見出し画像

人生の伴走者

寝る前のひととき、今夜、こざるちゃんが読んでいるのは、
高橋恵子さんの『家でのこと』です。

「りこちゃんも、週一で訪問看護師さんが来てくれているんだ。」
「訪問看護師さんは、りこちゃんの体の様子を診てくれるのはもちろんだけど、たくさん楽しい話をしてくれて、りこちゃんもとっても楽しそうにしているんだよ。」
「心も診てくれているよね。」
「それに、僕たちも来てくれてると安心するし、とっても楽しいよね。」
皆、うんうん頷きます。

「帰りに見送って、あーよかったな、楽しかったなって感じるよ。」
「りこちゃんもニコニコしているよね。」

この本は、そんな訪問看護師さんが診ている方と その家族の お話です。

「決して特別な人達の物語ではないと思うんだ。」
「自分にも起こりうるかもしれないし、身近な人の物語かもしれないし。」
「ごくごく普通の人達の物語だよ。」
「訪問看護師さんが 心に寄り添っているのがよくわかって、読んでいて涙が出てきて…」
こざるちゃんが目に涙をためています。

「マンガだから、行間って言わないけれど、行間というか余白から、たくさんの思いが伝わってくるよ。」
「僕たち、上手く言葉が見つからないけれど、心が震えて とっても感動したんだ。」
「みんな、とっても優しいね。」
「優しいって、こういうことだよね。」
皆、うんうん頷きます。

看護師さん達は、患者さんや患者さんの家族 それぞれのペースで それぞれの人生を より良く生きていくことに優しく寄り添ってくれます。まるで伴走者のようにペースを合わせて、調整して、一緒に歩んでくれます。

「恵子さん、描いてくれて、本当にどうもありがとう!」
「本にして下さった皆さん、どうもありがとう!」

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
もうすぐ二月が終わって、三月ですね。
よい毎日でありますように (^_^)

この記事が参加している募集

#推薦図書

42,575件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?