世界の道も一歩から

　今年も残すところあと2時間を切った。この1年は例のウイルスに振り回されっぱなしの嫌な年だったからあまり振り返らないようにして、来年のことを考えたいと思う。「来年の抱負」というやつである。

　私の来年の目標は「世界に挑戦すること」である。何をもって世界に挑むのか。それは...

　こちら。「高速廻転寿司」である。こちらはwindows・MAC向けのPCフリーゲーム。5年ほど前にye_ey氏によって公開された、「寿司が高速で走るレースゲーム」だ。

　このゲームの存在を知ったのは数年前のことだが、しばらく忘れていた。その存在を思い出させたのは「RTA in Japan」であった。このゲームのRTAが配信されたのである。私はその光景に目を奪われた。木目調のコースの上を握り寿司が高速で走り抜ける、というゲーム画面でさえ衝撃的なのに、寿司が谷を飛び越え、カーブをショートカットし、床を下からすり抜けるのである。私にはこれがモータースポーツのように見えた。かっこいい。こんな風になりたい。

　だから私の目標は「高速廻転寿司で世界に挑む」である。まずはコース別のタイムでどれか一つ世界記録を狙いたい。幸いレースゲーはリトライが簡単なので試行回数は稼げる。とにかく繰り返し練習してタイムを縮めていきたい。

　RTAという新しい領域に「高速廻転寿司」という妙な入り口から足を踏み入れるのは怖い。でも、せっかくだからやってみようと思う。今回の毎日noteでも感じたが、やはり「継続は力」である。怠惰な私を変える機会は今だろう。勤勉、とまではいかなくても、人並みには努力できるような自分に、私らしく新しくなりたいところだ。