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レナード・バーンスタインの講義『答えのない質問』

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『The Unanswered Question : Six Talk at Harverd』という バーンスタインの講義のDVD 私はもう何回も見ているのですが、日記をつけ始め…
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【231205日記】『The Unanswered Question : Six Talk at Harverd』Disc 5 他

・『The Unanswered Question : Six Talk at Harverd』Disc 5
20世紀の危機というチャプターです。

音楽史で語られる内容とあえて対応させるなら調性の崩壊と呼ばれるところをとりあげるような形ですが、あまり意味はなさそうです。

ついに講義のタイトルでもあるアイヴズ作曲『答えのない質問』を聴きます。
この曲はある特異な性質から有名な楽曲です。
弦楽セク

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【231130日記】『The Unanswered Question : Six Talk at Harverd』Disc 4 他

・『The Unanswered Question : Six Talk at Harverd』Disc 4
Disc 4は曖昧さの喜びと危険というチャプター
今までは言語学との比較の話があったので文章にはしやすかったと思うのですがこの回から劇的に音楽の話になります。
なので文章にするのは大変です。
でもせっかくなので少しだけ試してみます。
音韻論にせよ統語論にせよ意味論にせよ行きつくのは音楽の曖

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【231128日記】『The Unanswered Question : Six Talk at Harverd』Disc 3 他

・『The Unanswered Question : Six Talk at Harverd』Disc 3
Disc 3は音楽的意味論です。
非常に難しい内容です。
「音楽は反復で作られている」
作曲をやる人なら誰でも知っていることです。
音楽的に直接的な意味があったとして、それを事前の知識なしに万人が連想することは可能でしょうか。
それは不可能です。
「ジュリエットは太陽だ」
この文は「ジュリ

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【231127日記】『The Unanswered Question : Six Talk at Harverd』Disc 2 他

・『The Unanswered Question : Six Talk at Harverd』Disc 2
本日は音楽的統語論というチャプター。
そもそも天才の集まりであるハーバード大学の学生向きの2時間の授業を集中して見ることも大変ですがこっちはDVDなんでね。
試行回数を武器にしてますわ。
内容は膨大ですがかいつまんで例を。
Disc 1同様モーツァルトのト短調交響曲。
主題は21小節で構成

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【231126日記】Leonard Bernsteinの授業を現代で受ける 他

・Leonard Bernsteinの授業を現代で受ける
『The Unanswered Question : Six Talk at Harverd』というDVDがありまして。
『答えのない質問』というタイトルの講義をバーンスタインが母校であるハーバード大学をやった映像がそのまま残っているのです。
DVD6枚組で796分です。
絶版で中古でしか手に入りませんし多分10,000円では買えません。

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