浪人はするべきなのか ～学歴系Youtuberが語らない浪人の闇～
最初に
この時期になると風物詩のように浪人の話が出てくる。学歴厨陰キャ系Youtubeｒのコヤノルも浪人に関して色々と調べているのだが、Youtubeでは浪人を美化する傾向が多い。某9浪系インフルエンサーも浪人を美化するが、本当に浪人というものは最善の選択肢なのだろうか？と疑問に思ったので客観的事実を述べつつ、浪人の闇について語っていきたいと思う。
浪人すべき人すべきでない人
浪人をすべき人、すべきない人という基準を作るのも失礼かもしれないが、浪人をする資格があるだろうと見た人を挙げていく。
① 上位国公立・私大志望者
上位国公立や私大志望者は、浪人する資格があると言って良いだろう。上位国公立というのは医大であったり、旧帝であったり、地元のトップ校とかであるならば浪人の価値は高いと言える。あと私大であるならば、早慶も浪人して入る価値があるだろう。なぜなら、金銭的な面において上位国公立や早慶に入るのは大きなメリットが存在するからだ。例えば、学歴的に平均とされるニッコマの生涯平均年収は大体450万円ぐらいである。これが早慶や旧帝となれば大体620万円である。
ニッコマの生涯年収を40年換算で単純計算すると
ニッコマの場合 450×40＝18000万円
旧帝・早慶の場合 620×40＝24800万円
40年で6800万の開きがあると考えて良いだろう。浪人した1年で失う生涯年収は大体500万～1000万くらいであり、予備校代や生活費諸々の費用は100万～300万なので（個人差あり）1年あたり平均で1000万失うとしても5浪までは許容範囲？と言える。ただ、これは｢あくまで｣単純計算であることは忘れてはいけない。浪人した後も、就活の努力や勉強をしなければ、この浪人も全てパ～である。事実、有名大に受かってもコヤノルのように留年し就活も失敗した穀潰しもいる。とはいえ上位国公立や早慶に受かれば年収の面でも逆転出来る可能性は充分あるので浪人する価値はあると言えるだろう。
② 怪我・病気の場合
怪我や病気した場合でも浪人する価値は充分あると言えるだろう。感染症にかかる・怪我をするというのは正直運でしかない。このような不運があっては、受験でも自分の最大パフォーマンスを発揮出来ていない可能性がある。人生で怪我・病気という不運で一生後悔するよりかは、浪人で頑張る方にかけた方がよいと言えるだろう。
③ 高い志がある場合
例えば、高い志があってこの大学に行かなければ死んでしまうとか、コンプを抱えて生きるのは一生の恥だと思うなら浪人してもいいだろう。この大学に行くならば、青春も放棄したうえで、受験勉強のためにはYoutubeもTwitterもInstagramもTiktokも全てアンインストールし、友達との縁も全て切って学歴に固執するとかなら浪人する価値はあると言える。
④ 芸術などの特殊分野
これは特殊なケースである。芸術や美大の浪人に関しては、私は専門外なのでこれに関してはわからない。なぜなら受験勉強もしていないし、芸術のことに関してコヤノルはわからないからだ。だからとりあえず浪人すべきじゃね？と言っておく。知らんけど。
ともかく浪人をすべき人というのは高い目標があって、それに見合うだけの努力や能力がある人が浪人をすべきなのである。実力も志も低い者が浪人しても、年収に見合うだけの学歴も得られず、ただ時間と金を浪費するだけという結果になる。だから、浪人するのであればそれなりの｢覚悟｣が必要なのである。
浪人の成功率
ここでは浪人の成功率に関して語っておきたい。浪人生に関して調べていくと興味深いデータを見つけた。（日経新聞の調査レポート）
浪人の成功率に関するレポートである。浪人生の浪人経験・最終的な成果に関するアンケートなのだが下の図を見て欲しい。
浪人の成功率は約60％であり、残りの40％は失敗あるいはどちらでもないという結果である。浪人の成功率は60％もある！と取るのかそれとも失敗率40％と取るのか…。それは人次第だろう。
