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第三滑走路新設に伴う集団移転対象地の記録
空港第2ビル駅から車で10分ほどの場所に一鍬田という地域がある。
千葉県香取郡多古町の西部に位置するこの集落は成田空港の第三滑走路新設のため、大部分が空港用地になることが決まっている。
この集落の歴史は古く、最近行われた発掘調査では旧石器時代の居住跡や縄文土器なども見つかっており、集落の中心部である福泉寺周辺にはお城の堀のような跡も残っている。
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福泉寺を横目に集落を進むとブランド米「多古米」に象徴されるような
谷津田が広がり、夏になるとこの谷津田の上には蛍が飛び交う。
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一鍬田は多古町の飛び地のようになっており、この一角だけが大栄町に突きだしている。交通の弁も余り良いとは言えず、多くの人は多古町の中心部へと向かう途中に横目でちらっと見るぐらいのものだろう。昔ながらの長屋門や谷津田といった風景は工事により徐々に失われており、いま記録をしなければ過去の記憶として徐々に消失していくだろう。
このnoteに撮影日記として集落の姿を残していきたい。
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