小山 祐

スキー ノルディック複合選手 (スキージャンプ×クロスカントリースキー) / 岐阜…

小山 祐

スキー ノルディック複合選手 (スキージャンプ×クロスカントリースキー) / 岐阜日野自動車スキー部所属 / 長野県 飯山市出身

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【いつでも誰でも】 クロカンスキー レッスン・コーチング受け付けます!

“競技”としても“レジャー”としても魅力のあるクロスカントリースキー “歩くスキー”で浸透してしまってますが、走ります。いや、滑ります!笑 時には自転車よりも速いスピードで 1km弱~50kmを越える距離まで駆け抜けていく競技としての魅力はもちろんですが、 もともとは雪国の移動手段として発展していったクロスカントリースキー。海外ではレジャーとして楽しまれています。 しかし日本ではできる環境が限られている事などで競技の側面が強いスポーツとなってしまっています。 ・始めてみ

    • 【インプレッション】 Marwe 620FX , 730FX

      長年、オフシーズンは毎日の様に使用してきたローラースキー。 フレームの消耗が気になり始めたタイミングでMARWEから新しいモデルが出たので早速テストし使用を始めた。そのインプレッションです。 (今回の更新にあたりミヤコスポーツ様、Team Allez Yonezawa 所属 鈴木貴弘選手にご協力いただきました。ありがとうございました!) 620FX 730FX 今回2つのモデルをテストした。620FXと730FX。 違いはフレームの全長。型番の数字がそのまま長さを表して

      • 23/24 シーズン後半 分析②

        前編→“23/24 シーズン後半 分析①” 原因追及 ここではワックスに関しては触れない。 それ以外の部分で原因を探っていく。 原因1,技術? まず始めに疑ったのはテクニック。気づかないうちに変わっている可能性がある。 1月の怪我が影響していると考えた。改善部分をレースで試す。 若干の改善が見られた試合もあったが大きくは変化しなかった。 原因2、 ピーキング/コンディショニング? 次に目を向けたのが試合当日の状態やそこまでの流れ。 適切なトレーニングが出来ていな

        • 23/24シーズン後半 分析①

          序 今季は特別なシーズンだった。 11年ぶりにコンチネンタルカップ(COC)に出場した。 しかし、そこで感じた悔しさや希望を全てかき消すほどシーズン後半は苦しかった。 “思う様に身体が動かなくなり、とても苦しいシーズ ン後半でした。” 最終戦の後、Instagramにこんな事を綴りました。 本来、得意なはずのクロスカントリーで追い上げられない試合が続きました。ジャンプで勝てる位置に付けながらこの結果は、心にこたえました。 自分だけ重い荷物を背負って走っている様な、そんな

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          光陰矢の如しなオフシーズン

          初夏のとある日、ある方からコーチングを受けた時にかけてもらった言葉。 今もなお、常に頭に浮かんでいます。 ふと気がついたらシーズンが間近に迫っていました。 それほど夢中になっていたオフシーズン後半でした。 いや、今よくよく考えてみたら余裕がなかったのかもしれません。 “もっとスキーが上手くなりたい” その気持ちが私を突き動かしていました。 新しい事を始めるのは、怖くてエネルギーが要る 今いる居心地の良い場所から抜け出せなかったり、 変えない・変わらない、そんな自分を正当

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          例え話

          あるところに、ひとりの料理人がいました。 小さな街で、食堂を営んでいます。 その人は料理を作るのが大好きで、作る料理は街の人達にとても評判です。 そんなある日、大都会の三ッ星レストランから「うちで働いてみないか」というお誘いを受けました。 すぐに食堂を閉める決断はできず、まずは食堂は続けながら、定休日にレストランで修行する事にしました。 修行の初日から驚きの連続でした。 同じ料理を作ってるのにまるで別物です。 「自分の作ってきた料理は何だったんだ」と絶望的な気持ちにもなり

          軽井沢トレイルランニングレース

          GWの最後に出場してきました! 昨年中止になり初開催のレースでした。 軽井沢トレイルランニングレース この時期にしては少し長めの21km オフ明けでまだまだしっかりとトレーニングを積めてないのでパフォーマンスはいまいちでしたが、なかなか楽しめました。 見どころ 軽井沢といえば、The リゾート地 の代名詞 私もそう思ってました。 ここに来る大半の目的がアウトレットや避暑観光でした。 まさかレースをしに来るとは… そしてこんな素敵トレイルがあるとは。 めがね橋、アプトの

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          ゆっくりなスタート

          例年ジャンプトレーニングのスタートは、5月頭頃から飯山のミディアムヒルで始める。 今年は大雪の影響でかなりの修繕が必要で、飛べるようになるにはもう少し時間がかかりそう。 早く飛びたい気持ちだけど、良いイメージを膨らませる必要な時間だと思う事にしている。 他にもやるべき事はたくさんある。 いや、 そろそろ飛びたいな…笑

