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小論文過去問:茨城大学

教育学部・学校教育教員養成課程 言語・社会教育系 国語選修(学校推薦型)


【問題】現代において「敬語」を使う意味についてコミュニケーションという観点を踏まえ、あなたの考えを800字以内で書きなさい。

メモ(もう少しきれいに書けばよかった…)

私の解答↓


 過去と比べると、現代における「敬語」をコミュニケーションの手段として使用する意味は変わってきている。それは、時代によって価値観が変われば当たり前のことであり、人との関わり方そのものが変化しているためだ。
 本来、「敬語」を使用することは、相手に対して丁寧に接することでその人を重要視し、敬意を払っていることを伝えるものである。隣国の韓国ほどとは言わないが、以前の日本は今よりも上下関係に厳しく、目下のもの、特に年齢が下の人が年配の人に対して明確に配慮を示さなければならなかった。
 しかし、現代において、その関係性も変容した。多様性や個人の自由なあり方を重視する現在の若者にとって、厳しい上下関係を強要されることは窮屈なものである。彼らにとって「敬語」は、本来の使い方を除けば、関係性に波風を立てずにあえて相手との距離を置きたいときに使用するものであると考える。
 よくある例が、合コンのような出会いの場だろう。初対面である最初はお互いに敬語を使って話を始めるはずだ。話が進むにつれて、仮にある男性が一人の女性を好ましく思い、距離を縮めるために「タメ口」を使い始める。その際に、女性側が男性と距離を置きたい思えば、彼女は敬語を使い続け、「私はあなたのことが好きではない」ことを無言でアピールしていることになる。
 このように、わざと敬語を使い丁寧に接することで、「私はこれ以上あなたに踏み込む気がありません」という意思表示をおこなうのが今の若者のやり方である。これは、攻撃的な表現を使って相手を刺激してしまうことで、あっという間にSNSに拡散され、誰彼かまわず非難される、というリスクを回避するためであるとも考えられる。
 現代において「敬語」を使うことは、敬意を示す手段であるだけではなく、社会のコミュニケーションの中で、相手との関係性を調整しつつ、自分自身を守るための手段であると言える。


800字というのは、書きたいことを詰め込むには意外と短いですね1。
こちらが、私が高校生ぶりにいきなりチャレンジした小論文です笑

まず「敬語」と聞いた時点で、尊敬語・謙譲語・丁寧語がアイディアとして出てきていないし、客観的なデータに基づく根拠が抜けています。小論文というよりエッセイじゃないかとツッコまれました。悔しい…

私の自己紹介にも記載しましたが、本業は「特別選抜入試」を受験する高校生の応援団なので、今後はその辺りの情報も載せていければと思います。
自分も小論文にチャレンジして発信いくので、世の受験生たち、一緒に頑張りましょうね!

テーマについてのアイディアなど思いついたものがあれば、ぜひ教えてください!


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