鮮明に、瞼の裏に


貴方を夢で見ました
それは貴方を思い返した日のことでした
貴方が教えてくれたことが、鮮明に瞼の裏に描かれました
貴方と過ごした時間は何事にも代え難く、今の私の一部分となり、私を形成しています
弱さから、私は貴方の元を去りました
へたくそ、理由を並べて逃げ去りました
それでも貴方を忘れたことなど一度もありません
貴方に逢いたいと想いは募りました
けれど、貴方に逢うのは今じゃない、と思い続けていました
何故だか違うと思ったからです
あれから幾年経ったでしょう
そろそろ、逢ってもいいですか
私を思い出してくれますか
胸を張って貴方の元へ向かいます

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