不安で脳が麻痺する

ぼくは不安な気持ちでいっぱいになったときに、脳が麻痺することがある。そんなときは心が宙に浮いてるみたいで、集中力がなくて、いろんなことを見落としてしまう。

そういうときは自覚がないものだけれど、自分がなにかいつも違うことはわかる。ちょっと冷静になれば、あれなんかまずいぞ、と気がつくはずだ。

いったん深く息をはいて自分の心に言ってみる。「大丈夫。絶対に大丈夫。すべてのことはなんとかなるのだから」

すると麻痺していた頭が少しほぐれる。もう一度自分の心に語りかける。「なにが不安なの?」

断片的なイメージが浮かぶ。不安を感じるのには原因があるのだ。それら一つ一つを反芻する。ぼくは大丈夫。あのとき、ぼくはそう判断したから、そんな行動をしたのだ。結果が芳しくなくてもかまわない。ぼくはぼくの判断で行動したまでだ。

気がつくと、心の霧は晴れている。

麻痺したままの頭じゃダメだ。あなたは大丈夫。絶対に大丈夫。すべてのことはことはなんとかなるのだから。

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