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【感想】「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」Season1の3話

見ました!

ところで、前の前の記事で「あのルーン文字」と書きましたが…、
ホタルで描いたやつはノーリの推察通り星座だったのですね…(あれもルーン文字(キアス)だと思ってた)。
地面に書いてたのは文字っぽいかと思ったんですが。一つじゃなく何個かありました…? 文章? トールキン言語に詳しい方なら判るのかな…。ううん、ご意見聞いてみたい!

感想

ヌーメノール

第一紀にエルダール(エルフ)達とともに冥王モルゴスと戦った人間達の子孫が住まう島。
西方(至福の国)と中つ国のちょうど中間点。

第一紀の宝玉戦争で、最終的にモルゴスをアルダ(地球)の外へ追放したのは、西方に住まうヴァラール(上級天使的なもの達)だったんですが、人間達もヴァラールから功績を認められ、「西方(至福の国)には招けないけど、中つ国より良いとこに住ませてやる」的なかんじでヌーメノールの島をもらった
その件について、執政女王とガラドリエルがバチバチしてましたね。1000〜3000年ほど前の話なので、ガラドリエルにはちょっと前の事だけど、人間達にとっては遠い昔の歴史/伝説/おとぎ話みたいな…自分達に都合よく解釈している。

[註]原作では、サウロンのモルドールでの築城は第二紀1000年頃、力の指輪の鍛造開始は第二紀1500年頃、ミーリエルやエレンディルは第二紀3000年代の人物。
   「力の指輪」では、これらが一緒くたに進行している。

ヌーメノールの王家の最初の王は、エルロンドの弟エルロス。彼らはエルフと人間の混血で、エルロンドは「エルフの運命」を、エルロスは「人間の運命」を選んだ。
エルロスは500歳くらいで老いて亡くなった(エルロンドはエルフの運命を選んだので老いない)。その子孫が、現在幽閉されているという、エレンディルいわく「今も親エルフ派(節士派)」の王様…のはずだが…?!

ガラドリエル

船の上では、形見のナイフをパクられたことに気付いても事を荒立てなかったガラドリエル。さすが元部隊長、状況をみて行動を選べる!賢い!と思ったけど、軽々とヌーメノールの衛兵ぜんぶと決闘はじめようとする…(衛兵ぜんぶというか、国まるごとと喧嘩しようとした)。
でも泥沼の第一紀を生き抜いた戦士としては、思惑の合致しない相手と意見のすり合わせをしても、どうせ裏切るでしょ…なら最初から戦ったほうが早いじゃない、くらいの感じ…? 脳筋…。

エルフが気高い種族なのは確かだし、この時点のガラドリエルが焦っている(ヤケクソ入ってる)のもあるんだろうな…。
ガラドリエル様がヤケを起こすって、イメージに合わないんですけど…(;>_<;)でも若者っぽくて素敵。
まあ第三紀のガラドリエルはまた数千年を経てるから…落ち着いてて当然なのかな。この時点のガラドリエルも3000歳前後だと思うんだけど。……エルフって何歳まで若者なの??
(「若き高官」エルロンドは1100歳くらい)

[註]二つの木の時代:約14400年間、太陽の時代-第一紀:約600年間、第二紀:3441年間、第三紀:3021年間。
   二つの木の時代は1500ヴァラール年間。1ヴァラール年は約9.58太陽年(異説:10太陽年)。1500ヴァラール年=14370太陽年(異説:15000太陽年)。
   ガラドリエルの誕生は二つの木の時代1362年(ヴァラール年)。第一紀が終わった時点の年齢は138ヴァラール年+600太陽年=1922歳(異説:1980歳)。
   ガラドリエルの父フィナルフィンの誕生が二つの木の時代1230年、結婚が1280年。太陽年で479歳(異説:500歳)での結婚。
   エルロンドの誕生が第一紀525~534年、結婚が第三紀109年。約3620歳での結婚。…苦労人…。(娘アルウェンも3000歳越えての結婚)

ところで、「馬がいるの?」喜ぶガラ様 か わ い す ぎ ま せ ん か。
映像美…。ストーリーとあまり関係のないサービスショットでしたね。天使だ…! 画家を呼んでこい…!!
(ルネサンス絵画とかでよく見る衣服のひだ、想像上のものかと思ってたけど実際にああなるんですね…! 感動した)

そしてサウロンの「刻印」が、新しい拠点の「地図」であることに気付くガラドリエル。
暗黒文字が読める…!さすが第一紀のはじめから戦いつづけてるひと…!(1話の北方でも読んでましたね)
攻め入るべき場所は判明したけど、手勢が全くいないのがネックですね…。

