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マジごめん。下戸から見たら僕らはゾンビだった | 「下戸の夜」 #塚本本棚

月3回以下の飲酒、余裕で完遂中です。が、次の課題はノンアルをスマートに場を崩さずに飲むにはどうすればいいか、という所。まずは先達の流儀を学んでみるか。

今日は「下戸の夜( https://amzn.to/3m73hf3 )」本の雑誌編集部 (編集) #塚本本棚

【紹介文】
本邦初!?下戸の本音をたっぷり集めました。下戸の矜恃、夜のお出かけ、酔わない文壇、過激な健全ロック入門、ソフトドリンカー魂の叫び。酒飲み選・酔っ払い気分が分かるブックガイド。

【書評】
本書は(多くは昭和世代の)様々な下戸達の苦労と努力による宴席での振舞い方や、見事に酒の席に同化するやり方などがショートエッセイ形式で紡がれている。僕は下戸じゃないけど、今後の飲み方の参考(希望?)になる。

著名人でよく酒宴に呼ばれる下戸や、逆に酒飲みによる下戸論。そして下戸の苦労話や、下戸だからこそできること。飲めたけどドクターストップで酒を飲まなくなった人の、禁酒後の新しい発見等々、いろんな下戸達の世界を覗き見る事が出来て参考になった本でした。サクッと読めます。

【本を読んで考えた・メモ】
・ブラン・エ・ノワール(ノンアルコールのアレンジコーヒー)はカッコいいな。なるほど、ブラックのアイスコーヒーだったらしっぽりといけるかもしれない

・下戸は、何年も経験を積めば酒の席に同化できるようになる。僕も早くそのコツを身につけたい

・酒の席やだんらんが好きな下戸は、酔っ払いを愛し見守りながら最後まで付き合う

・酒の席やだんらんが好きな上戸は、飲めない人に酒を強要しない

・ウーロン茶・・・飲み過ぎると口内炎ができる

・ジンジャーエール・・・シャキッとしすぎてゾンビ(酔っ払い)と互角に渡り合えない

・ノンアルコールビール・・・なぜか酔える。絶対に酔っぱらってみせるという強い意志があればいける

・下戸は、記憶はないけど家に帰れているという経験が”ない”らしい。そして、なぜあれだけ酔っぱらっているのに帰れるのか不思議らしい。うん、僕はわかるよ。あれはね、寝るまでは記憶があるのよ、でも寝るとすべて覚えてない。メモリからハードディスクに記憶が格納されない状態なのよ

・やはり下戸は帰りが嫌、または長く感じるらしい。その点、酔っ払いは帰りの記憶がないので良い。一瞬で着いたような感覚があるし、1時間歩いても記憶がほとんどない

・下戸には”締めのラーメン”ならぬ”締めのパフェ”という文化もあるらしい

・下戸からするとソフトドリンクのソフトって言い方も下に見られてる、子ども扱いされているようで嫌、かぁ。なるほど確かに

・サラリーマンの社内飲みは愚痴が多くてシラフには辛いとの事。なるほどなぁ、確かに。僕ら起業家は愚痴とか言ったら仕事なくなるからそれはないな

・僕なんかは無限に飲めるので、”飲む=無限に楽しい”なのだが、下戸からすれば”飲む=頭痛と吐き気に襲われ一気に地獄”なのだそうだ。やはり酒は人に勧めるものじゃないな

・下戸は締めのラーメンの意味がわからない

・下戸は一般の人の3倍はウーロン茶を飲んでいる。新しいノンアルドリンクの発明待ったなしとの事

・ウーロン茶、ジンジャーエール、コーラの3種しかないのが辛いとの事

・下戸は飲み放題だと”損した気分”になる。種類が少ないからだ。下戸も納得の飲み放題メニューの登場が待たれる

・中盤に下戸の上戸に対する愚痴対談があるんだけど、もう謝るしかない

・下戸から見ると、深夜自宅に帰ろうと意識朦朧な中で必死に歩いている酔っ払いは、ゾンビに見えるらしい

・そもそも、日本人は世界でもダントツに下戸系で、約44%の人がお酒に弱い体質の様だ。これは大きなビジネスチャンスが眠ってはいやしないか?ロイヤルブルーティも好調なようですし

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