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story68 体に穴があいても。 陰でも、陽でも。【表はお金の世界、裏は占い師】

このエッセイと私について

こちらは 陰でも、陽でも。【表はお金の世界、裏は占い師】story1胃に穴があきそう の続編です。7月から毎日更新しています。ぜひフォロー、いいね、コメントしていただけたらうれしいです、励みになります。毎日書いていますが連続性は特になく、こちらのストーリー66から読んでいただいても読めます。このエッセイと私についてはstory1の前に書いておりますのでお読みください。

基本的には夜更新です🌙引き続きじんわり陰陽を感じる時間を、楽しんでいただけたら幸いです。

story68 体に穴が開いても。

我が家は夏になると真っ黒になる。普段、海辺の近くにいるのでそれは当たり前のようになじむが、ひとたび都会のほうへ行くと目立つくらい黒々とした一家である。

そんななかでも一番の丸焦げ(言い方)は主人である。営業職であり、この時期は海へ営業やイベントもあり(シーカヤックしながら仕事なんてものもある)もう暗闇のなかでは見えない。

そんな主人と今朝話していて、肩のあたりに丸い穴のようなものを確認した。ちなみに上着を着ず、短パンで海のほうまでいくときである。

「肩に穴あいているみたいに見える」

そこだけ白く丸く、くぼんでいる。

「そんなわけないでしょ」と笑いながら見ると、「あ、ここ手術したときの穴だ」とのこと。

彼は学生のときスノボで調子にのり、大けがをしたことがある。その際に肩に穴をあけて手術をした。その穴のところだけがぽっかり沈んで、焼けないので目立っていた。

このエッセイのストーリー1でも書いた通り、私も胃に穴があきそうになったことがある。過度のストレスで、胃が弱っていた。もちろんそれはいまどうなっているのか確認することは叶わないが、私の胃腸は異常に強く、その後インドに行った時も現地の氷入りラッシー(観光客はほぼ飲まない)を飲んで最高だった思い出も作れている。

またいまとある教室に通っているのだが、おそらく70代後半の先生が一回レッスンを休講にした。その理由が、腸に穴があいてしまって緊急手術をしたから、とのことだった。数週間のお休みの後、なんら変わらない姿でレッスンが淡々とすすめられていた。

人って穴があくことがある。見えないことも、見えることも。でも穴があきっぱなしということはなく、もとに戻す力を持っている。(ピアスだってずっとしなければ穴はふさがる)

穴があいても、戻せる。これってかっこいい技だなぁ、なんて思って人ぞれぞれの穴をかかえながらみんな変わらず過ごしている人間の日常にすごみを感じている私であった。もちろん穴があかないほうがいいのだけど。

今日もおやすみなさい。


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