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人気上昇!親子ワーケーション、3つのタイプ別 メリットデメリットを考察!

前回の記事で、「旅育」の魅力について書きました。一般的な家族旅行も、工夫次第で子どもにとってより学びの多い時間にすることができると思います。

私自身は、親子ワーケーションを通して旅育を実践することが多く、最近は早くも秋以降のプランをあれこれと練っています!

さて。もうすぐ夏休みということで、家族旅行を計画している方も多いと思います。最近は親子ワーケーションの最近も高まっているので、運営している「共働き未来大学 ワーケーション部」や、参加しているFacebookコミュニティ「親子ワーケーション部」やでも活発に情報交換されています!

ところで、一口に「親子で」「ワーケーション」といってもさまざまな種類(やり方)があります。ツアー企画なども以前より増えていることもあり、家族側にとってライフスタイルや親の働き方、子どものタイプなどによってさまざま選択ができるようになったように思います。

そこで今日は、親子ワーケーションの種類と、タイプ別のメリットデメリットについて発信しようと思います。

私は2018年から親子ワーケーションを実践してきたので(当時はまだワーケーションという言葉が浸透してなかったので、後から「あ、これって親子ワーケーションだったんだ!」と知ったのですが笑)、内容は私の経験および主観に基づくものが多いです。仕事上、ワーケーションを実践する方にインタビューする機会も増えているので、専門家の声も反映したつもりですが、メリット・デメリットについても個人的視点がベースなので、ご参考程度に読んでいただければ幸いです!

\この記事はこんな方におすすめです/

□ 未就学児〜小学校中学年くらいまでの子どもがいる
□ 親子ワーケーションに興味がある
□ いつもの家族旅行とは一味違った体験をしてみたい
□ 旅を通した親同士のゆるいつながりがほしい
  
※ ここでいう「親子ワーケーション」の子どもの年齢は、3歳くらい〜小学校中学年くらいまでを想定しています

親子ワーケーションで肝になるのは「子どもの過ごし方」

それぞれのタイプをご紹介する前に、親子ワーケーションに欠かせない「子どもの過ごし方」について記しておこうと思います。あえて子どもの「預け方」と書かなかったのは、親のワーク中、子どもを預かってもらうことを基準にしたくなかったからです。

親子ワーケーションをしたい方のニーズやイメージ、そして親の働き方(業務時間や業務内容)はそれぞれだと思うので、子どもを預ける必要がない場合もあるはずです。ただし、親のワーク時間などによっては、安全に親子分離(別々に過ごす)を行うことも大事なので、以下の表を参考にしてもらえたらと思います。

親子ワーケーション、3つのタイプ

これからご紹介する3つのタイプ(A,B,C)は、「子どもの預かりの有無」、「親の働き方(時間や業務内容)」を元に、さらに細かく分けています。

  • 【A】リモートワークつき家族旅行 (個人旅行)

  • 【B】リモートワークつきグループ旅行 (個人旅行)

  • 【C】親・子・滞在先『三方よし』旅行 (ツアー旅行)

細かいので拡大してご覧ください♪

旅のタイプとしては、「個人旅行」か「ツアー旅行」かの2パターンになります。個人旅行であれば、一つの家族または複数の家族で自由に計画を立て、自分たちで交通機関や宿泊費、ワークスペースなどを予約し、ツアーであれば、募集代理店に申し込みます。

個人的にはほぼどのパターンも経験があるのですが、いずれも一長一短があり、特に子どもの年齢やタイプなどによって選択基準が異なるだろうと感じています。

それぞれのタイプのメリット・デメリット

1、個人旅行で「預かりなし」は、ワークを短めに!

