はじまりのはじまり

旅行手記について

今回から今までの趣旨とは少し変わり、旅先で見たもの、聞いたこと、話したことを記録として残していきます。

ただし、ただの記録では面白くないかもしれないので、脚色や妄想なども含まれるかもしれません。
とはいえ「事実は小説より奇なり」と申しますように、現実にもたくさん不思議な事は起こるものです。
僕の稚拙な脚色やくだらない妄想などない方が面白いという事もあるでしょう。だから、脚色や妄想なんて1つもないかもしれません。
その点を頭に入れたうえでこの旅行手記を楽しんでください。

また、僕のインスタやTwitterをフォローしている方はすでに投稿した事とかも再び出てくるかもしれませんが、個人的な記憶と記録の焼き直しという事でご了承ください。

ぼくが旅に出る理由

ぼくが旅に出る理由は大体100個くらいあって
   『ハイウェイ』 くるり

という歌詞があるように数えきれないほど旅に出る理由があるように思います。全てここに書き連ねるような野暮なことはしませんし、自分でも旅に出る理由を全て理解できているとも思いません。

とにかく「このまま進むのはなんか違う」という気持ちが大きくなっていき、そうせずにはいられなかった。それが一番大きな理由かもしれません。

元来、本を読むことは好きでしたが専ら小説ばかり。
旅に出ようと決意する少し前、2019年の春くらいからでしょうか。
現実ではない物語を追う事に必死だった目がいつのまにやら現実の世界に向けられるようになりました。
それに伴い読む本も政治、経済、歴史、環境問題、人文科学、哲学などなど様々なジャンルの本を読み漁るようになりました。

そして、現実世界に向けた五感と心が求めるものは次第にむくむくと大きくなっていきました。

風船のように膨らんでいった好奇心(先程は「現実世界に向けた五感と心」と回りくどい書き方をしましたが、要は好奇心です)は、もはや僕の身体の中で破裂寸前まで大きくなり、自分の身体では抑えきれなくなっていきました。

当時勤めていた会社の上司から良いお話をいただいていましたが、2019年12月にそれを断り旅に出る事を決意しました。
その上司は快く僕の決断を受け入れ、背中を押してくれました。それからというもの気持ちはどんどん旅立ちに向け切り替わっていきました。

ところがどうでしょう。2020年、蓋を開けてみれば何やら不穏な空気が流れ始め、それからはもうわざわざ言うまでもなく、今のような状況になりました。

当初、海外に行こうとしていた計画はすぐに叶えられそうにもなく、かといって旅に切り替えていった気持ちを再び先の見えない渡航制限解除の時期まで今まで通り仕事をする気持ちに戻すこともできず、少し様子を見ようと思いました。

しかし、それからすぐに計画を変更。
渡航制限がある程度解除されるまでは国内を周ろうと思ったのです。

国内でも自分の知らない景色や文化はたくさんあるし、海外に行った時に自分の国をよく知っていた方が話のネタにもなるし、様々な地域の社会や歴史、文化と比較する材料として使うこともできる。
とにかく損することは無いだろうと踏んで退職し、車を売り払ったり、部屋を引き払ったりなどの身辺整理をして2020年11月から旅に出ることになりました。

書くきっかけ

そんなこんなで始まった旅行の手記をこれから気まぐれに書いていこうかと思っています。

きっかけはインスタを見た人から「自分も旅行した気分になって楽しい。これからも投稿を楽しみにしてる」という声を頂いて嬉しかったということ。
その時やはり何かしら発信するのは大事だなと思いました。

ただの観光地巡りだけではなく、その時の生活(ただ遊んでるだけじゃないか!などという批判は認めます)や、地域の様子なども書いていけたらいいなと思っています。

観光名所の上手な紹介やお得な情報などはすでにたくさんSNSにあふれているので、あくまで個人的な体験や感想を中心にします。

政府からGoToと言われてもなかなかGoToできない方も多いかと思います。また、これまでたくさんの地域に足を運んで経験豊富な方もいるでしょう。どちらの方も僕と全く同じ経験をしているわけでもないと思いますので、ぜひ暇つぶしにでも読んでみてください。

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