・ベスト:大型バリュー 0%
・ワースト:小型バリュー ▲1.9%

1週間のセクター値動きは以下投稿を参考にどうぞ。

各種指標

Fear&Greed Index

Greed継続(前週66➡今週62着地)

機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index

前々週 55.2 ➡ 前週 53.33 ➡ 11月9日 64.96(前週差 +11.6pt)

Bull/Bear Ratio

マイナス圏だが上昇している

個別株の決算発表

OTLY オートリー

全ミス

DLO ディーローカル

EPSミス

ONON オン

EPSミス

NVDA エヌビディア

EPS・ガイダンスミス

AMAT アプライド・マテリアルズ

クリア

PANW パロアルトネットワークス

Q2ガイダンス売上ミス

KEYS キーサイト・テクノロジー

クリア

決算発表予定

11/21週の予定

イベント

23日 PMI、新築住宅販売件数
24日 FOMC議事要旨、米国休場

アノマリー

  • 満月相場(11月8日~11月23日)

  • 新月相場(11月24日~12月7日)

  • ブル:23日、25日

おわりに

次週はFOMC議事要旨があります。利上げ減速が議論されてるか確認でしょうか。米国休場日があるので、ボラティリティは下がるかも?

次の記事を書く励み、定期的に更新するモチベーションになっています。 サポートしていただけたら、投資・チャート分析のインプットに役立てたいです。