翌日のスポーツニュース
昨日はカープがヤクルトに快勝しました。私はカープが好きです。正田高橋慶彦衣笠山本浩二あたりが活躍していた頃、記憶はややおぼろなのでそれぞれの選手の全盛期は少しずつズレるんだろうとは思いますが、なんにせよ80年代後半にカープとライオンズの日本シリーズがあり、私はそれを小学生の頃、放課後の教室で見せてもらったのを覚えていて、私は基本的にはライオンズファンだったんですが(だって滋賀県出身なんですもの！)カープの選手のいぶし銀的佇まい、お金が無い球団なのに頑張ってる感じ(本当のことはよく知らない)が子供ながらにかっこよかったし、何より私は赤が好きなのです。以来だったかも記憶はおぼろなんですが、とにかく長い間、私はカープのことが好きなんです。
カープが勝つと嬉しいから翌日はスポーツニュースが楽しみでネットの記事を読み漁るわけですが、これが負けた次の日は見たくないので前日のカープの勝ち負けによって、翌日に暇つぶしができるかできないかが変わるわけです。負けた次の日は暮らしがどうしても不自然になります。スポーツニュースを見ないようにするというだけで、いつもは必要としていない力が入ってしまっているわけですから、どうしても暮らしがぎこちなくなってしまいます。好きなプロ野球チームがある人の中には割と似たような感じで翌日をお過ごしになる方が多いのではないかと思います。好きの程度にもよるかと思いますが。さらに突き抜けて極端なファンになってしまうと負けた試合のニュース記事のコメント欄に感情に任せて汚い言葉を書き連ねたりしてしまうのかもしれません。
今シーズンはタイガースがなかなか大変なことになっていて、開幕以降、ろくに翌日のスポーツニュースを見られないというファンも多いかと思います。監督がキャンプイン前に今シーズンで辞めると発言したのが問題になっていますが、しかし、開幕前の評論家の皆さんは「監督があんな発言したチームは最下位じゃ」などとはおっしゃっておらず、軒並みカープは下位予想だったので勝負の世界というのは本当にわからないものです。
一つ確かなことは、やっぱり抑えの投手を固定できるかできないか。これが長いシーズンを戦い抜くのには非常に重要だということです。抑えて当たり前、失敗すれば叩かれる。打率3割で褒められるバッターと比べものにならないくらい過酷な仕事だと思いますが、大変と思う反面、会社員なんかをしていても昔と比べて一つの失敗が許されない空気になってきたなと感じます。失敗を重ねて成長していけばいいという鷹揚さ、おおらかさが昔はあったと思いますが、今は抑えピッチャーみたいに誰もが失敗を許されず、結果誰も責任の伴う仕事にはつきたがらず、立場の弱い人にそれを押しつけて失敗したらそれを鼻で笑うというような。タイガースファンもツラいけど、失敗の許されない会社員もツラいですよね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？