プレッシャーに強い人と弱い人は、何が違うのか?
こんばんは!
元コミュ障、HSPアナウンサーの小屋敷彰吾です(^^)
おとといのブログでお伝えしたように「舞台 ウマ娘プリティーダービー」の製作発表の司会を担当させていただきました。
このお仕事は、オファーをいただいた時からずっとワクワクしていたのですが、超人気コンテンツだけあったのでめちゃくちゃ「緊張」もしていました。
なので無事に終わった時は、心からホッとしましたね。
「緊張」といえば、最近「緊張に対する心境の変化」がありました。
一言でまとめると「緊張」との向き合い方がわかるようになり、それによって以前よりパフォーマンスが上がったのです。
今日は「私なりの緊張への対処法」についてお伝えします!
1.これまでずっと「プレッシャーに弱い人」だった
みなさんは緊張しやすいタイプですか?
私はめちゃくちゃ緊張しいです。
どんなに短い時間でも「マイクの前で話す」時は、いつも緊張しています。
何度経験したことでも、やっぱり緊張します。
(自分にとって場数はあまり関係ない)
世の中には稀に「緊張はそんなにしない」という方もいますが、緊張しやすいという方が多いのではないでしょうか?
(特に「HSP」は緊張しいな方が多い印象です)
ただ不思議なことに、緊張しても持っている力を出し切れる人と、緊張すると持っている力を出し切れない人がいますよね。
いわゆるプレッシャーに強い人、弱い人ですね。
両者の違いは何だと思います?
私が考えるに、
プレッシャーに弱い人は
「緊張を抑え込もうとする人」
プレッシャーに強い人は
「緊張を客観視できる人」
この違いがあるのではないでしょうか。
そうした意味では私自身、これまでまさしく「プレッシャーに弱い人」でした。
緊張を抑え込もう、抑え込もうと努力をしてきました。
なぜなら「緊張は良くないものだ」という思い込みがあったからです。
「いやいやこんなことで緊張しては、ダメだ」
「もっと堂々としなきゃ・・・」
こんな感じで、緊張している自分を否定してしまっていたんです。
そして、なんとか自分の中から緊張を無くそう、無くそうと努力をしてきました。
例えば「緊張しないためのハウツー本」を読み漁ったり、無理に自分を落ち着けようとしたり、他のことを考えて忘れさせようとしていました。
瞑想、ヨガなどを取り入れていたこともありました。
これらに取り組むと一時的には効果があっても、すぐに元の木阿弥。
緊張って抑えようとすればするほど膨らむんですよね。
そんな自分に対して自信が無くなり、この自信のなさによってパフォーマンスの質も下がるという悪循環に陥っていました。
2.緊張は準備不足を警告してくれる
その考えが、先日急に変わったんです。
「ウマ娘の司会」の準備をしている時も、これまで通り「緊張」を感じました。
いつもだったらこういう時「落ち着かなきゃ」と緊張を抑えるための行動をするのですが、
なぜかこのときは「緊張する理由」をじっくり考えてみることにしました。
すると
「あ、もしかして自分の中に不安だと感じる要素があるから緊張するのかもしれない」
ということに気づきました。
言い換えれば、
「私にとっての緊張」とは
「成功させたい」、「良いものにしたい」
というモチベーションがあるが、
「このままだとうまくいかないかもしれない」
「まだ準備が足りていないかもしれない」
とギャップを感じている時に起こる感情
なんですよね。
ある意味警告アラームのようなものですね。
だとすれば、無理に抑えるべきものではなく、「緊張を感じたタイミングをむしろチャンスととらえ、準備に取り組めば良いのではないか」と考えを改めました。
3.準備をすると緊張も収まっていく
善は急げ、ということで緊張を感じたタイミングでさっそく「準備」に取り組んでみました。
すると不思議なほど「不安な自分」がスーッと安心していき、気持ちが落ち着いていくのを感じました。
気づけば「緊張」もだいぶ収まっていて、
「まぁ、これだけ準備もしたからなんとかなるだろう」
という心のゆとりも生まれていました。
なぜこれほど単純なことに、これまで気づかなかったのでしょうか。
そしていかにこれまで「間違った努力」をしていたのでしょうか。
せっかく自分の警告アラームが「準備した方が良いと思うよ」と教えてくれているのに、「うるさい、黙れ」と無理矢理抑え込もうとしていたわけです。
そりゃ、緊張が収まるわけもないですね苦笑
緊張に対してこれまで申し訳なかったという気持ちと、これからは感謝しようという気持ちがわき上がってきました。
もしこの緊張感がなくなってしまったら、私はきっと準備も怠るでしょうし、クオリティも下がってしまうに違いありません。
自分にとって「緊張」は、より良いパフォーマンスを発揮するために欠かせない大切な感情です。
4.緊張するおかげで「達成感」を味わえる
事前の準備をしっかりと行えば緊張を和らげることができると書きましたが、それでもやっぱり本番は緊張します。
今回のイベントも、舞台袖で本番を待っている時間は「口から心臓が飛び出てくるぐらい」緊張していました。
責任が大きい仕事をする時に緊張するのは、人間だから当たり前なのでしょう。
それに緊張は悪いことばかりじゃありません。
なぜなら、大仕事を終えたあとのごはんが最高に美味しいから。
(仕事終わりのビールがうまいという方も多いでしょうね笑)
緊張感があるからこそ、達成感も味わえるんです。
見方を変えれば「緊張」はすごく人間らしい、素敵な感情とも言えますね。
ここ1か月ほどで自分のなかの「緊張=良くないもの」という思い込みが段々と変わりつつあり、気持ちが楽になってきたことを実感しています。
5.自分の緊張の癖を知り、客観視を心がける
今日は「私なりの緊張への対処法」をお伝えしていきました。
では、この通り真似をしたら誰でもうまくいくかというと、なかなかそうはいかないと思います。
なぜなら、緊張する理由や効果的な対処法は人によって全く違うからです。
私は大前提に「緊張はよくないものだ」という思い込みがありました。
その上で、無意識に「未来の仕事が失敗するイメージ」を考えてしまう癖があり、それによって緊張する、という傾向があります。
これはあくまで一例であり、緊張する原因、思い込み、癖、傾向は人それぞれです。
当日まではそんなに緊張しないけど、本番が始まると急にパニックになるとか、場数を踏んでいないことに対してものすごく緊張するとか、緊張に対しても十人十色の傾向があるはずです。
だから大事なことは、自分の癖や傾向を知り、自分にあった対処法を考えること。
プレッシャーに強い人たちの対処法は人それぞれですが「自分を客観的にみることができる」という点では共通しています。
つまり、自分のよき理解者となることが、パフォーマンス向上の最大の近道です。
このブログが、自分と向き合う時間を持つきっかけとなったら幸いです。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
ちなみにみなさんは、最近どんなことで緊張したでしょうか?
よろしかったらコメント欄で最近緊張したことや緊張への対処法を教えてください(^_^;)
今日はこのあとコミュニケーションレッスンがあるのでワクワクです!
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