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お金の稼ぎ方ではなく、お金の使い方を振り返る

キャリアに関わる仕事をしているせいか、お金の稼ぎ方に思考が偏りがちで、お金の使い方を振り返る機会はさほど多くないように思います。

時代の流れのせいか、私の収入が変わったせいかわかりませんが、10〜15年前と現在を比べて、私のお金の使い方が大きく変わってきたことに気付きました。

単価が安いもの→単価に関わらず要る分だけ

以前は総額が高くても単価が安いものを買っていました。じゃがいもで例えると、200円4個入りです。
いまは単価か高くても要るだけしか買いません。じゃがいも80円×2個、合計160円を選びます。

自分が要るから買うのであって、単価が安いことを買う理由にすることはありません。

なるべく中古→新品一択

本がわかりやすい例ですが、以前はほぼブックオフで買っていました。同じ情報を仕入れるなら、なるべく安く手に入れたいという考えでした。
いまはなるべく生産元にお金を落としたい考えから、本は新品購入一択です。価値提供をしてくれる生産者にこそ潤ってほしいという考えです。

何をいくらで買うかを考えるときに、同時にどこにお金を落としたいかをよく考えるようになりました。

買う前に熟考する→試しにすぐ買う

以前はどこで買えば安いか、その価格に見合う価値があるか、期待はずれだったらイヤだな、などと考えて買うまで時間がかかっていました。
いまはメルカリなどCtoCが発展してきたこともあって、個人売買が身近になりました。結果的に自分に合わない商品だったとしても、売ればいくらかは取り返せます。例えば20,000円で買えて12,000円で売れるなら、「かかるお金は20,000円じゃなくて差し引き8,000円なんだな。じゃあ試しにまず買うか」という思考です。

売る選択肢ができた分、リスクテイクがしやすくなりました。補足ですが、もし中古で買って中古で売っていたら、生産者にお金が回らないので、私はせめて新品で買うことにこだわっています。

消費→応援

以前はお金を払うことにさほど意味を持たせることはなく、ただのシンプルな消費であり、価値交換の認識でした。
ところが私の記憶では東日本大震災後から、応援購入の機運が高まってきたように思います。その後マクアケとか、オタク文化とか、推し活とか、裾野が広がってきました。
いまでは、要るか要らないかで悩んだときに、「推し(ファン)だから買おうかな」と買う理由が一つ増えました。この一押しが決め手となり最終的に購入に至ることも多々あります。

これもどこにお金を落とすのかという考えと共通してます。選挙でどこに投票するのかを考えるのと同じようなものです。

モノ→体験

以前はモノにお金を使うことが多かったです。
いまはレンタルサービスやシェアサービスも多くなり、所有しない流れに社会が変化してきたのを感じます。私もそう変化してきました。

サービスや体験を買うことが増えました。モノは定価が決まっていますが、無形のものはどうも定価という感覚がそぐわない気がします。
そのサービスや体験が価格相当の価値なのかを、自分で判断するようになりました
。「価格以上の価値はあった」、「価格の割に満足度は低かった」などと考えることで、価格に見合う価値は自分にとってどれほどなのかという感覚が磨かれている気がしています


お金の使い方に良いも悪いもなく自由だと思います、他人の使い方にどうこう言うつもりもありません。

ただ、自分のためのお金なら、ただ自分を満足させるように効果的に使いたいなあと。そんな使い方がうまくなりたいなあと思うのでした。

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