死神の追跡

ニンジャスレイヤーTRPG:非公式プラグイン『ネオサイタマの死神』

初めに

 この記事は、『ニンジャスレイヤーTRPG』におけるニンジャスレイヤーの出現を、よりスリリングなものとするための非公式ルールセットである。NMはこの記事に含まれるデータを、自由にセッションに導入することができる。ただし、参加するPC達にはこのルールを導入することを事前に伝えておくことが望ましい。

この記事で取り扱われているルールは、◉や◉◉のスキル、または「***」の装備としてニンジャスレイヤーに所持させることが出来る。◉は基本ルールブック環境のニンジャスレイヤーにも適用可能だが、◉◉や「***」の装備を適用するのは、例外的なシチュエーションでない限り最低でも『チャドー呼吸』を持つ、プラグイン環境の状態まで成長してからにするべきだろう。尚、これらの効果は『ナラク・ニンジャはこのスキルの恩恵を得ることができない』などと書かれていない限り、ナラク・ニンジャや、ナラク共振ニンジャスレイヤーにも適用される。

◉状況判断

◉状況判断:マップに出現した直後に発動可能。マップ上に存在する【名声:ソウカイヤ】が20以上のニンジャと、最も高い【DKK】を持つニンジャの中から1体選択し、そのマップにいる間、対象となったニンジャに対して以下のペナルティを与える。

1:ニンジャスレイヤ―から対象となったニンジャへの攻撃には『肉体破壊』が適用される。
2:対象となったニンジャがニンジャスレイヤーの攻撃を回避する際の難易度は+1される。
3:ニンジャスレイヤーが対象となったニンジャへ近接攻撃を行う際、「6、6、6」の出目を必要とするヒサツ・ワザを「6、6、5」でも使用できるようになる。ニンジャスレイヤーがシナリオ中1度でもヒサツ・ワザを使用しているのならこの補正は失われる。

◉適格なる部位破壊

◉適格なる部位破壊:このスキルを持つニンジャは『●肉体破壊』を獲得する。それに加え『近接攻撃』の出目に『6、6』が含まれていた場合、命中時に【精神力】を1消費することでその『サツバツ!』の効果を、6以外から自由に選ぶことができる。

◉モータルの怒り

◉モータルの怒り:マップ上で『モータル』が死亡するたびに【精神力】を2回復する。加えてマップにいる『ニンジャ』が所持している【DKK】の合計値と同じだけ【精神力】が増加する。【DKK】が明記されておらず、『カルマ:善』を持たないNPCニンジャは、基本的に1人につき2の【DKK】を持つものとして扱う。この数値はNMがニンジャごとに判断し、増やしても構わない。シックスゲイツ級以上の邪悪なニンジャは【DKK:12】として扱うべきだろう。

◉死神の拳

◉死神の拳:『ニンジャ』に対する『近接攻撃』に『不浄の炎』による1ダメージが追加され、下限ダメージ2、回避難易度下限NORMALとなる。また、この『近接攻撃』で【体力】が0になった『ニンジャ』は行動不能状態を挟まずその場で爆発四散する。それに加え『ニンジャ』を運搬しているキャラクターを攻撃し、回避されずに攻撃が命中した際、本来の対象の代わりに運搬されている『ニンジャ』を攻撃することが可能となる。

◉死神の追跡


◉死神の追跡:このスキルを持ったニンジャスレイヤーがマップ上に出現しており、かつ行動不能でない状態で、生存している全PCがマップからの脱出に成功した際、ニンジャスレイヤーは【名声:ソウカイヤ】が20以上のPCと、最もDKKの高いPCの中から1人選択し、そのPCを対象に『追跡』を開始することができる。