ハルブランド

手癖の悪い兄ちゃんだなぁ…!(褒め言葉)
最高ですね。エレンディルからガラドリエルのナイフ掏(す)ってくれるし返してくれるし、舐めた野郎からバッジ(鍛冶ギルドの会員証ですって)掏るし。
高潔なかんじと社会の底辺をうまく泳いできたかんじの両方がある男。
ガラドリエルより交渉力があるのは確かだけど、ガラドリエルと同じくらいプライドが高いとこ隠しきれない。おお…いいコンビになりそうじゃないか…!
しかし人間にバディ申し込むガラドリエル…意外だな…。この状況で「エルフと知りつつ命を助けてくれた」のがポイント高いのは当然か。

しかし「放浪の王」のモチーフ好きね。私も好き。「ホビット」のトーリンも「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルンもそうよね。ガンダルフも近い(王じゃないけど王より偉い)。
指輪物語はプライド捨てられる人のほうが偉い印象だったから(一つの指輪につけこまれるからね…)「プライドを取り戻せ!」的な流れは意外だったけど、思えばトーリンにガンダルフが発破かけたのと同じ流れか。

…ところでエレンディル、役得的にガラドリエルから押収→横領したナイフ掏られたこと、気付いてないんか…?(作品の尺的に、そこ掘り下げる時間はないだろうけど)

ハーフット

踊るハーフットかわいい♡(数少ない癒やし)

「右へ行ったり…左へ行ったり…」
星図のページを手探りで探すノーリに指示してあげるポピーちゃん。このへん指輪物語っぽいわー。それとも英国の児童文学ってみんなこんな感じ?
ポピーは孤児なんだね。両親が狼にやられたって言ってた?(覚え違いかも)(でもそれ狼ってかワーグでは…)

そしてよそびと。紙は火に近づけると燃えるってことを知らないよそびと。火の消し方がわからないよそびと。あわてて村を倒壊させるよそびと…。やっぱ赤ちゃんじゃん。
でも何かしら帯びた使命は忘れてないらしい。
西方には火を明かりとする文化がないのか…?もう二つの木の明かりはないのに…電球みたいなのがあるのかな。(よそびと=イスタリ説で考えてます)

ノーリの家の荷車に隠れてついてきたよそびと…。
叱られて仲直りしようとご機嫌伺いする犬みたいな顔するのね…!!(きゅん死にや)(俳優さん尊い)
いや君みたいなデカブツどこに隠れてたの?!
よそびとが乗ってたから荷車重くてノーリ達が遅れたのでは…?とか、村に招き入れちゃいけない余所者を移動にまで付いてこさせちゃダメでしょ…?とか。言いたいけど、でっかい赤ん坊とちっさいお姉ちゃんの友情がかわいいから、いいか…。

あっ、あと長老サドクが言ってた「星になった話なら知ってる」は、エルロンドとエルロスのお父ちゃん、エアレンディルのことですね…! 第一紀の英雄的航海者。第三紀にガラドリエルがフロドに渡した瑠璃瓶にinしてる「エアレンディルの星の光」の星。

モルドール

モルドール…で合ってます…よね?(あまり理解できてない)
サウロンの計画によって穴を掘らされるエルフ達。人間もいるのかな? この世界では人間よりエルフのほうが身体能力高いから、エルフは使い出があるんでしょうね…。

「お前達が地上へ這い出す前からこの木はここに立っているんだ! この木にはここに立つ権利がある!」
エルフらしいお言葉。皆がこう言えたなら、世界から戦争なんてなくなるんだが…(こう言えなくなる程の理由があったりなかったりするんだろうけど…)。
この木がエントだったら、歩いて移動も抵抗もできるんだけどなぁ…残念。

そして、ガッツリ暴力シーンきましたねぇ…。
エルフ達が脱走しようと暴れだすシーン、鎖でオークをぶん殴るとこ! めちゃくちゃカッコ良かったですね!! 美しいわぁ、さすがエルフー。
しかし狼さん凶暴…。ガツガツいきますね…、怖い。ワーグにしては可愛い顔してるとか思ったけど普通に怖かった。

塹壕(?)から出ても、見張りの弓矢から逃れられないということで、進退窮まるアロンディル。アダルのもとへ連れていかれるそうですが…
アダル」ってなんだ?
(エルフ語の「父」らしいので、サウロンなんでしょうけども)


今回は以上ですかね!
シリーズ全体で50時間の予定なのに、第3話にしてなかなか良いとこまで漕ぎつけたんじゃないですか?!
Season1でどこまで行くんだろ。
原作の2400年間くらいをギュッとまとめてやってるっぽいので、どこまでって形容しがたいですが。
サウロンの計画が判明した上で、指輪の鍛造がはじまる辺りで引きをつくるのかな…。あと5話あればもっと進むか…? ガラドリエルがヌーメノール勢に手間取りつつ中つ国へ戻るシーンが入ると丁度いいか。ドワーフ達のお宝が何かって謎もまだ残ってるし。

楽しみですね!

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