ローズマリー_バースデイ2

ニンジャスレイヤーTRPGリプレイ:セッション外RP【オジョウサマ社の貴族的日常:ローズマリー・バースデイ】

初めに

 この記事は2019/09/16にニンジャスレイヤーTRPGのプレイグループ『オジョウサマ社』サーバーで行われたロールプレイのログをリプレイの形にまとめたものです。時系列としてはPLの1人であるせにすち=サンに以前リプレイを纏めていただいたお嬢のバイオインゴット防衛任務の余暇が終わり、ミニオンとしてアジトに配置されていたハッカーが四人カロウシしたところから始まります。

登場人物

ハイファ(PL:Seveer):無名服飾店の一人娘にツムギ・ニンジャクランレッサーソウルが憑依。 もともと夢見がちな性格であったが、憑依の影響で完全に自分が高貴な存在だと思い込んでいる。 ディセンションしたその日に家を出奔し、あれよあれよとニンジャ組織の頭目になった。 西洋風のドレスを纏うが、腰にはその西洋アトモスフィアとはかけ離れた武骨なカタナを差している。

プラントマスター(PL:古矢沢):
社長であるハイファと共にオジョウサマ社の創設に関わったニンジャ。産業革命時代の英国で暗躍した邪悪なる『ソート・ニンジャ』のソウルを宿しており、ドク・ジツを得意とする。蝙蝠めいた翼と、貌を覆い隠す『安全』と刻まれたメンポが特徴的。邪悪なニンジャだが、オジョウサマ社のメンバーたちのことは産まれて初めてできた仲間として大切に思っているようだ。

マリー(PL:こーがく)ハッカー達の紅一点。通常のハッカー業務に加え、社長の身の回りの世話なども任されておりよくカロウシするため、オジョウサマ社では新たに連れてこられた女ハッカーがマリーとして研修されているさまがよく見られる。

ナルコレプシー(PL:せにすち):可憐な見た目とは裏腹に茨めいたバイオサイバネによる破壊を好む凶悪なニンジャ。 常にぼんやりとまどろんでおり動きは緩慢だが、睡眠時に使用するマドロミ・ジツは油断ならない。 将来の夢は誰も来ない静かな森の古城で永遠に眠って過ごすこと。 極悪非道奴隷労働施設「オジョウサマ社」に所属している。 

クエスチョン(PL:Tac.T):NSTVのバラエティクイズ番組の司会者に、生放送中にヴラド・ニンジャクランのニンジャソウルが憑依。生来隠し持っていた嗜虐性を開花させる。 道ゆくモータルにツジギリめいてクイズショウをしかけ、間違った相手に大がかりなドッキリやイタズラめいた拷問を加えるのが趣味。 紫色のスーツに山高帽、至る所にクエスチョンマークの意匠。ドミノマスクめいたメンポを被る。 ソウルの影響か、はたまた不正解者の血を「ちょっと拝借」し続けたお陰か、実年齢より若干の若返りと若干の美化を遂げている。趣味は日曜大工。 モータル時の名前はコダマ・フルタ。現在所属するオジョウサマ社において外部交渉を任されている為、モータルネームは捨てずにおいてある。

オールグリーン(PL:ふるあかり):ダマシ・ニンジャクランのソウルに憑依された男ニンジャ。 一見慇懃な性格だが、その実他人に嫌がらせするのが大好きなヤツ。 ニンジャとなってからはあまり大事にならないようにせせこましく悪事を働いてきたが、 ある日オジョウサマ社の存在を知り面接を受けることにした。結果入社。 ハイファ=サンからソンケイを感じており、少なくとも今は職場を離れるつもりはない。 ショドー家からレクチャーを受けた経験があり、三十段ほどではないがそこそこ達筆。

イビルトライヘッズ(PL:うーぱー):恐るべき邪悪なニンジャ。トライヘッズ(※1)ではない。 この度めでたくオジョウサマ社に採用...されずバイトとなった。 憑依ソウルはアクマニンジャクランのゲニンである。 ちなみに赤子時代に捨てられて豚小屋めいた孤児院で過ごしたため力こそ全てであったが、インテリにもなりたいと思った。
※1.同PLの別PC。詳しくは孤児院卓で検索。

