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【米国株5/29~6/2まとめ】債務上限法案は下院・上院可決で終幕。雇用統計は賃金インフレ鈍化だが結果ミックス【前編】

こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。

  1. 債務上限問題は、法案が下院・上院ともに可決でプロレス終了

  2. Fed高官からは利上げストップの発言が出てきました

  3. 雇用統計に注目集まったが、平均時給の前年比は予想をやや下回り、賃金インフレの鈍化を示した

マーケットサマリ

5/29(月)

  • 米国市場は休場

  • 債務上限問題、共和党の一部が反対表明

5/30(火)

  • NVDA、時価総額が1兆ドル突破

  • バーキン総裁、利上げでインフレ抑制難しい

  • 債務上限問題、各党の議員に賛成投票を説得

5/31(水)

  • ボウマンFRB理事、不動産の反発がインフレ抑制に影響を与える

  • JOLTS求人件数、予想を大幅に上回り良好な結果

  • ジェファーソンFRB理事、利上げ見送りでデータを見る内容を発言

  • ハーカー総裁、利上げスキップを発言

  • 債務上限法案、下院で可決


6/1(木)

  • ADP雇用統計、予想を大幅に上振れ

  • ISM製造業、予想をやや下回る。新規受注が低下、価格低下


6/2(金)

  • 債務上限法案、上院も可決

  • 雇用統計、平均時給は前年比が予想下振れで賃金インフレ鈍化。雇用者数が予想上振れだが、失業率も上振れ。

  • Fed高官はブラックアウト期間で発言なくなります

6月FOMCは利上げストップが74.7%織り込まれる

前週は6月25bp利上げ予想でしたが、今週はFed高官の利上げストップ発言により流れが変わりました。雇用統計の賃金インフレ鈍化や失業率上昇も利上げストップの支えとなるか。

雇用統計後の6月予想は、利上げストップが優勢のままとなっています

落ち着き始めた2年金利は雇用統計で反発

3.8%台まで上がってた10年金利は低下に向かっていましたが、金曜日の雇用統計で3.7%まで反発しています。

実質金利

最新の5/26数値は1.51(チャートは1~2日遅れ)
上昇は一服したが高めの水準に位置している。指数は実質金利と連動せず上昇を続けている。

ドルインデックスは上昇継続しました

ドルインデックスは、白線のトレンドラインで一旦は抑え込まれたが、金曜日の雇用統計で金利高を受けて下げ止まり反発しています。来週、もう一度トレンドラインを上抜けるか試す可能性があります。

ドル円はトレンドライン(白線)で反落したが、黄色の水平線まで下がり切る前に反発上昇。このまま行くと再びトレンドラインを試しにいく可能性がありますね。

セクター

1週間ではテックが落ち着き一般消費財・不動産・素材が上がっています

各種指標

Fear&Greed Index

Greed(前週67➡今週65着地)
横ばい推移で過熱感は出てこないですね

Put/Call Ratio(Equities)

週末には低水準な位置に戻っています。特に問題なし。

機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index

前週 65.51➡ 5月31日時点 53.92(-11.59pt)
水曜日時点ではショートポジションが動いてるが、木金で狩られたのではないか?

炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG

トレンドラインの下限で踏みとどまったHYGは、週末までに以前の水準に戻し始めています。特に問題なさそうですね。

個別株の決算発表

CRWD クラウドストライク

クリア

CRM セールスフォース・ドットコム

ガイダンス売上ミス

AI C3ai

ガイダンスミス

ZS ゼットスケーラー

クリア

決算発表予定

主な経済指標・イベント予定

指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます👇

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