ある男子中学生の遺書【意味がわかると怖い話】

こんにちは。『真相追及! 独占報道ニュースONE』のお時間です。

一昨日18時ごろ、山梨県K市で男子中学生が自室で首を吊っているのを、帰宅した母親が発見し救急通報しました。男子中学生は病院に運ばれましたが、まもなく息を引き取りました。

自室の机のうえには遺書があり、警察は学校でのいじめを苦にした自殺と見て捜査を進めています。

男子中学生が書いたとされる遺書の内容は次のようなものでした。

『先生も周りのみんなもぼくを助けてくれた。ありがとう。だけどもう限界みたいだ。壊れてしまった。さようなら』

胸が痛みます……。

当番組は総力をあげて早急に関係者に取材を行い、なんと、いじめの中心人物と思われる生徒の特定に成功しました。彼は自殺した男子中学生と同じクラスの生徒でした。

直撃取材はかないませんでしたが、その人物がSNSに投稿したと思われる文章を入手いたしましたので、読みあげたいと思います。

『あいつは一見物静かでぱっとしないやつのくせに、成績はよくて先生にも好かれていた。おれはクラスのヒーローだったのに、ある日、あいつがおれの顔をつぶした。それに何度もおれの手を焼かせやがった。耐えられなかった。だからおれはこうするしかなかった。先生はおれが悪いというけどそうじゃない。悪いのはすべてあいつなんだ』

……え? あ、あれっ!

た、たいへん失礼しました! ただいまお伝えした内容は、順序が逆でありました。正しくは、最初に読みあげたのが『いじめの中心人物の書込み』、後に読みあげたのが『いじめ被害者の遺書』でした。

たいへん申し訳ありませんでした。お詫びして訂正いたします。

なお、自殺した男子中学生の顔は苛烈な暴力により変形しており、両手には無数の火傷の痕が残っていたそうです。

最後までお読みいただきありがとうございます。