追跡
 追跡は、独自のルールでターンの進行する特殊な戦闘である。マップは存在せず、追跡中行われるターン中の処理は基本的に以下の通り。公式プラグインの『対抗判定』も参照。『トライアングル・リープキック』や『滑空攻撃』などマップや位置関係に影響する攻撃手段は、『連続側転』や『飛行移動』といった移動手段の前提を満たしていれば使用可能とする。移動を行っていなければ『攻撃専念』『射撃専念』も可能。

◆全体の流れ◆
『追跡対象の手番開始フェイズ』→
『追跡対象の移動フェイズ※1』→
『ニンジャスレイヤーの手番開始フェイズ』→
『ニンジャスレイヤーの移動フェイズ※1 ※2』→
『ダイス比較(対抗判定)』→
『追跡対象の総ポイント数がニンジャスレイヤー以上だった場合フックロープ判定※3に移行。そうでない場合は追跡対象の攻撃フェイズへ』→
『追跡対象の攻撃フェイズ※4』→
『ニンジャスレイヤーの攻撃フェイズ』→
『アトモスフィアがウルトラハードでなかった場合アトモスフィア上昇』→『次のターンへ』→

※1:移動を行いたい場合は、通常とは異なり【脚力】分のダイスを振り、『抵抗判定』のルールに従い4以上の出目の数を数え、ポイントとして記録する。6の目は2ポイント分として数える。『連続側転』など移動距離に補正を与えるスキルの使用も可能であり、この場合、その効果を適用した後の移動可能マス数と同等のダイスを振ることができる。『カトン・ジャンプ』のような固定の距離を移動できる効果を用いた場合も移動可能なマス数と同数のダイスを振ることができる。対象とニンジャスレイヤーの移動フェイズが終わった後、『対抗判定』のルールに従い、そのポイント数を比較する。

※2:追跡対象の総ポイント数が3以上だった場合、ニンジャスレイヤーは『連続側転』でこのダイスの数を倍加する。追跡対象が移動を行えなかった場合は、ニンジャスレイヤーも攻撃専念ができるようダイスロールを行わない。

※3『フックロープ判定』:ニンジャスレイヤーは直ちに『連射2』の適用された遠隔攻撃を行う。このダメージは1であり、時間差が適用される。この攻撃の回避に成功したPCは『追跡』から逃れ、帰還することができるが、失敗した対象は『ウカツ!』状態となり、次のターン移動を行うことが出来ない。『追跡』を逃れることが出来なかった場合は『追跡対象の攻撃フェイズ』へ移行する。尚、フックロープ判定による攻撃はニンジャスレイヤーの攻撃フェイズの前借りとみなされるため、この後2度目の『ニンジャスレイヤーの攻撃フェイズ』が発生することはない。

※4:ニンジャスレイヤーの【体力】を0にした場合、ニンジャスレイヤーから【万札】を奪ったうえで『追跡』から逃れ、帰還することができる。プレイヤーは、望むなら同様のルールで『ナラク・ニンジャ』と『追跡』を続行することを選んでもよい。

◉◉暗黒カラテラッシュ

◉◉暗黒カラテラッシュ:『サツバツ!』による部位欠損が発生しているニンジャ、もしくは『ウカツ!』状態のニンジャに対して攻撃を行う際【精神力】を1消費して発動。その攻撃にのみ有効な『連続攻撃8』を得る。この攻撃フェイズに『サツバツ!』は発生しない。また、この攻撃の一発目は回避難易度が+1され、この回避に失敗した場合残る全ての攻撃が回避不可となる。『マウントタックル』や『不浄の炎』のダメージ強化など、他の宣言系効果とは併用不可。

