ドラマ「アフリカの夜」。主人公は、鈴木京香さん扮する杉立八重子。他に、メゾンアフリカの住人として、礼太郎やみづほ、有香、それに続き、緑、良吉がいる。交番のささやん(梅垣義明)や元婚約者の火野史郎(松重 豊)も個性的だ。
だけど、それだけじゃない。ドラマを観ただけじゃ、名前も分からない登場人物まで、おっもしろいのだ。
まずは、「木村コンサルタント」で働く礼太郎の秘書、兼、愛人?
八重子の歓迎会と称して、メゾンアフリカで歓迎会が開かれる。みんな、礼太郎の過去の女(隠しているけど、八重子の話)について、自分の意見を言っているんだけど、この秘書は
秘書の女性は、あの時代としては一般的な感覚の女性なのではないか。逆に、ああでもない、こうでもないってしゃべってる住人の奇特さが分かる。
ちなみに、この秘書。こっそりいなくなった緑に、玄関の靴を接着剤でくっつけられちゃうというオチつき。
次は、有香が現場で出会う女優の卵達。こちらは、以前書いた様に台本があったので、名前が分かる。
撮影の合間のロケバス。
ミキたちが、Jリーグの選手に合コンでナンパされた話をしている。有香は、ロケバスからでも撮影の様子を見ている。
「アフリカの夜」に出て来るチョイ役の女性は、こういうバカっぽいキャラクターが多い。しかも、演出の関係か、言い方も棒読みっぽいくて、バカさが際立つ。
さっきと同じで、アフリカの人間と時代を生きる「ナウイ」人間の対比。こういうシーンがあるから、有香の苦労も分かる。鶴亀屋のCMが決まって報われた気持ちに、こっちまでなる。
そして、⑩でも登場した、エキサイティングパブアンカレッジのホステス。
と、ひたすら、礼太郎と有香の電話の障害となる。チューチュー部長ゲームってどんなゲームか!?ググってみたけど、見付からなかった。
次は、良い役。
みづほが潜伏先で働くスナックのママ。
結局、この後、みづほの身の上話を聞いて、働かせてくれることになる。逃亡中、身も心も疲弊した亀田伸枝は、こういう情に厚い人物に吸い寄せられていくのだろう。
あけぼの塾の山根。八重子に採用を知らせる電話を掛けた時のこと。
案の定、ノースリーブ姿の八重子の写真が、塾のポスターになってしまう。山根は、何度か出て来るが、味わい深いキャラクターだ。決して、変態ではない。八重子がトラブルを起こしたときには、保護者の間で盾になってくれたりもする。
まだまだ、味わい深いチョイ役はたくさんいる。沖縄のホテルで有香に話掛けた女優の卵、八重子を追っかける記者、クリーニング屋の小島……
それはまた別の話……
結論
世間一般からはみ出た主要人物の対比として、ちょい役を使う