では考えて見て欲しい。ウマ娘の怪我率40％…
引くやろ！よくウマ娘が｢あぁ…｣となる場面は珍しくない。
パチンコでもようやく当てた！と思ったら
60％引けず単発…。ラッシュ入らず終了…。な～んてことは珍しくはないでしょう！
つまり、浪人の成功率はそこそこ高いが失敗する可能性も高いということも忘れてはならない。しかも、この調査は多浪して大学にようやく入れた人も含むのである。
ウマ娘ならもう一回育成をやり直せば良い、パチンコならもう一回初当たりを引けば良い。だが、浪人はやり直すのに1年はかかってしまうのである。これを踏まえて自分は浪人出来るか否か再考して考えてもらいたい。
浪人とカネ
では浪人費用にはいくらかかるのか。仮に予備校に通い、自宅暮らしで勉強に打ち込んだ場合どのくらいの費用がかかるのか…。では浪人費用の推定をしてみよう…。
・予備校費（武田塾で推定）60万
・生活費（自宅暮らしの場合・食費も含む）30万
・受験料（共通テスト・私立受験料）10万
大体費用としては100万円くらいである。しかもこの概算はコスパよく安く済ませた場合であるので、宅浪であったりすれば安くなるし、大手予備校に通えば費用ももっとかさむだろう…。まあこれはあくまで概算なので許して欲しい。（もし浪人するのであるならば、自分で概算してかかる費用を出してみるのもいいのではないだろうか。）これに加え、若者の1年という貴重な時間も含めて、浪人の費用というのは100万＋1年がかかってしまうのである。
CRパチンコ浪人生
以上のことを踏まえると浪人というのはギャンブルなのである。浪人で成功する可能性は60％。それに加え1年と100万が最低限かかるであろうことを踏まえるとスペックはこのようになる。
1年と100万円と己の人生を賭けて、60％の大学入学RUSHを引けるのかというギャンブルなのである。これがもし失敗しようものなら、最悪高卒・無職・ニート等の身分になり、一生自分は人生の勝負に負けたという劣等感を抱えながら、人生とカネを浪費して終わるという最悪の結末を迎えるのである。貴方はこのパチンコ台を打てますか？
ちなみにコヤノルは中大行けなかったら間違いなく打ってたと思います。人生永久のギャンブラーなので。（人生はギャンブルや！）
別に浪人しなくてもロンダリング方法はある
リスクの高い浪人をしなくてもロンダリング方法があるということもここでは伝えておきたい。浪人だけでなく編入という大学から編入試験というものを受けてロンダリングするやり方や、院進して別の大学の院に行き、学歴ロンダリングするというせこい裏技のようなものもある。院進は2年間大学に通うため、費用はかかるが学問を追求しモラトリアムも伸ばせて、かつ学歴ロンダリングも出来るといういいことずくめなのである。
編入・院進の場合、たとえ失敗しても元の大学の学歴は残るので、さっきのCRパチンコ浪人生をやるよりかは圧倒的にこちらの方がリスクもかけるお金も少ない。ちなみに編入というやり方は9浪はまいさんが龍谷大学に3年時に編入するときに使っている手法である。圧倒的にこちらの方がかかる費用も労力も少ないはずなのに、なぜ彼は頑なに浪人を薦めるのだろうか。それは浪人ビジネスという受験生を狙ったあくどい商売が存在するからである。
学歴Youtube・浪人ビジネスの闇
編入と院進という裏技があるのに、なぜ浪人が勧められるのか。それは浪人ビジネスが存在するからである。正直、浪人してまで大学に行くのは本当のトップでない限りすべきでない選択肢である。当然、予備校としては浪人をして貰った方が利益になる。だから、予備校の人々は積極的に浪人を薦め、高学歴こそが素晴らしいと宣伝するのである。WakatteTVはその予備校ビジネスの典型的例と言えるだろう。
武田塾とは無関係としているが、武田塾の講師である高田さんと山火さんが出ている時点で無関係ではない。彼らはYoutube上で、あまりにも苛烈な学歴主義（ネタとしての一面もあると思うが）を展開するのは全て武田塾の儲けに繋げるためと取ることも出来るのである。キャストダイスTVや9浪はまいさんなどの学歴Youtuber・インフルエンサーはあまり浪人のデメリットを言わない。