◉◉任意ナラク共振

◉◉任意ナラク共振:前提『チャドー呼吸』:そのシナリオで『ナラク・ウィズイン』を使用しておらず、アトモスフィアがHARD以上であり、かつマップ上に成長の壁(2)を越えた能力値を持つ敵対的なニンジャがいる場合のみ、手番開始時に使用可能。使用を宣言した場合、ニンジャスレイヤーのデータが直ちに『●ダメージ軽減1』『●●タツマキケン』『★★★即死無効と欠損部位即時再生』の追加された『ナラク共振ニンジャスレイヤー』のものへと変化する。行動不能となってからの復活とは異なり【体力】や【精神力】はそのままである。また『◉状況判断』を持つ場合、マップ上の全てのニンジャに『◉状況判断』のペナルティが適用される。このスキルを使用した状態のニンジャスレイヤーが倒された場合、ナラク・ニンジャは休眠し『ナラク・ウィズイン』と同様のルールで基本ルールブック環境の能力を持ったニンジャスレイヤーとして復活する。このニンジャスレイヤーは『ナラク・ウィズイン』を使用することができず、基本的には生き残るためにマップからの脱出を優先する。

オプションルール:キャンペイグンにおけるナラク休眠
:NMはニンジャスレイヤーがキャンペイグン中にこのスキルを使用した場合、次のシナリオではWasshoi!判定が発生しないことにしてもよい。

◉◉チャドー・マスタリー

◉◉チャドー・マスタリー:前提『チャドー呼吸』:手番開始時に『チャドー呼吸』を行うことが可能となる。この『チャドー呼吸』と『その他の行動』としての『チャドー呼吸』を1度の手番で同時に行うことも可能。また、公式プラグイン『新たなニンジャソウルの追加』にある『●●●ヒサツ・ワザ:アラシノケン』が使用可能となり、『その他の行動』として『チャドー呼吸』を行った次のターン、『6、6、6』を必要とするヒサツ・ワザが『6、6、5』で、『6、6、6、6』を必要とするヒサツ・ワザが『6、6、6、5』で発動可能となる。尚、公式ルールブックにあるニンジャスレイヤーのステータスの場合、アラシノケンの取得条件は満たせないため『未熟』扱いとなり回避難易度が-1される。また、ナラク共振ニンジャスレイヤーと同等の『状態異常焼却』が平時から使用可能となる。ナラク・ニンジャはこのスキルの恩恵を得ることができない。

◉◉災厄

◉◉災厄:ナラク・ニンジャ、ベイン・オブ・ソウカイヤにのみ適用可能で、初期形態のニンジャスレイヤーには適用できない。このニンジャのいるマップは強制的に『アトモスフィア』がウルトラハードとなる。また、このキャラクターは自身が『アトモスフィア』から受ける回避難易度へのペナルティを無効化する。

『**ドウグ社のブレーサー**』

◇**ドウグ社のブレーサー**:『特殊近接武器』『近接攻撃ダイス+2』『回避ダイス+2』
『素手防具』『カウンターカラテ強化』『素手武器破壊』『サイバネ不和』『ドウグ社製』

◇素手防具:この武器を装備した武器スロットは『素手』として扱われ、この武器の効果を乗せた状態で
『素手』による攻撃や、各種素手系『タツジン』スキルによる防御を行うことができる。
通常の『近接武器』のような『連続側転難易度』や『射撃難易度』へのペナルティは存在しない。

◇カウンターカラテ強化:装備中『カウンターカラテ』のダメージが+1される。

◇素手武器破壊:この武器を装備した状態で『サツバツ!』が発生した場合、
『サツバツ!』の効果を与える代わりに、対象が持っている「*」等級以下の
武器ないしはテッコに類するサイバネ1つを直ちに破壊することを選択してもよい。
『適格なる部位破壊』の破壊部位選択効果を適用可能な状況であれば、テッコ破壊は『両腕切断』の
選択でも可能であることに留意。『武器破壊』を対象とした効果は『素手武器破壊』にも適用される。