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          オフ

          今までで一番休んだオフだった。 もれなく“止まると死ぬ”系な私、オフといってもBCスキーしたり、MTBしたり、何かしら身体を動かしてないと気が済まなかった。 そんな私が2週間ほぼ何もせずダラダラ過ごした。 正しくは、少しの休養期間じゃ身体と頭がスッキリしてこなかったから。 年齢のせいか、はたまた別の問題か。 今シーズンは気付かないうちに相当酷使してたのかもしれない。 オフ明け、いつも以上に身体が重い動き出しだった。 しかし、頭はスッキリしてた。 移行期を経て、少しずつ本

          写真で振り返る21/22シーズン

          御礼 今季も無事に終了しました。 長いシーズンを、不安定な情勢の中で戦い抜けたことは、岐阜日野自動車はじめ応援してくださっている皆さんのお陰です。 いつも本当にありがとうございます。 我々アスリートは、試合に出場し順位が付いて初めて評価が生まれます。 その試合が無くなってしまうと評価される対象がゼロになります。 たとえどんなに良いパフォーマンスをトレーニングでしてようが…。 そんな中で、こうして選手活動を続けられているのは本当に幸せであると、より感じています。 Thro

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          実験の場と振興

          12/25 名寄4試合を終え、ほっとした気持ちも持ちつつ士別市朝日へと向かう FISCHER CUP 朝日ノルディックスキー大会 スペシャルジャンプとコンバインドの2試合を1日で。 ジャンプ台はミディアムヒル(HS=68m)、後半XCは5km ローカルな試合ではあるが、名寄の試合に出ない小中学生にとってはシーズン開幕の大きな試合という位置付け 4連戦で疲れはかなりあったものの、「よっぽど体調悪くなければ出よう」とエントリーしていた。 出場の理由万全ではないのにエント

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          【試合レポート】12/24 全日本コンバインド

          試合の日はいつも眠れない。 いつも以上に悔しい気持ちもあったからだろう。 うつらうつらしたまま朝を迎える。 攣った箇所って翌日も尾を引く。 膝を思いきり伸ばすと筋肉痛みたいな痛みが残る。 若干動きが悪いが、いざ試合になればそんなことすら忘れるくらい没入していた。試合の雰囲気、その瞬間に。 前半ジャンプ 試技の感覚は悪くない。 雪が降ってても、多少ミスしても上手くカバーして飛べている。 状態自体も良いし、“ジャンプで少し出遅れても後半で挽回できる”という気持ちが心にゆとり

          【試合レポート】12/24 全日本コンバインド

          【試合レポート】12/23 名寄コンバインドチャンピオン大会

          いよいよコンバインドも開幕。 熱い2日間の戦いが始まる。 この試合の立ち位置全日本A級カテゴリーではないこの試合。 そして翌日に最重要な全日本コンバインドを控える。 微妙な立ち位置の試合ではあるが、数少ない“コンバインドの国内戦のひとつ”として臨む。もちろん妥協は全くない。 前半ジャンプこの日は試技→全日本NCの予備ラウンド→名寄コンバインドチャンピオンの試合ラウンドの3本。 前日から良いジャンプと良いイメージがあったので思いきって試技をスキップ。 ここまで試合が続き、頭

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          名寄スペシャルジャンプ 2戦

          今シーズンもここ名寄(なよろ)から試合が始まる。 今年は変則的で12/21-22にジャンプ2試合、続けて23-24にコンバインド2試合と4試合続く連戦。 コンバインド選手にとってはなかなかタフな日程。 ここまで 名寄のジャンプ台を飛び始めたのが12/14 当初はRovaniemiのジャンプ台との違いに手こずったが日に日に良くなっていった。 しかし“確かな手応え”はそれほどなかった。 淡々とその日を迎えた。 ひとつ好材料とすれば、この日までに2kgほど体重を落とした。クロス

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          FISCHER【Twin skin】がおすすめな理由

          スキンとは数年前から、クラシカル用モデルでグリップゾーンにあらかじめ“スキン”が貼ってあるモデルが各メーカーから販売されています。 バックカントリースキーをしたことある方にはお馴染みクライミングスキンですね。 短めの動物の毛の様なものです。 トレーニングに最適ノルディック複合の競技は100%スケーティング走法で行われます。 しかしトレーニングでクラシカルも取り入れており、色々な狙いがあって時折クラシカルでもトレーニングします。 しかし、私たちノルディック複合選手はグリッ

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          失敗すること・恥をかくこと

          ふと周りを見ると年上や同世代の選手は数えられるほど少なくなり、年下の選手が大多数を占める様になった。 パフォーマンスが“安定”してきている。 一見して良い印象ではあるが、裏を返せば波が小さくなり大きな変化がなくなってきているとも捉えられる。 それは年齢によるものなのか。 大人になるにつれ、失敗することや恥をかくことに抵抗が大きくなる。 周りからの評価や実力を気にして、“失敗しないように”無難な選択肢を選びがちだ。 最近の自分は間違いなくそうであった。 年齢だけのせいで

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