むしろ、浪人は素晴らしいものであり、見合わない学歴に甘んじるなら予備校に行ってまで受けるべきだそこに経済的損失もあまり存在しないという主張を繰り広げるのである。無論、彼らが悪いことをしていると言いたいわけではない。実際、浪人という経験をすることで得られるものも多くあるだろう。だが、彼らは予備校・受験勉強の利益のためにセールストーク・ポジショントークをしているということを考えなくてはならない。
なぜ彼らはYoutubeをやるのか、コヤノル含めた悪のマッチポンプ
彼らがYoutubeをやるのも合理的である。彼らは浪人生の本質をよく分かっている。学歴は欲しいけど、努力がうまく出来ないクズの劣等感をうまくくすぐり浪人をさせる。浪人生には時間だけはあるのでYoutubeをずっと見続け、可処分時間をどんどん減らしてしまう。でも浪人生的には、勉強をしている自覚は欲しいから｢学歴動画｣や｢受験生版タイガーファンディング｣などの学歴エンタメにハマっていくのである。そして2浪・3浪してくれれば、Youtubeも予備校も儲かる負のマッチポンプである。つまり学歴・浪人ビジネスとは、若者の学歴コンプを刺激し、親の金を浪費させつづける負の側面があるということを忘れてはいけない。
この学歴コンプをこじらせすぎてしまった例として、受験生版タイガーファンディングの｢佐伯帝督｣さんの回は見て欲しい。
学歴に固執しすぎてしまった結果、カネも時間もどんどん浪費していき、予備校・学歴系Youtube・浪人ビジネスにどんどん搾取されてしまった良い例である。
これが浪人ビジネスの闇であり、コヤノルもそれが分かっているので学歴情報を発信しているのである。ただ、僕にはバックに何がいるわけでもないのでこういう裏事情もぶっちゃけられてしまうのである。これを見たら浪人をすることのアホらしさというのがわかるのではないだろうか？
浪人はありだが編入と院進の方がコスパ良い
ただ、ここまで浪人を否定したが、それでも浪人する！と言える人。そういう人こそ浪人に向いていると思うしやるべきだと思う。僕はギャンブラーなのでそういう浪人という選択肢を取れる人は尊敬する。ただ、浪人1回ごとに100万が最低限かかり1年という時間を浪費することも忘れてはいけない。それならば、編入であったり、院進であったりのほうがコスパいいと思う。しかし学歴が浪人するだけ手に入れる価値があるというのも事実である。
｢学歴が大事！｣というのは現代社会の病であると言えるだろう。事実、世間では学歴というものは人を見極めるモノサシとして使われている現状がある。例えば、浪人を何回もしてようやく望む学歴を得た人間と、妥協したものの学歴をストレートで得てそのまま卒業した人間。どちらの方が優秀かと聞かれたら後者であると言えよう。
ところが、社会でどこを卒業したかを重視するので、浪数やその前のキャリアはあまり聞かれない。
だから社会では、後者の人間の方が賢い選択をしたのにも関わらず、最終学歴というものだけで前者が優秀と見られるということは覚えておいておきたい。
人のこと言えるのか？
ここまで浪人に関する費用のことを言ってきたが、コヤノルはそれを全部フイにしてしまってるので人のことは言えない。親が塾に通わせてきた6年間の塾代に加え、中央大学に支払った5年間の学費＋一人暮らしの費用を合わせたら、2000万以上はかかっているであろう。それでもコヤノルはどうしようもなく怠惰でクズなので、就活失敗し、ギャンブルにハマリ、留年もしているワケである。だから、浪人してちゃんと就職出来る自覚があるならちゃんと浪人して自分の好きなように生きるのがいいと思います。以上。
動画バージョンはこちらから。この浪人分析にはかなり時間掛かりました…。ぜひチャンネル登録でもしてください…。よろしくお願いします！
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