◇サイバネ不和:『腕部サイバネ』『腕部バイオサイバネ』を埋め込んでいる場合は装備不可。

◇ドウグ社製:PCがこの近接武器を装備している場合、『Wasshoi!』判定の際、
【DKK】が本来の値より4高いものとして扱われる。

『***聖なるヌンチャク***』

◇***聖なるヌンチャク***:『近接武器』『基礎ダメージ3』『近接攻撃ダイス+3』
『連続攻撃+1』『軽減貫通2』『タツジン(イアイドー)適用不可』『封印』
『戦闘スタイル:強攻撃/精密攻撃/防御構え/フェイントを選択可能』

◇軽減貫通2:この武器による攻撃の下限ダメージは2となる。
『ダメージ軽減』に阻まれた場合などに有効。

◇封印:この武器は左スロットに入れた状態でシナリオを開始することはできず、平時は
装備スロットの切り替えもできない。『アーチ級』または『リアルニンジャ』を持つ敵と
戦闘状態にある時、アトモスフィアが『ウルトラハード』の時、またはNMが封印を解くに
値する状況と判断した時にのみ装備スロットの切り替えが可能になる。

※聖なるヌンチャクは『不浄の炎』によるエンハンスの効果を通常通り受ける。

【参考】:◉◉バメンテンカンホー

以下のスキル『バメンテンカンホー』は単発セッションなどの際、予期せぬニンジャスレイヤーの出現によりセッション時間が想定外に長引いてしまいそうな時、全員の同意の上で時間短縮のために用いることを想定したテスト段階のスキルであり、PCたちの抵抗の余地を著しく減らしてしまうため、続きもののキャンペイグンなどで用いるべきではないだろう。

【参考】:◉◉バメンテンカンホー:マップ上での処理を省略し、戦闘を以下のイベントで処理する。このスキルを導入する際は事前にPLに告知しておくこと。ただしPL全員が同意した場合のみ、時間短縮のためその場で持たせてもよい。

フェイズ0:ニンジャスレイヤー出現。PC全員【DKK】が0かつ【名声:ソウカイヤ】が
10未満である場合はイベント終了。

フェイズ1:【DKK】と同数のダイスを用いて難易度NORMALの判定を行い、
成功したダイスの数を数えて『インガオホーポイント』として記録する。
出目6は2個分として扱われる。

フェイズ2:それぞれ直前の判定で得た『インガオホーポイント』と同じだけの
回避不能ダメージを受ける。ムテキ・アティチュードなどは利用可能だがこれらは
まとめて1つのダメージとして扱う。出目6が2つ以上含まれていた場合
『サツバツ!』が発生したとみなされ、サツバツ!の出目に応じたダメージ上昇や部位欠損が発生する。
弾き飛ばしは単純にダメージ+2とする。

フェイズ3:フェイズ3:【DKK】が2以下かつ【名声:ソウカイヤ】が10未満のニンジャは
自動的にこのイベントから離脱可能。そうでないニンジャは、
【脚力】U-HARDで逃走判定を行わなければならない。
『連続側転』など移動距離に補正を与えるスキルの使用も可能であり、
この場合、その効果を適用した後の移動可能マス数と同等のダイスを振ることができる。
『カトン・ジャンプ』のような固定の距離を移動できる効果を用いた場合も
移動可能なマス数と同数のダイスを振ることができる。
この判定に失敗した場合、フェイズ1に戻る。

このようにフェイズ1~フェイズ3をイベントに参加しているPCがいなくなるまで繰り返す。
イベントが終了した場合、生存しているPCは全員マップから脱出したものとする。
ニンジャスレイヤーから逃走した後の処理がシナリオ側で決まっている場合はそちらを優先する。

:【名声:ソウカイヤ】による補正:ダイス下限
【名声:ソウカイヤ10以上】:受けるダメージが2倍となる。:2
【名声:ソウカイヤ20以上】:逃走判定の難易度がU-HARD2となる。:4
【名声:ソウカイヤ30以上】:受けるダメージが2倍から3倍となる。:6
※【DKK】がダイス下限未満であった場合『ダイス下限』と同数のダイスを振ること。

