子どもは社会からの預かりものという考え方

少し前のVoicyで、とても参考になる話がありました。
尾石晴さんという方の配信で、「我が子を社会からの預かり物と考える」ということについて話されていました。

晴さんの配信は以前から聴いていて、この「我が子を社会からの預かり物と考える」という考え方も知っていました。
そして僕自身も、
「なるほどな。子どもは自分の所有物ではなく、社会からの預かり物と考えるとまた接し方も変わってきそうだな。」
と考えさせられるきっかけになりました。

どうやら、晴さんのリスナーさんからこのことについて、
「なんでそのような子育て方針に至ったんですか?」
という質問がよく来るそうです。

それについて、あらためて晴さんがなぜこのような考えを持っているのかということを配信で話されていました。

バウンダリー

晴さんにとってこの考え方は、決して子育て方針ではなく、もともと自分の中にあった感覚だと話されています。
それを、他人と自分との境界線があるという「バウンダリー」という言葉で説明されています。
検索してみたら、以下のような説明がありました。

バウンダリーとは、英語で「境界」あるいは「境界線」という意味ですが、心理学や精神医療の分野において「自他境界線」と訳されることがあります。 文字通り「自分と他人との境界線」という意味です。

この考えは、子育て以外にもふだんの人間関係にもとても大事な考え方だと思います。
この「自分と他人との境界線」というものについて、それを超えてズカズカと入ってこられたり認識がズレていたりすると、ストレスを抱えてしまうことになりそうですよね。

子どもは他人

子育ての話に戻ると…

子どもはついつい、自分の「所有物」のように扱ってしまうことがあります。
僕もそうですし、妻を見ていてもそう思うことがあります。

もちろん、子どもに適切なしつけをすることは大事だし、親の責任感からどうしてもそのような感覚になってしまうこともあるかと思います。

しかし、子どもはあくまでも「他人」であり、一人の人間である、という考えで接することは大事だなと感じます。
こう書くとなんだか冷たい印象になるかもしれませんね。

これは、子どもは一人の人間として対等に接すること、子どもを尊重すること、と言い換えることができるかと思います。

親ができることは?

親ができることはなんだろう?
と考えることがあります。

子どもは他人。
また、晴さんの言葉を借りると「我が子は社会からの預かり物」である。

その前提で考えると…
親ができることは、子どもが自立するために「サポート」することくらいかなと。
また、できるだけ多くの「環境」を用意すること。

そして、子どもが自分で自分のやりたい道を選んで、その道を進んでいくことが大事なんじゃないかなと思います。

また、親は自分自身の人生を精一杯生きることで、それが子どもにも伝わるんじゃないかなとも思います。

子どもは親の姿をよく見てますからね。


正解はない「子育て」。
これからも迷いながら悩みながらも、子どもが社会に出るまでの時間を大切に過ごしていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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