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「標準レンズ」とは何mmか?50mm?35mm?それとも?

どうもです。(自称)イケメンフォトグラファー コバさんです。

突然ですが、みなさんにとって「標準レンズ」とは、焦点距離が何mmのレンズでしょうか?

一般的には「標準レンズとは焦点距離50mmのレンズである」と言われております。
カメラの教則本などにも「50mmが標準レンズ、それより焦点距離が短いものを広角レンズ、長いものを望遠レンズと呼びます」なんて書かれてます。

そして、写真やカメラに一家言あるという方々、特に年配層の写真家やカメラマニアなどを中心に「まずは50mmの標準レンズで腕を磨け。50mmこそが写真の基本だ」などと言われることが多いようです。

私は、声を大にして言いたい。

試しにツイッターの過去ログを漁ってみましたが、オイラがツイッターを本格的に始めだした頃から言ってたw
ずいぶん前から言い続けてたのね、自分w
なんかもう、50mmは親の仇か?と言わんばかりw

これらのツイートの内容を今一度まとめ直しますと、一眼レフカメラはカメラ内にミラーが存在し、通常はミラーからペンタプリズム、ファインダーへと光が導かれますが、撮影するときはミラーが跳ね上がり、フィルムへ露光することができるわけです。

ということは、カメラ内でミラーがパタパタと動きますので、そこは空洞にしておかないといけない。
焦点距離の短いレンズだとミラーと干渉する恐れがあるため、その妥協点として、焦点距離50mmのレンズがいちばん無難だった、ということになるわけです。

実際にはもっと複雑な事情がたくさんあるので、ここでは割愛してw 結論を言えば

標準レンズが50mmとされるのは、妥協の産物でしかない。

じゃあいったい何mmが標準レンズなんだというと、個人的な意見としては

35mmこそが標準レンズ

ではないかと思うのです。

以前使っていたCarl Zeiss Distagon 2/35 ZEでのカット。ほんと素晴らしい写りで気に入っていたレンズです。できればEOS5DsRあたりで使ってみたかった。

みんな大好きシグマArtレンズw 24-35mmF2で撮った写真です。
どちらも35mmだったと思います。
このように35mmは、テーブルフォトにちょうどいい画角なんですよね。

見たものを感じたままに切り取るという点では、私にとっては35mmこそが標準レンズにふさわしいと考えています。

ただ、決して50mmが嫌いなわけではありません。むしろ好きな画角です。

特に、LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. を入手して以降、50mm相当の画角が好きになりましたね。

一般的に焦点距離50mmのレンズだと最短撮影距離が50cm以上のものが多く、寄れないために「持ち歩き用レンズ」としては使いにくいと感じていたんですが、このレンズと出会ってから考えが完全に変わりましたね。

寄れるレンズは、飯テロ能力が高い!

これが私にとっては大きかったんだろうな。

標準レンズについての考察は、またあらためて記事を書いてみたいと思います。

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