開示用データ

:セッションでプレイヤー達にこのプラグインを導入したニンジャスレイヤーのデータを開示する際は、通常のニンジャスレイヤーのデータに以下の中から選択したスキルを追加する形で、纏めて開示するとよいだろう。

追加スキル:『◉状況判断』『◉死神の追跡』『◉適格なる部位破壊』『◉モータルの怒り』『◉死神の拳』『◉◉暗黒カラテラッシュ』『◉◉任意ナラク共振』『◉◉チャドー・マスタリー』『◉◉災厄』

◉状況判断:マップに出現した直後に発動可能。マップ上に存在する【名声:ソウカイヤ】が20以上のニンジャと、最も高い【DKK】を持つニンジャの中から1体選択し、そのマップにいる間、対象となったニンジャに対して以下のペナルティを与える。

1:ニンジャスレイヤ―から対象となったニンジャへの攻撃には『肉体破壊』が適用される。
2:対象となったニンジャがニンジャスレイヤーの攻撃を回避する際の難易度は+1される。
3:ニンジャスレイヤーが対象となったニンジャへ近接攻撃を行う際、「6、6、6」の出目を必要とするヒサツ・ワザを「6、6、5」でも使用できるようになる。ニンジャスレイヤーがシナリオ中1度でもヒサツ・ワザを使用しているのならこの補正は失われる。

◉適格なる部位破壊:このスキルを持つニンジャは『●肉体破壊』を獲得する。それに加え『近接攻撃』の出目に『6、6』が含まれていた場合、命中時に【精神力】を1消費することでその『サツバツ!』の効果を、6以外から自由に選ぶことができる。 

◉モータルの怒り:マップ上で『モータル』が死亡するたびに【精神力】を2回復する。加えてマップにいる『ニンジャ』が所持している【DKK】の合計値と同じだけ【精神力】が増加する。【DKK】が明記されておらず、『カルマ:善』を持たないNPCニンジャは、基本的に1人につき2の【DKK】を持つものとして扱う。この数値はNMがニンジャごとに判断し、増やしても構わない。シックスゲイツ級以上の邪悪なニンジャは【DKK:12】として扱うべきだろう。

◉死神の拳:『ニンジャ』に対する『近接攻撃』に『不浄の炎』による1ダメージが追加され、下限ダメージ2、回避難易度下限NORMALとなる。また、この『近接攻撃』で【体力】が0になった『ニンジャ』は行動不能状態を挟まずその場で爆発四散する。それに加え『ニンジャ』を運搬しているキャラクターを攻撃し、回避されずに攻撃が命中した際、本来の対象の代わりに運搬されている『ニンジャ』を攻撃することが可能となる。

◉死神の追跡:このスキルを持ったニンジャスレイヤーがマップ上に出現しており、かつ行動不能でない状態で、生存している全PCがマップからの脱出に成功した際、ニンジャスレイヤーは【名声:ソウカイヤ】が20以上のPCと、最もDKKの高いPCの中から1人選択し、そのPCを対象に『追跡』を開始することができる。『追跡』の詳細は非公式プラグイン『地獄の猟犬』を参照。 

◉◉暗黒カラテラッシュ:『サツバツ!』による部位欠損が発生しているニンジャ、もしくは『ウカツ!』状態のニンジャに対して攻撃を行う際【精神力】を1消費して発動。その攻撃にのみ有効な『連続攻撃8』を得る。この攻撃フェイズに『サツバツ!』は発生しない。また、この攻撃の一発目は回避難易度が+1され、この回避に失敗した場合残る全ての攻撃が回避不可となる。『マウントタックル』や『不浄の炎』のダメージ追加など、他の宣言系効果とは併用不可。尚『ニンジャソウルの悲鳴』による『ウカツ!』状態でこのスキルの使用条件を満たすことはできない。

