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海外留学の第一関門 TOEFL

TOEICについて続けようかと思ったのですが、TOEFLの勉強法ついてご質問をいただいたので、今日はそちらを書くことにします。なじみのない方もいらっしゃると思うので、まずは概要から。

TOEFLとは?

Test of English as a Foreign Language の略で、英語を母国語としない人が英語圏の大学や大学院に留学、進学するために受けるテストです。TOEICと同じく、アメリカの ETS というテスト運営機関が問題を作成しています。

いくつか種類がありますが、ここでは最も一般的な TOEFL iBT について取り上げます。

留学に必要なテストとして、アメリカの大学だと SAT、大学院(MBAやロースクール)であれば GMAT や GRE といった、現地の受験生も受ける共通テストがあります。

ただ、僕らのような非帰国子女の日本人は、まず第一関門の TOEFL を突破しなければなりません。一言でいうと、英語圏の大学や大学院の授業についていけるだけの英語力があるか?を測るテストです。

TOEIC は、日本と韓国以外ではあまり受験者がいませんが、TOEFLは世界中の非ネイティブたちが挑戦することになります。

どんなテスト?

リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング、の4分野。各セクション30点満点で、合計120点満点です。

テストは全てパソコン上で行われ、スピーキングは回答をマイクに吹き込むスタイルです。とてつもない集中力を、3時間も維持しなければならない過酷なテストです(以前は4時間以上でしたが、最近3時間に短縮されましたね)。

TOEICが、ビジネス上のコミュニケーション能力を測る目的であるのに対し、TOEFLは前述のとおり大学や大学院で勉強するためのものなので、大学の講義や研究論文のようなアカデミックな内容が中心です。

どれくらいの難しいの?

半端なく難しいです!特に、帰国子女でない、いわゆる純ドメの日本人にとっては、高すぎるスピーキングの壁が最後まで立ちはだかります。

以前に掲載されていた ETS による TOEIC と TOEFL のスコア換算では、TOEIC800=TOEFL89、900=102、990=112 でしたが、これではTOEFLを過小評価しすぎ(もしくは、日本人のアウトプット力を過大評価しすぎ)です。

感覚的には、上記の10-20点引きぐらいがTOEFLの点数ではないかと。僕が初めて受けたときのスコアは90でしたが、当時 TOEIC は対策無しで950点以上が取れていました。そして、TOEFLで102、104が取れたころに、TOEICで満点が取れました。

Executive MBA出願のために再受験した昨年時点で107。ライティングを気合い入れて対策すれば110はいける気がしますが、上のデータにある112はかなり厳しいと思います(この段階にくると、スピーキングがボトルネックになり、全体を1-2点あげるのも至難のわざになってくる)。

続いて、過去に見つけた英検ホームページでの比較(今はなくなっているようです)。準2級=32、2級=45、準1級=80、1級=100、となっており、かなり実感に近いです。僕は TOEFL 104 のとき(イギリス駐在4年目)に英検1級を受けましたが、ほぼ勉強なしで合格できました。

もうひとつの参考事例として、我が家の長男の例を。彼はイギリスで5年現地校に通った帰国子女ですが、TOEIC985、英検1級で、TOEFLは101です。やっぱり、TOEFLの難しさが際立っています。

留学するには何点とればいいの?

4年制大学への進学・留学であれば、70-90点が目安になります。ただ、ハーバードやスタンフォード、その他アイビーリーグの有名校などでは、合格者平均点が100点を超えるところもあります。

大学院(MBA)の場合は、 通常校で90-100点、上位校出願の目安と言われるのが100-105点、トップ校(ハーバード、スタンフォードなど)では110点を目指す戦いとなります。

もちろんスタート時の英語力にもよりますが、海外経験の全くない日本人がMBAトップ校を目指す場合には、相当のベースがあった上で死ぬ気で頑張って1年、普通であれば2-4年かかる、ぐらいの覚悟が必要になります。

TOEFLの壁を越えられずに留学を諦めてしまう、もしくは出願校を妥協せざるを得ない人がたくさんいますので、留学したい!と思ったら、何はともあれTOEFLの勉強を開始しましょう。

※なお、イギリスや、一部のアメリカの学校では、IELTSという試験が使えます。僕は参考書をやった程度で未受験ですが、こちらの方が日本人にはスコアが出やすいとよく言われます。TOEFLの沼にはまる前に、一度受けてみるのも一案です。

次回は、TOEFL100点 を目指す戦略についてお届けします。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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