AIと芸術の未来:役者の視点から

去年話題になった、イラストAIとチャット型AI。その素晴らしい能力と手軽さによって、イラストレーターやライターの業界が揺るがされた。
音楽もAIが製作した優れた作品が生み出されるという。
技術が進歩するにつれて、職業が消滅していくことは古今東西に存在してきた。しかし、芸術分野がそれにさらされるということが、今回の問題の核心だ。

人工知能が芸術という人間の特権領域に踏み込んでしまった。

人間存在そのものと向き合う時期が訪れたのかもしれない。
芸術分野では、過去に何度も技術革新がなされてきた。例えば、カメラの発明によって絵画が大きな変革を遂げたことは認識されている。肖像画が写真に取って代わられたため、絵画の意味や行為が再評価されることとなった。
その中で生き残った芸術家たちは、カメラを積極的に活用して新しい表現方法を模索した。
更に時を経て、20世紀絵画と呼ばれる作風(抽象画など)も誕生した。
抽象画は写真では表現できない、感情や感覚を絵画によって表現しようとしたものである。

こうして、写真との共存が実現されたと考えられている。


さて、謙遜ながら私は芽が出ず、そう、売れない役者である。役者という職業は古代より主に舞台演劇を主戦場にしてきた。
しかし、ここ100年ほどで映画、テレビ、動画投稿サイトという新しい表現媒体が乱立し、そのたびに舞台演劇は何とかうまく共存して現在まで生き残ってきた。

だが、果たして22世紀に入る頃には、アンドロイドが私たちの代わりに舞台に上がっているだろう。動きや文章などはプログラムすれば完璧にこなしてくれるし、音声機能もだいぶ前から精度が上がっている。あとは身体さえ完成すれば、人工知能でアドリブもセリフだけならこなせるはずだ。

舞台演劇という媒体は残るが、そこに立っているのは主役以外アンドロイド。なんていうことが当たり前になり、
「全て人間の役者を使う舞台だなんて贅沢だわ!」という時代が来るかもしれない。

AIとの共存こそ、21世紀を生き抜く鍵だ。イラストレーター、音楽家、文筆家、役者。芸術家たる我々はAIと手を繋ぎながら、互いの小さな隙間にある「これは人間にしかできないことだ」というものを見つけ、旅に出るだろう。雲を掴むような話ではあるが。

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今読んでもらった文章は、私の原稿をChatGPTに修正してもらったものである。読みやすかっただろうか。

下部に元の文章が載せてあるリンクを貼っておきます。https://note.com/koyo_koyo/n/n027bdf077f52

個人的には文章考えてる時間や絵がうまく描けない時間こそ楽しいし、それは自分のために必要なことなのでAIと協力して創作する機会は少なそうではある。


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