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陰でも、陽でも。【表はお金の世界、裏は占い師】story33 完成品と未完成。

このエッセイと私について

こちらは 陰でも、陽でも。【表はお金の世界、裏は占い師】story1胃に穴があきそう の続編です。7月から毎日更新しています。ぜひフォロー、いいね、コメントしていただけたらうれしいです、励みになります。毎日書いていますが連続性は特になく、こちらのストーリー33から読んでいただいても読めます。このエッセイと私についてはstory1の前に書いておりますのでお読みください。引き続きじんわり陰陽を感じる時間を、楽しんでいただけたら幸いです。

story33 完成品と未完成。

なにかをしたいとか、作ってみたいとか、やってみたい時に。壁になるのが、もうすでに“完成されたもの”といまの自分の立ち位置の差だと思う。

まだ完璧にできない、お見せできる域ではない、もうちょっとうまくできるようにならないと、、などなど自分の“完成”していない状態に嫌気がさしてしまい、道半ばで終わる。

かくいう私もいま同じ状況で、“小説をかくぞ”と飛び出したものの、出来上がりにはまだ程遠い。私にできるの?と不安にもなる。

こんなにもできないものか、と驚愕するくらい“完成品”との差は開いている。

ただ、これでいいのだ。いいはずなのだ。

私たちの目に入る、ぽん、と置かれているものは“完成品”という最終形態がほとんどである。そしてそこに至るまでの紆余曲折はすべてはしょられてしまっていることがほとんどだ。最後の最後のところだけが、目に見えるようになっている。

だから落ち込む。私には無理、と目をそらせたくなる。

ただ、あなたは既に“完成された品”にたどり着いたわけではないはず。ここから“完成品”に近づけていく、まだこれから状況をよく仕上げていく瞬間なのである。

未完成でいいのである。むしろ最初は“完成”されてなくていい。

結局はその“未完成”の状態が物凄く楽しかったとふりかえっていわれたりもする。でもそれは“未完成”か“完成品”につながった瞬間を体験したひとがいう言葉なのである。

まだ未熟で、つまらない文を書いて嫌になるときもあるが、私もいつかそういえるようになりたいと、今日もストーリーを重ねていく。

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