ウィスパー(PL:ぽにぽに):ネオサイタマのごく一般的なメイド、清潔かつ貞淑なロングスカートの装いをしており私服はない。前の職場で粗相をしてクビになったので職を探していたところ、オジョウサマ社の求人張り出しを見つけた。メイドらしく掃除、洗濯、料理等の家事を始めとして運転、要人警護、出迎え、スケジュール管理、帳簿管理、銃器手入れ、武装調達、薬物調合、諜報、間諜、隠蔽、狙撃、拷問、爆破等のメイド業務をそつなくこなす。
※自PCであるプラントマスターと、特殊な事情を持つマリー=サン以外の説明文はPLの方々に事前に許可を得た上でそれぞれのキャラシート、またはオジョウサマ社サーバーで募集した社員名簿から引用させていただきました。

【ローズマリー・バースデイ】

これまでのあらすじ:マリーはカロウシした。

ナルコレプシー:「久々のお肉ですぅ…」ナルコレプシーは嬉しそうに呟いた。少女の口からは隠しきれない程の涎が垂れている。

プラントマスター:「やれやれ、またですか」

オールグリーン:「またカロウシか。それじゃあキッチンに運ぼう」

クエスチョン:「ハッハハハ…食欲旺盛なのは良いことですなあ!」

イビルトライヘッズ:「いつものことだね」

オールグリーン:「骨の処分はどうしたものやら……」彼は呟く。骨で色々と作ってくれた社員は、死んだ。

クエスチョン:「では問題、パンはパンでも食べられないパンは?ただし、つまらないダジャレではなありませんぞ!」

ナルコレプシー:「ブラックスミス=サンはもう食べなくてもダイジョブな身体になったから骨ごといただけますぅ…」じゅるり…ナルコレプシーは涎を拭った。

ハイファ:社長、ハイファはカイシャク用にキッチンでカタナを研いでいる。そのカタナの名は『ブラックスミス』。西洋中世めいた服装に似つかわない、武骨な打刀であった。

ハイファ:「次のハッカー=サン…エート、マリーですわね!こちらに!」

ウィスパー:「お掃除、お洗濯ですか」ウィスパーは平然とした表情で死体を見つめている

イビルトライヘッズ:「バン」

クエスチョン:「バン!BANG!ほうほう!」

ハイファ:「まだ食べる時ではありませんわよ!アタクシが首を断ち、弔ってからですの!」

ナルコレプシー:「わかってますぅ…ちゃんとイイコで待ってますぅ…」言いつつも茨は物欲しげに蠢いている。

ウィスパー:「ブラックスミス=サンも満足でございましょう、ともかくプレジデント。カイシャクを」すっと手を差し伸べる

オールグリーン:「無論です」オールグリーンは跪いた。

ウィスパー:「すべてはそののちに、厳粛に行いましょう」

クエスチョン:「ああ、そうだ!血抜きもお忘れなく!」

クエスチョン:「………ブラッド・アメも、もう作れなくなってしまった……」

イビルトライヘッズ:(…正直綺麗に料理された人肉ほどキモチワルイ食べ物はなかったなあ)

オールグリーン:「……………………む?」顔を上げ、死んだマリーを見た彼はなにかを訝しんだ。

ハイファ:「今まで、ご苦労様でしたわ。次からは、ジゴクのオジョウサマ社支社でしっかり働くんですのよ。」ハイファはカタナをハッカーの首に添え……その時!

