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【米国株6/12~6/16まとめ】S&P500、ナスダック100先物のチャート振り返り【後編】

前編はこちら。

後編はS&P500とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。

S&P500先物(週+2.41%)

週足

週+2.4%の上昇継続となりました。3週連続で高値・安値切り上げ。
4,200を上抜けてから勢いづいて、4,500手前の4493.75をつけた。

FOMCは金利据え置きで予想通りの通過。CPI/PPIの鈍化が確認され、小売売上高・NY/フィリー製造業の堅調さもあって、現時点は経済は底堅い印象を与えた。

長めの陽線で終わって上昇トレンドがまだ続いているとの見方がある一方で、金曜の引けにかけて利確売りからヒゲをつくった形跡がある。売りの流れが次週にも続くのか、どのくらいの深さを掘るかは確認したい。

日足

今週の振り返り
4,400を上抜けた後、十字線が出て売り買い拮抗の場面もあったが、買い優勢となって、4,500を目指す流れとなった。FOMC通過後、ドットプロットの上昇は無視して4,500にトライしたが、4,493.75を天井に利確売りが始まる。金曜日はクアドルプル・ウィッチングのメジャーSQ日で、利確売りが優勢となって引けまで売りが続いた形だ。

トレンドライン(白)の接点&VWAPラインからだいぶ空間をあけているため、一定の売りがあってもおかしくない状況かもしれない。とはいえ、金曜日が利確売りだったからと言って、まだ上昇トレンドラインを割っていない状況。
売りの流れがどの程度続くかを見定めるタイミング。

次週のシナリオ
①上昇する場合
先週書いたテストラインは、4,400を超えて、4,500の手前で失速。

4,500に再テストして上抜けることができると、次は22年3月高値4631.5が次の意識ライン。

②下げて調整する場合
今週上抜けた4,400か上昇トレンドライン(黄)を下抜けると、売りがより強くなりそうか。

さらに下に掘ると22年8月高値4,327.5~4,300のゾーンが次の目安か。ちょうどVWAPもそのあたりに上がってきそう。

MA200より上にあるS&P500銘柄

先週末52.58%➡今週末61.03%(+8.45pt)
4月高値を超えて上昇。

ナスダック100先物(週+3.91%)

週足

ナスダック100先物は、7週連続の高値・安値切り上げ、平行チャネルの上限を超えて上昇した。先週まではトレンドライン(白)に押さえ込まれてたが、そのラインもきれいに上抜けている。
+3.91%上げているのは、3月13日週の+5.56%以来の高さだ。

先週は十字線の売り買い拮抗だったが、今週は上昇したことで買い優勢の展開となった。

15,000を超えて、22年3月高値をやや上回った。金曜日は15,298を天井に利確売りが優勢となって下げたため、週足では上ヒゲを付けている。

日足

今週の振り返り
先週押さえ込まれてたトレンドライン(白)を月曜日から上抜けて週を通して強く上昇を続け22年3月高値を目指した。CPI/PPIの鈍化、FOMCの通過を受けて勢いづけた。ドットプロットの上昇は市場は無視している状態だ。

金曜日には22年3月高値をやや上回る値まで上がったが、クアドルプル・ウィッチングのメジャーSQ日で利確売りが優勢となって引けまで下げた。ただし下げたが、平行チャネルの上限を上回る位置にまだいる。

次週は、まずはトレンドライン(黄)を下抜けて、利確売りの流れが継続するかを確認したい。
売りが続かないなら、22年3月高値を本格上抜けをもう一度試す可能性がある。

次週のシナリオ 
①上昇が続く場合
再度、22年3月高値の15264.8を上抜けるかテスト。

上記を上抜け成功すると、次の節目が15,500でトレンドラインを並行して並べたラインと重なるポイントである。

15,500も超えるなら、15,709付近がチャート上のテストラインかも(?)

②下落調整される場合
売りが続く場合は、フィボナッチ78.6%の軽い下げで止まるかは最初の確認ポイント。
6月頭の短期レンジの安値14,219.9を下回る場合は、14,000の節目からフィボナッチ61.8%の13,915が次のテストポイント。下げ止まりの幅をみたいところ。

下げ続けるときは平行チャネルの下限を目指していくため、そこまで引きつけて押し目買いが良いだろう。

MA200より上にあるナスダック100銘柄

先週末72%➡今週末77%(+5pt)
さらに上昇。21年最高値は92。

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