story78 小説の答え。 陰でも、陽でも。【表はお金の世界、裏は占い師】
このエッセイと私について
こちらは 陰でも、陽でも。【表はお金の世界、裏は占い師】story1胃に穴があきそう の続編です。7月から毎日更新しています。ぜひフォロー、いいね、コメントしていただけたらうれしいです、励みになります。毎日書いていますが連続性は特になく、こちらのストーリー77から読んでいただいても読めます。このエッセイと私についてはstory1の前に書いておりますのでお読みください。
基本的には夜更新です🌙引き続きじんわり陰陽を感じる時間を、楽しんでいただけたら幸いです。
STORY78 小説の、答え。
再び、昨日は更新できずごめんなさい。今日は2つ書きたいとおもいます。
小説が好きだ。高校1年生の時に唯川恵さんの恋愛小説にハマり、すべて読んだと言っても良いほど。
あの頃は、まだ“ 知らないこと ”ともしかしたら自分にもおこるかもしれないという“ 余白 ”があったので、知りたいという欲と未来への期待で頁をめくっていた。
あれからだいぶたち、読みたい小説も変わった。時代も変わった。
倍速でコンテンツを見ること、要点だけまとめて確認できる時代。
小説にも“ タイパ ”が自ずと求められている。昔読んだ小説たちを読み返すと、ゆっくりすすむスピード感と足並みが合わずに離脱してしまうものもある。
だから昨今の作品は盛り上がりやかつてのクライマックスだったシーンがかなり早い段階で求められている。
そうするとラストのオチはもちろん別のものが必要で、さらに作者と見る人との関係は、答えを教える人ではなく、問題提起者に変わった。
誰もがひとつの答えが正解では無くなった時代、正解にはたくさんの選択肢を残しておくこと。
すべてのピースを作者が揃えてしまう作品はつまらない。あれがいい、これがいいと情報に溢れる時代、書かれた事実はコピーされ価値を薄める。
私が埋めたい、そう思わせるもの。
なんでも与えられ、満たされた時代に“ 欠乏感 ”を生むことがいま小説にも満たされているのかもしれないとそう思っています。
今日もいってらっしゃい。
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