◉◉任意ナラク共振:前提『チャドー呼吸』:そのシナリオで『ナラク・ウィズイン』を使用しておらず、アトモスフィアがHARD以上であり、かつマップ上に成長の壁(2)を越えた能力値を持つ敵対的なニンジャがいる場合のみ、手番開始時に使用可能。使用を宣言した場合、ニンジャスレイヤーのデータが直ちに『●ダメージ軽減1』『●●タツマキケン』『★★★即死無効と欠損部位即時再生』の追加された『ナラク共振ニンジャスレイヤー』のものへと変化する。行動不能となってからの復活とは異なり【体力】や【精神力】はそのままである。また『◉状況判断』を持つ場合、マップ上の全てのニンジャに『◉状況判断』のペナルティが適用される。このスキルを使用した状態のニンジャスレイヤーが倒された場合、ナラク・ニンジャは休眠し『ナラク・ウィズイン』と同様のルールで基本ルールブック環境の能力を持ったニンジャスレイヤーとして復活する。このニンジャスレイヤーは『ナラク・ウィズイン』を使用することができず、基本的には生き残るためにマップからの脱出を優先する。

 ◉◉チャドー・マスタリー:前提『チャドー呼吸』:手番開始時に『チャドー呼吸』を行うことが可能となる。この『チャドー呼吸』と『その他の行動』としての『チャドー呼吸』を1度の手番で同時に行うことも可能。また、公式プラグイン『新たなニンジャソウルの追加』にある『●●●ヒサツ・ワザ:アラシノケン』が使用可能となり、『その他の行動』として『チャドー呼吸』を行った次のターン、『6、6、6』を必要とするヒサツ・ワザが『6、6、5』で、『6、6、6、6』を必要とするヒサツ・ワザが『6、6、6、5』で発動可能となる。尚、公式ルールブックにあるニンジャスレイヤーのステータスの場合、アラシノケンの取得条件は満たせないため『未熟』扱いとなり回避難易度が-1される。また、ナラク共振ニンジャスレイヤーと同等の『状態異常焼却』が平時から使用可能となる。ナラク・ニンジャはこのスキルの恩恵を得ることができない。

◉◉災厄:ナラク・ニンジャ、ベイン・オブ・ソウカイヤにのみ適用可能で、初期形態のニンジャスレイヤーには適用できない。このニンジャのいるマップは強制的に『アトモスフィア』がウルトラハードとなる。また、このキャラクターは自身が『アトモスフィア』から受ける回避難易度へのペナルティを無効化する。

ルールセットの改訂について

 このルールセットは試験的なものであり、予告なく改訂される場合がある。改訂が行われた場合、変更、追加が行われた箇所は明記される。NMは最新のデータに拘らず、好きな版のデータを用いて構わない。

2019/06/30:『適格なる部位破壊』のサツバツ!出目選択効果を使用する場合、近接攻撃判定ダイスに『6、6』の出目が必要に。
2019/08/03:『***聖なるヌンチャク***』を追加。
2019/08/04:『◉モータルの怒り』『◉◉災厄』を追加。
2019/08/14:『◉死神の追跡』のルールを整理、簡略化。
『**ドウグ社のブレーサー**』を追加。『◉◉暗黒カラテラッシュ』の文章を微修正。
2019/11/04:テスト段階のスキル『◉◉バメンテンカンホー』を追加。
2019/12/13:バメンテンカンホー採用時の逃走ルールを明確化。
2020/01/06:『◉死神の拳』を追加。
2020/01/10:公式の『地獄の猟犬』ルール公開に伴い記事タイトルを『地獄の猟犬』から『ネオサイタマの死神』に変更。

利用規約

 このルールセットのデータが含まれるリプレイなどを公開する場合、公式ルールとの混同を避けるため可能な限りこの記事を引用元として明記すること。「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は法的に認められた例外を除いて原則不可。

参考資料:「ニンジャスレイヤープラス」ダイハードテイルズ

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