ウィスパー:「どうか致しましたか、オールグリーン=サン」

オールグリーン:「…いや、いまこの死体が動いたような気がしたからね」

オールグリーン:「気の所為だとは思うが」

プラントマスター:「ふむ」

ハイファ:「ちょっと!そういうコワ…非科学、非貴族的な発言はやめてくださいまし!手が震えますわ!」

ナルコレプシー:「ふぁぁ…活きのイイ素材ですぅ…」

クエスチョン:「……問題ッ!どうかされました?」

ウィスパー:「死んだ者は生き返らない……いや、我々はそうではないのですが」

イビルトライヘッズ:「あれ、一命取りとめてた?」

オールグリーン:「うーむ。きちんと脈は取って死んだことは確認したはずだが」

イビルトライヘッズ:「これじゃあ踊り食いになっちゃうね」

オールグリーン:「息を吹き返したのか…?」

マリー:「アバッ...」肺が吸気をはじめ体がビクつく

ウィスパー:「と、なると。今まさにこの者が『社員候補』になった可能性がある、ということでございますか」

オールグリーン:「……うん?」

ウィスパー:「おや」

クエスチョン:「生きながら!オォコワイ!」

オールグリーン:「これは…」

プラントマスター:「これは!」

クエスチョン:「…………え?」

ハイファ:「シャラップ!シャラッアイエエエエエエ!?デアエー!デアエですわー!オバケ!」

イビルトライヘッズ:「これは」

イビルトライヘッズ:「今のうちに焼いとく?」

ウィスパー:「プレジデント、落ち着いてくださいませ。ハーブティーを用意いたしましたわ」

クエスチョン:「マッタ!」

イビルトライヘッズ:「きっと恨むよ私たちのこと」

プラントマスター:「ご心配なく!これはニンジャソウル憑依現象です!」

マリー:「アバッババ...!!」

オールグリーン:「いや待とう、イビルトライヘッズ=サン。これはもしや…」

オールグリーン:「ディセンション現象…!」

ウィスパー:「誠で御座いますか、ヴァイスプレジデント」

ハイファ:「あ、あらそう。感謝しまブーッ!ひ、憑依現象ですって!?」

クエスチョン:「な……これはこれはこれは……」

プラントマスター:「ええ」

ナルコレプシー:「エ…?殺していいんですかぁ……違いますかぁ…ザンネンですぅ…」一瞬目が輝いたがすぐにまた眠たげに閉じられた。

ウィスパー:「プレジデント……お口を」軽く噴き出したそれを恭しくふき取りつつ、死体を眺める

クエスチョン:「そんなまさか………いや偶然にしても……いやはや!」

イビルトライヘッズ:「だからこき使った私たちに反撃できるのならzzz」サイバネにより急に眠気が来た。

マリー:「アバーッ!」

ハイファ:「エエッホ!ゲッホゲッホ!驚きましたわ…まさか目の前で起きるなんて…ちょっと、ちょっとマリー…?マリー!意識はありますの!?」

ウィスパー:ウィスパーは眠りかけたイビルトライヘッズを速攻でベッドに叩き込んだ「おやすみなさいませ」

オールグリーン:「仕事が早い」

マリー:「あ...ああ...?s、社長...?」

クエスチョン:「なんとなんとなんとなんと!なんとまあ!」

ウィスパー:「これは、驚きましたね」無表情である

クエスチョン:「マリー=サンのお戻りだ!ニンジャとなって!」歓喜に満ちた表情!

ナルコレプシー:「ンー…本当にニンジャであれば食べられないということですねぇ…ふぅん…」マリーだったものを見つめている

ハイファ:「……良かった。意識も戻っているようですわね。記憶もあるようで、なによりですわ。」

マリー:「ここは、どこなんです?そ、それに皆さんお集まりになって・・・?」

クエスチョン:「これでまたイキのいい表情を彼女から”引き出せる”……!」心底嬉しそうだ!

オールグリーン:「新人教育が捗る」彼はタイジン・ジツの使い手であり教育者だ

ハイファ:「ああ、そういえば一度も電算室から解放したことはありませんでしたわね…ここはキッチン。アナタ、これから調理させるところだったんですのよ。皆さんの変な趣味のために」

ウィスパー:ウィスパーは静かに下がり、そっと待機の姿勢をとる。彼女は社員である前にメイドであり、従ってはこのような状況において発言権を有しない

ナルコレプシー:「…爆発四散すると食べるところが少なくなるのはニンジャの良くないところだと思いますぅ…」独り呟いている。

オールグリーン:「何にせよ良かったじゃないか、マリー=サン。これでまた働けるぞ」

マリー:「アイエ!?そんな!」

ハイファ:「なにはともあれ、蘇ってまでアタクシに尽くそうとする忠義!しかとこの目に焼き付けましたわ!褒美として、新たな名を与えましょう!」

ハイファ:「大丈夫大丈夫。同じハッカー係ならサヨリヘッド=サンだっていますわ。安心なさい。」

クエスチョン:「なんと!社長御自ら!」拍手!

プラントマスター:「清聴しましょう」

ウィスパー:「拝命の儀で御座いますか」ショドーを構えた

オールグリーン:「なんと…!」

ナルコレプシー:「…ヨカッタですねぇ…ぐぅ…」半分ほど興味を失ったのか眠り始めた。

クエスチョン:「ではでは?その名をお聞かせ願いましょうか………?」じっと聞く。

マリー:「・・・」(震

ハイファ:「アナタの名は……ローズマリー!再誕の薔薇よ!その忠義を認め、もう一度、いいえ何度でも!アタクシ、そしてこの社に尽くしていただきますわ!」

クエスチョン:「おおおーッッ!」喝采!