託児室や一時保育、ベビーシッターへの預かり保育を依頼しない場合は、当然子どもがいます。眠っている夜間や早朝にのみ行う際は別ですが、日中であれば自分で見ながらにするかパートナーに見てもらうかのどちらかになります。臨機応変に予定が変えられて自由な家族旅行ですが、自分で見ながらの場合、子どもの年齢によっては業務の集中が難しくなりがちです。「せっかくの旅行なのに、結局子どもはホテルで動画三昧だった」という反省の声もありました。パートナーにお任せする際は、自分は仕事に集中できる反面、ワンオペになるため体力的にハードになりがちです。

帰省や子どものいる友人宅を訪ねるケースではプロではなく、両親や友人などに一時的に子どもの面倒を見てもらうことが多いです。気心が知れているので安心な反面、安全面を考えると長時間の依頼は避けた方が無難かもしれません。

2、個人旅行で「預かりあり」は、情報収集&事前の打ち合わせが重要!

手配は自分自身で行うため、問い合わせから申し込みまでそれなりに時間がかかります。特に、ワーク中の預かりについては、保育環境やアクティビティなどについてもしっかり調べておくとよさそうです。

去年、秩父でワーケーションをした際は、「えらべるしごと場」のスタッフが、現地での過ごし方やアクティビティ、宿泊施設の提案まで一気通貫で行ってくれました。子どものタイプや希望を伝えると可能な限り配慮してくださったので、普通の旅とは一味違った体験がたくさんできました。

滞在先によっては、託児所がなかったり、個人でのベビーシッターの手配が不可能な場合もあるので、プロに依頼したい場合は早めに情報収集するのがおすすめです!

3、グループ旅行は「相互保育」とプロによる預かりダブルで抑えておくと安心!

2と同様に、グループであっても個人旅行なので自分たちで手配が必要です。家族旅行に比べて人数が多いので幹事になる人の負担が生じやすいため、あらかじめ役割分担をしておくと旅行前も旅行中もスムーズだと思います。

去年の3月に茨城県の阿字ヶ浦でグループワーケーションした際は、事前に受け入れ先(イバフォルニアプロジェクト)の方と何度かミーティングを重ね、子どもたち(1歳〜10歳までの9人)は地元の保育のプロの方たちにお願いしました。民宿の大広間を4時間借りて保育ルームとし、異年齢活動を中心とした室内保育をベースにし、時折、外への散歩も実施してもらいました。それ以外の時間で親がワークしたい時は他の親が預かる「相互保育」をしました。

4、ツアー旅行は、日程とコンセプトが肝!

個人旅行との大きな違いは、企画されたツアーに参加するという点なので、日程の融通がききません。業務内容や忙しさ、子どもの保育園や学校のスケジュールを勘案し、行けるかどうかのジャッジが必要です。特に、小学生の場合は学校を休ませるかどうかの判断も出てきます

親子ワーケーションツアーは、モニター企画など、比較的リーズナブルな価格で提供されているものもあり、プログラムも趣向を凝らしたものが多いでの、正直とても人気が高く、応募開始から数分で売り切れになることも珍しくありません。スピード感が重要だと感じています。

また、ツアー企画の場合、それぞれ売りにしているものやコンセプトが違います。たとえば、海の自然に触れる企画であれば釣りやカヌー体験がメイン。子どものタイプや希望を踏まえて参加することをおすすめします。

ツアー企画では親子分離で親も子どもも満足できるプランが練られていることがほとんどです。普段の家族旅行ではなかなかできないアクティビティも、子どもたち同士で一緒にチャレンジできるのは、子どもの社会性を身につける上でもとても大きな魅力だと思います。『三方よし』については、親子だけではく、受け入れ側の地域にとっても、町づくりや町おこしを考えていくヒントになりメリットがあるようです。

まとめ

メリットデメリットと書きましたが、良し悪しではなく、それぞれに特徴があることを知っていただけたら幸いです。ワーケーションの可能性はさまざま自分たちに合ったスタイルを取り入れればいいのではと思います!

私も、引き続き親子ワーケーションを楽しみながら実践していきたいと思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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