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都庁×スタートアップ:協働の取組が進んでいます!

東京都では、行政課題の解決に向けたスタートアップ企業の製品等のピッチイベント「UPGRADE with TOKYO」を2019年12月から開催しています。
本年4月26日に「UPGRADE with TOKYO After Pitch Meeting 2021」として、これまでの歴代優勝社全10社が集結し、イベントを開催しましたのでご紹介します!

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ピッチイベント「UPGRADE with TOKYO」とは?

「UPGRADE with TOKYO」は、東京都が抱える多様な行政課題を乗り越えていくために、これまでにない画期的な製品、サービスを生み出すスタートアップ企業と手を携えることで共創を実現することを目的としています。

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東京都にとっては、スタートアップ企業と連携することによって現在の行政課題を解決し、未来の行政インフラを構築し、世界一級の都市としての価値を高めていく。
スタートアップ企業にとっても、東京都と連携することで業務実績を積み、自らの企業価値を高める。
そして、この協働の機会を起点として、スタートアップ企業・東京都ともにさらに上へ上へと成長していく。
「UPGRADE with TOKYO」という名称にはそんな思いが込められています。

ピッチ審査で審査委員から都政課題の解決に資すると認められたスタートアップは、事業の協働等に向けて東京都と具体的な交渉を進めるきっかけを得ます。

「UPGRADE with TOKYO」はnoteでも情報発信をしています!


After Pitch Meeting 2021:全優勝社が集結!

「UPGRADE with TOKYO After Pitch Meeting 2021」では、これまでのピッチイベント歴代優勝社全10社が集結し、宮坂副知事と審査委員を務めていただいた有識者の方々などをお招きして、各社から東京都との協働の成果・進捗状況を伺うとともに、今後の官民協働をより促進していくための課題と展望を語り合いました。

参加したスタートアップ企業は以下の10社です。

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イベントでは、これまで「UPGRADE with TOKYO」へ登壇した49社を対象としたアンケート結果が紹介されました。

それによれば、これまでの10回の応募テーマについて97%が分かりやすいと回答しています。また、優勝後の東京都との協働のスピード感については、全体の約7割の方「満足」または「やや満足」と回答しています。さらにピッチイベント登壇をきっかけに、約3割の方が他自治体との連携や問合せ増加等の成果があるなどの回答がありました!

一方、イベントの認知度向上・効果的な情報発信や、イベント後のフォローアップ等の充実についての声も聞かれました。

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宮坂副知事からは、社会を独自の視点から見るスタートアップの発想や技術を都政課題の解決に生かしていくため、「一社でも多くの企業が実装まで行けるようにわれわれとしても最大限サポートしていきたい」とコメントがありました。

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それぞれの取組の進捗など、イベントの模様はYouTubeで公開中です!


都庁オフィスでイベント優勝スタートアップ企業のサービスを実装!

都庁では、第一本庁舎24階のフリーアドレスのオフィスにおいて、第4回優勝社である株式会社Colorkrewの「Mamoru Biz」、第5回優勝社であるWOTA株式会社の「WOSH」を導入し、実装を開始しています!

Mamoru Biz

「Mamoru Biz」はスマートフォンとQRコードを使ってオフィス内のスケジュール調整、備品管理などを担う「ビジネスコンシェルジュツール」です。

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都庁舎24階のフリーアドレスのオフィスでは、それぞれの机にQRコードを設置し、スマートフォンから「Mamoru Biz」のアプリで読み取ることで、職員が自分の座っている席を登録しています。

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フリーアドレス環境では、どこにだれがいるかわからないという状況が生まれます。そうした環境においても「Mamoru Biz」を使うことでどこの座席に誰がいるかが把握することができます。

WOSH

「WOSH」は、独自の「自律分散型水循環システム」を用いて、生活排水を使ったその場で、98%以上再生処理し、循環利用することで水を何度も繰り返し使える「水道いらずの手洗いスタンド」です。

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配管を気にせずに設置できることから、24階のオフィスでは出入り口に設置しており、来庁されるみなさんにご利用していただいています

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このように、これまでのピッチイベント優勝社のスタートアップ企業の取組を都庁としても積極的に実装することにより、協働しながら社会にも広げていきたいと考えています!


次回のピッチイベント参加企業募集中です!

さて、この「UPGRADE with TOKYO」ですが、現在、次回のピッチイベントの参加スタートアップ企業を募集しています!

次回は「ベイエリアDigital Innovation City」の取組として「臨海副都心」をテーマとして実施します。

【第12回】応募テーマ『臨海副都心をデータで見える化』
【第13回】応募テーマ『臨海副都心のまちの魅力発見と向上』

【募集期間】

令和3年5月13日(木曜日)~令和3年6月2日(水曜日)18時
その他詳細はホームページをご覧ください。https://upgrade-with-tokyo.jp/

臨海副都心は「未来の東京」の創出をリードする舞台として「東京ベイeSGプロジェクト」に位置付けられており、「社会の構造改革」に向け、最先端のテクノロジー実装などを推進していくこととしています。

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スタートアップ企業の皆様のご応募をお待ちしております!

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今後も、スタートアップと行政、相互の理解を深めて実践を積み重ねることで、多様化する行政課題の解決につなげていく強固な協働スタイルを構築し、都政のサービスの質(QOS)を高めていきます。ぜひ、ご注目ください!

今回ご紹介した取組は、「シン・トセイ」戦略の7つのコア・プロジェクトの1つ「スタートアップ・シビックテックとの協働推進プロジェクト」になります。他にも、様々なプロジェクトを展開しておりますので、ぜひそちらもご確認ください!

【ご意見募集】
#シン・トセイ 都政の構造改革に関するご意見・ご感想を、ポータルサイトのフォームより受け付けています!