プラントマスター:拍手します。

ローズマリー:「アッ...ハイヨロコンデー...!!」(涙

オールグリーン:「ローズマリー…貴族的な名前です」拍手!

ナルコレプシー:「すやすや…」本人は寝ているが茨は拍手めいた動きをしている。

ウィスパー:(プレジデントの背後で「ローズマリー」のショドーを掲げるメイド)

オールグリーン:「歓喜の涙とは素晴らしいじゃないか、ローズマリー=サン。これは名誉の極みな事だよ。それほど喜ぶことも無理はない」

ハイファ:「オーッホッホッホ!オーッホッホッホ!」涙を流すローズマリーの肩に、ブラックスミスを添えます。

ハイファ:「えっとなんか、昔読みましたわ。こうやってなんかするの。オメデト!そしてこれからもよろしくお願いしますわ!」貴族的スマイル!

ウィスパー:「素晴らしいセンスで御座います、流石はプレジデント。ではローズマリー=サン、よろしくお願いいたします」

オールグリーン:「なぜならここにいる我ら社員一同の中で、お嬢に名を賜ったものは誰一人としていないのだからね。君は胸を張って俺たちにそれを誇示していいんだ」

クエスチョン:「これからは我らと共に、さらなる業務へと励んでもらいましょうかね!ハッハハハハハハハ!」

オールグリーン:「おめでとう、ローズマリー=サン」

ナルコレプシー:「ドーモ…ローズマリー=サン…ナルコレプシー…ですぅ…。今後ともドーゾヨロシクおねがいしますぅ…。…せっかくのニンジャなので長持ちしてくれると嬉しいですぅ…」器用な寝言だ。

ローズマリー:「アッハイ、ハイヨロコンデー...!!」(涙

プラントマスター:「ニンジャになった以上、これからはここにいる皆さんと同じように、電算室以外の部屋も自由に利用して大丈夫ですよ」

クエスチョン:「ではディセンション後初の問題!ワタクシの名前はなんでしょうかッ!?」

ハイファ:「ですわね!スシだって食べられますわよ!」

オールグリーン:「今日はきみの新たな門出の記念だ。奢ろう」

ローズマリー:「アイエエエエエ....」

クエスチョン:「ほらほら早く!お時間ございませんぞ?」胸の懐中時計がカウントを告げる!

プラントマスター:「クエスチョン=サン、そのくらいにしておいたほうがよいかと」

クエスチョン:「オホッ、失敬!つい泣き顔がその、素晴らしいお顔でしたもので…!」

ウィスパー:「クエスチョン=サン、これから諸々の書類の準備が御座いますのでお控えくださいませ」

ナルコレプシー:「メデタイですぅ…でも夜食がなくなってしまいましたぁ…」少々不満げだ。

クエスチョン:「では問題!最初に彼女にはどんな仕事を憶えることになるでしょうかッ!?ハッカー仕事とは別に。」

ナルコレプシー:「……夜食がいただけないのであれば…もう寝ますぅ…オヤスミナサイですぅ…」ナルコレプシーは寝惚け眼を擦れながら仮眠室へと戻っていった。

プラントマスター:「ふーむ」

プラントマスター:「ニンジャソウルとのなじみが悪いのか、現状そこまで大きな変化は感じられません」

プラントマスター:「なので、まずはニンジャとしての力に慣れてもらうことが先決では?」

クエスチョン:「ホーウ成る程!…確かにちょっと頼りないですなあ」

オールグリーン:「確かにあまり変わっていませんね…」

ウィスパー:「私も体が鈍っておりますので、少々買い出しに行きたいところで御座いますね」

ハイファ:「アタクシとしては、このままアタクシのお世話をしてもらっていても構わないのだけれど!戦力になる目があるならぜひとも強くなってほしいものですわね」

プラントマスター:「現状、ニンジャソウルの気配が薄すぎて、私でも、どんなニンジャソウルなのかさえ......」

プラントマスター:「マキモノでも買いましょうか?」

オールグリーン:「良さそうですね」

クエスチョン:「フーム……教育担当者さんの腕の見せ所、でもありそうですな?」

ローズマリー:((何もできずに震えて見ている))

