【米国株6/12~6/16まとめ】スーパーコアCPIが低下、政策金利は利上げ休止もドットプロット中央値が5.1%から5.6%に上昇【前編】
こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。
CPIは鈍化傾向、住居費を除くスーパーコアCPIが5.1%から4.6%に低下
FOMCで政策金利は予想通り利上げ休止、一方でドットプロット23年中央値は5.1%→5.6%に上昇
小売売上高・NY製造業・フィリー製造業は経済堅調さを示した
マーケットサマリ
6/12(月)
目立ったニュースはなし
6/13(火)
CPI、総合が予想下振れ、コアは前年同月比がやや上振れだが、前月比では鈍化傾向
スーパーコアCPIは前年比5.1%➡4.6%に低下
CPIを受けて、6月FOMCの利上げ予想は5.0%据え置きの確率が91%に上昇
6/14(水)
PPIは総合・コアともに予想下振れ
FOMC、政策金利を5.0%に据え置きで利上げスキップ
政策金利ドットプロット中央値は前回5.1%→今回5.6%に上昇
パウエルは今年、追加の利上げを行うメッセージ
ドットチャートは25bp2回利上げ想定だが、政策金利の予想は7月25bp利上げの1回で停止、12月まで金利維持を織り込み
6/15(木)
ECB政策金利が3.75%→4.00%に利上げ(予想一致)
5月小売売上高は、前月比が予想を上回るが自動車を除く前月比は予想と一致
NY連銀製造業・フィリー製造業ともに予想を上回りました
新規失業保険が、2週連続で予想を上回り雇用環境に変化の兆し
6/16(金)
ウォラー理事が銀行問題で政策変更はしない旨の発言
バーキン総裁、「需要減速によってインフレが比較的早くその目標に戻るという妥当性の高いシナリオに確信を得たい」
ミシガン大指数は予想上振れ、1年期待インフレが予想下振れ
7月1回利上げして停止、11月に利下げにシナリオ変化
ドットプロットでは5.6%と25bp2回利上げが想定されていたが、市場は25bp1回利上げを織り込み。FRBが2回利上げはしないだろうとの市場は読んでいるようだ。
また週末に利下げ時期が1月から11月に早まる確率が上昇した。
2年金利は上昇トレンド継続、10年金利は横ばい
FOMCでドットプロット23年中央値は5.1%→5.6%に上昇した。短期金利は上昇継続で反応、10年金利レベルでは3.8%台から変わらず。
実質金利も上昇し高水準
最新の6/16数値は1.55(チャートは1~2日遅れ)
一時上昇しましたが、週末は先週から横ばいとなりました
ドルインデックスは下落
ドルインデックスは、FOMCの発表を受けた後、さらに下落。
ドル円はトライアングルの上に抜けて141円後半の円安へ。
米国は金利高継続、日本は金利上昇の兆しなく円安に動きやすい環境継続。
セクター
1週間ではテック・素材・一般消費財が強い
メガテック牽引が続いた週でした。他のセクターにも波及しており、セクターローテーションは今後続いていくかも(?)
各種指標
Fear&Greed Index
Extrme Greed(前週77➡今週82着地)
直近の最高値に達しました
Put/Call Ratio(Equities)
22年1月以来の低い値。
反転に注意。
機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index
前週 90.07 ➡ 6月14日時点 81.66(-8.41pt)
ポジション調整
炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG
EMA200まで戻ってきましたね。金曜日は売られているが、今のところは崩れず問題なし
個別株の決算発表
ADBE アドビ
Q3売上ガイダンスミス
決算発表予定
主な経済指標・イベント予定
指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます👇
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