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髪を寄付するという選択肢

日本に帰国したら、一番にやりたかったこと。それは美容院に行くことでした。先日、念願叶って3年以上伸ばした髪をばっさりとカット。今はすっきりボブスタイルです♪

これに伴い、アイコンの髪も変えました。ぷんぷんさんに髪が短いバージョンのイラストを描いていただきました。おかげで引き続きお気に入りのアイコンを髪型違いで使うことができています。感謝です!

ヘアドネーションについて

さて、今日の本題
みなさんはへアドネーションという言葉をご存知ですか?

ヘアドネーションとは、ヘア(髪の毛)とドネーション(寄付)を合わせた言葉です。小児がんなどの病気や事故等により髪を失った子どもたちのために、寄付された髪の毛を使用して、ウィッグ(かつら)を作り、無償で提供する活動のことです。

https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/hairdonation.html

ヘアドネーションについては知っていましたが、私が実際にやってみようと思ったきっかけは、とある記事を読んだことでした。

小学校二年生の男の子が、小児がんの子どもに関する映像を見た後、ヘアドネーションすることを決意。周囲から、長い髪をからかわれることもあったり、切るように言われることもあったけれど、事情を話すと理解してもらうことができ、結果、髪の毛を寄付することができた。

というお話だったかと思います。うろ覚えですみません…

これを読み「私もいつか…」という思いを抱きながらも気づけば時間が経ってしまいました。

しかし、ある時、身近に起こった体験から「やるなら今だ!」と心に決め、髪を伸ばし始めました。

ヘアドネーションの団体は色々ありますが、髪だけを使用して作られた小児用の医療用ウィッグを無償で提供しているJHD&C(ジャーダック)という団体に寄付することにしました。

ジャーダックの賛同美容室を訪れ、ヘアドネーションをしたい旨を伝え、髪の毛を伸ばす方向で、時々少しカットやケアをしてもらいながら寄付できる長さまでお付き合いしていただくことに。

しかし、まさかのアメリカ行き決定!
「あら、どうしましょ」と思ったものの、髪を伸ばすのにはむしろ追い風となりました。

アメリカでローカルな美容院を体験してみるのも面白そうとは思ったのですが、意図が伝わらず、万が一のことがあってはと思い、行くのは断念。

一時帰国の時に、日本で美容院に行けばいいかなと思っていたら、今度はコロナで帰国もできず…

もうこれは、「美容院へは行かずに伸ばしなさい」ということだなと思い、約3年間ひたすら髪を伸ばし続けた結果、こんなに伸びました〜!

Ta-da!

目標としていた31センチを優に超え、60センチ近く、切り取ることができました。

測り方は一番長い髪の毛の端から端でOKだそうです

ちなみに、ジャーダックさんではヘアドネーションは31センチから受け付けています。

・31センチはショートウィッグに
・40センチはボブウィッグに
・50センチはロングウィッグに
・60センチはスーパーロングウィッグに

https://www.jhdac.org/qa.html

なるとのこと。私の髪の毛はロングウィッグに使用されるのかな?

そして、ぜひお伝えしたいのが、一人分の髪の毛でウィッグを作ることはできないということ。

ウィッグを1体作るには、約30人から50人分のヘアドネーションが必要です。ウィッグの長さによっては、それ以上必要なこともあります。

https://www.jhdac.org/qa.html

実は伸ばしている途中、髪は絡まるし、排水溝は詰まるし、乾かすのも大変だし、すでに31センチも超えていたので、アメリカで寄付することも考えました。(ヘアドネーションはアメリカで始まった活動です。)

しかし、私が調べたアメリカの団体は染めた髪は受け付けていないとのこと。私の場合は白髪染めをしていたためアメリカでのドネーションは断念し、本帰国まで伸ばすことにしました。

ジャーダックさんは、白髪があっても髪を染めていてもOK、ダメージヘアでもひっぱってすぐ切れるレベルでなければOKと、比較的、寄付へのハードルが低いので、その点でもおすすめです。
※ジャーダックさんは海外からの寄付も受け付けています。

なぜ今回こんな記事を書いたかというと、先日、みんなの子育てラジオヘアドネーションのお話をさせていただいた際、sachiさんが興味を持った様子を見て、

「あれ?もしかして、みんな知らないだけで、もし知っていたらやりたいって思う人がいるのかも!」と感じたこと

そして、たくさんの人の髪の毛が必要ならば、「とにかく知ってもらうことが大切なのでは?」と思ったためです。

あと、誤解のないように!私がこの記事のタイトルに「選択肢」と入れたのは、みなさんに押し付けるつもりはないという意思表示でもあります。

髪を伸ばすのは、それなりに大変ですし(今となっては絡まる髪との格闘も良き思い出ですが)、事情があって伸ばせない方もいらっしゃると思います。

でも、この記事を読んで、一人でも興味を持ってくださる方がいたらいいな…そんな気持ちで書いています。

だから、「あーこの記事読んじゃったから、やらなきゃいけないのかな」とか、何もしないことへの罪悪感とか絶対に感じないでくださいね

かく言う私自身が寄付しない自分に罪悪感を感じやすいタイプなので、同じような方がいらっしゃるかもな〜と思いまして。

罪悪感を感じないために「寄付はできるときにできる人がやればいい」とよく自分に言い聞かせています。

髪は伸ばせないけど、何かしたいと思った方は、募金という選択肢もあるようです。そしてもちろん何もしないという選択肢もアリだと思います。色々な状況、考え方がありますよね。

寄付するしないは別として少しでも多くの方に、この活動が広まったらいいなと思い記事にまとめてみました。

ラジオ配信のお知らせ

というわけで、みんなの子育てラジオISSHO NI ひなたぼっこ、第4回ではオープニングトークでヘアドネーションについてお話しています。

そして、今回はきいすさんが第2回配信「手抜き力」についてメッセージをお寄せくださいました。

実は第2回の配信後、あれでよかったのかな?と思う部分や、これを言えばよかったなという心残りがあったので、それらを改めてお話しする良い機会となりました。ご視聴いただけますと幸いです。

動画はこちら

音声はこちら

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ラジオで配信した内容にまつわる話をマガジンにまとめています。

お読みいただきありがとうございました。


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