オールグリーン:「何にせよまずはニンジャ性に体を慣らさねば。マキモノとの接触でソウルを刺激できれば、或いは」

オールグリーン:「それと1枚しかないとはいえ、確かリー先生のラボの紹介状もあったはずです」

オールグリーン:「まあ、それは最終手段ですね」

クエスチョン:「おお!その手があった!」

クエスチョン:「使わないでおいて良かったァ〜!」

ローズマリー:「(私、これからどうなっちゃうの・・・?)」

ウィスパー:ウィスパーはローズマリーの方を見ていた

ウィスパー:「ふむ、社員となったからにはその恰好で社屋を汚していただくわけにはいきません」

ウィスパー:「綺麗になっていただきましょう」そのまま浴室まで引きずっていった

ローズマリー:「アーレ―ェェ....」

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ローズマリー(PL:こーがく):名を奪われ、ハッカーとして労働し、そして死んだ。 そうしてこのニンジャは蘇ったのだ。名を取り戻す忍生、ここに。 ・・・そんなことはなく、今日も彼女は生前通り働き続ける。恐らく高位のニンジャソウルも泣いている。 カロウシしたハッカーに憑依し、ニンジャとなった。 そのハッカーの名が[マリー]だったので、ローズマリーの名を社長:ハイファより頂く。 奴隷階級からの躍進ではあるが、その急激な環境の変化に彼女は順応できるのであろうか。

ドロップシャドウ(PL:イサキ):マスイ・ニンジャクランの女ニンジャ。前職はオイラン。日々お茶くみや受付業務、電話対応に社員のリラクゼーションと仕事に励んでいる。宿ったソウルこそアーチ級のミグダル・ニンジャだが、上手く扱いきれているとは言い難く、素のカラテも貧弱である。実年齢は85歳。これまでオイラン以外の職に就いた事がなく、オジョウサマ社のいわゆるアットホーム的アトモスフィアに混乱する事もしばしば。だがその影響だろうか?彼女はこの年にあってようやく変化し始めている。残された時間は多くはないかもしれないが。

※ローズマリー=サンとドロップシャドウ=サンの解説文もPLの方々の許可を得た上でキャラシート、またはオジョウサマ社サーバーで募集した社員名簿から引用させていただいたものです。

イビルトライヘッズ:イビルトライヘッズは起きてきた。

イビルトライヘッズ:「オッハヨ。」

プラントマスター:「オハヨゴザイマス」

ドロップシャドウ:「お目覚めドスエ?」

ウィスパー:「オハヨゴザイマス」ウィスパーは山のような物資を背負って帰ってきたところだった

イビルトライヘッズ:「あのハッカーどうしたのかな」

ローズマリー:「オハヨゴザイマス...」仮場所のUNIXで生前の仕事をこなしている

ドロップシャドウ:「お帰りなさいませ、ウィスパー=サマ。お荷物、お持ち致しますエ。」しとやかに中くらいのサイズの荷物を受け取ろうとしながら、ふと尋ねる

ドロップシャドウ:「そういえば、社内が少々…お騒ぎでしたが。なにかトラブルでも?」

オールグリーン:「現在、カロウシしてやり残した仕事をさせている」

イビルトライヘッズ:「ふーん、まだ働くんだ」

ウィスパー:「いえ、この程度であれば構いまいませんよドロップシャドウ=サン。メイドの私にお任せくださいませ、職務ですので」

イビルトライヘッズ:「てっきり「カロウシするまで働かせた企業なんかブッコワスゾー!」位の意気込みで暴れてサヨナラだと思ったよ」

ウィスパー:そっと手を取って目を細める、つまりはメイドの仕事を取ってくれるなという許しを求めていた

ウィスパー:「ええ、社員が一人……プレジデント自ら名付けをしたニンジャがおりまして、それでしょう」

オールグリーン:「それが終われば、次はニンジャとしての研修だね。いや、しかしきみは幸運だ」ローズマリーに語りかける

ローズマリー:「オシゴトダイジですので...アイエ?」

ドロップシャドウ:「…まあ、それはそれは…目出たいことで御座いますエ。まさかマリー=サマが…」

イビルトライヘッズ:「ああ、ああ、確かに大事だね〜」

ドロップシャドウ:「…心臓のストック…減ってしまったわ…」ボソッと呟く

イビルトライヘッズ:「またカロウシしないように頑張ってね!改めてこれからヨロシク!」

オールグリーン:「なぜならきみは死してなお第二の生を受け、お嬢にさらなる貢献をすることが許されているんだからね」

オールグリーン:「ブッダも偶には起きる、ということかな」

イビルトライヘッズ:「アレ」

ウィスパー:「私は一般メイドで御座いますので。これからは私を存分にお使い頂ければ」恭しく頭を下げ、荷物を食糧庫や倉庫に運びに行った

イビルトライヘッズ:「ひょっとして…この子の立場…ワタシより…上?」彼女はバイトである

ドロップシャドウ:「ええ。この上ない幸運で御座いますわ。これからヨロシクオネガイイタシマス、マリー=サマ。…いえ、ローズマリー=サマで御座いますのね。」

オールグリーン:「………?」

オールグリーン:「お嬢から名を賜ったんだから、当然だろう?」

ウィスパー:「そうでございますね、バイトより正社員が上なのは当然のことで御座いましょう」

イビルトライヘッズ:「…そうなるかー…」改めて自分のアホさを思い知ったイビルトライヘッズであった

ローズマリー:「アイエエエエ...ソンナコトないですよー....ヨロシクオネガイシマス...」

ウィスパー:「しかしながら私も使役される立場、バイトと同じようなもので御座いますので。落ち込まぬよう」

イビルトライヘッズ:「ハーイ」

ドロップシャドウ:「新人が古株の客を奪う…チャメシインシデントですエ。イビルトライヘッズ=サマも…当然私もより一層励まねばなりませんわ」

イビルトライヘッズ:「そうと分かれば…ヨロシクオネガイシマス」

イビルトライヘッズ:「励まないとね…」

ローズマリー:搾取体質が身に染み付いたローズマリーは穏便にしようと必死である

イビルトライヘッズ:「という訳で、ドーモ。イビルトライヘッズです。」

ウィスパー:ウィスパーはメイドである、ハッカーの処遇について思索したことはない可哀そうとは思わないし辛く当たろうともしていない、平等に自分が仕えるべき相手であった

ドロップシャドウ:「むしろ慰労しかできぬ私よりも、ハッカーのローズマリー=サマは社にとって重要な人物…ソンケイ致しますわ。」

ローズマリー:「ド、ドーモ。イビルトライヘッズ=サン、ローズマリーです。ヨロシクオネガイシマス。」

イビルトライヘッズ:「ヨロシクヨロシク」(…私、ここの正社員になったとして何が出来るのかなあ)

イビルトライヘッズ:(パソコンとか…いや思ったより得意だけど…)

ドロップシャドウ:「いままでハッカーの皆様には精神安定剤、抗うつ剤、ZBR、カキノタネ成分、増血剤、排泄抑制剤、ロボトミー手術等、ハッキングに効果のあるマスイか手術しか施しておりませんでしたが、これで晴れてより効果的なアッパー系麻薬に移行できますエ。」

イビルトライヘッズ:(…半分以上わかんないや)無学!

プラントマスター:「えっ?ロボトミーなんてしてたんですか?」

ローズマリー:「アイエエエエ....」ドロップシャドウ=サンの曇りなき瞳を見て失禁の危機だが堪える!

オールグリーン:「通りで研修がやりやすかったはずだ」

ドロップシャドウ:「あ…モウシワケゴザイマセン、そちらはこの間カロウシした方の身体を使って実験したもので御座いまして…その、一応動きはしたのですが……」でしゃばったことを恥じ、頭を下げた

プラントマスター:「はあ」

イビルトライヘッズ:(よく分かんないけどロボットみたいなサイバネ改造かな)

ドロップシャドウ:「まだまだ稚拙極まるワザマエのため、お見せする事も出来ませんが…もしかしたら、何かしらお役に立てるものを産み出せるかもしれませんエ」困ったように微笑した

イビルトライヘッズ:(けどニンジャになったのに暴れないなんて…
つまんないニンジャだなこの子)

ドロップシャドウ:「ローズマリー=サマ。この社は…我々ニンジャには望外の好待遇。かつソンケイできる方が社長を勤められる、素晴らしき環境ドスエ。どうか、今後ともヨロシクオネガイイタシマス…」何処か念を押すようにそう言って、手を握った

ローズマリー:「アイイイイ...ヨロシクオネガイシマス....!」

イビルトライヘッズ:「成長を期待するよ!ローズマリー=サン!」にっこりと笑いかけた

ローズマリー:「ハイ、ヨロシクオネガイシマス...ガンバルゾ〜....!」

イビルトライヘッズ:「アッハハ、ガンバルゾー!」

オジョウサマ社資料『ハッカー名簿』

『ハッカー名簿』命名:Seveer
クリストフ
マリー
アンソニー
ジョン
ベネディクト
ハミルトン
ロバート
レオナルド
アーロン
アレキサンダー
ウォルター
ウィリアム
ジャック
ルイ
オーガスティン
ヴィクター
アッシュ
スコット

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