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「ICT職」新卒採用職員に聞く!(後編)都庁の新任研修を受けて思ったこと

この4月から都庁では新しい職種「ICT職」の新卒採用職員10名が働いています。

前回のnoteではその第一期生たちが都庁に入ったきっかけを座談会形式でお届けしましたが、今回はICT職向けの新任研修を受講した感想今後の抱負についてお届けします!


ICT職向けの新任研修、どうだった?

――――さて、では第2部ということで、ICT職向けの新任研修を受けた感想をお聞きします。みなさんは4月に都庁全体の新任研修を受けたあと、ICT職の専門研修を受けたわけですが、どんなふうに感じましたか?

図35


中西さん

図32

都庁全体の新任研修では、動画によるオンライン講義でパッシブ(受動的)なものが多かったのですが、ICT職向けの新任研修ではグループワークが豊富で、業務にどう生かせるかというところを考えさせられました

ある課題では、あえてざっくりした指示だけ与えられて、講師の人に指示内容を確認したり、指示の意図を考えてグループ内で認識統一したりしながら進めていきました。仕事をする上で、想定違いのものを創っちゃうと、結局無駄な時間になったりするので、そもそもの指示の前提のところをまず疑ってこうよ、ということは意識しました

――――全庁的な新規採用職員向けの研修ってどうしても一方的にならざるを得ないのかもしれないですが、グループワーク中心で、チームで動いていくのは新しい体験だったのではないでしょうか。


深澤さん

図29

今回の研修では、広く浅く比較的最新のものをフィーチャーした感じだったかなと思ったんですけど、最近、デジタル関係の法整備がどういう風に進んできたかをテレビで見て、行政って歴史的な部分を重視する傾向があると思うので、最新のものと合わせて、技術的な部分がこういう経緯で進んできた、という根っこの歴史的な部分まで触れてもらえると、仕事で一から調べる必要もなくてよかったのかなと思いました。

――――歴史的な経緯を抑えておくことも大事ですね。宮坂副知事がよく引用するのが、国が2000年に作った「e-Japan戦略」で、今読んでも結構いいことが書いてあるんだけど、20年以上経った今でもそこにたどり着いていないと。

深澤さん
2000年の頃は、たぶん、全員がインターネットを使えるようにするみたいなところがスタートだったんじゃないかなと思うんですけど、今はもっとそれが進んで、みんなスマホを持ってるし、ネットに繋がってるけど、一方でデジタルデバイドとかの問題があって、バックボーンがどう変わっていて、行政マンとしてどこまで対応できるのかとかまで触れられるといいのかなと思いました。

――――大きなビジョンですが、大切な論点だと思います。デジタル庁関連の法案も読んでみると興味深いですよね。


松久さん

図28

研修がはじまるまでは、楽しみ半分、不安半分でした。実務で使える知識を習得できるといった点で受講を楽しみにしていましたが、果たして自分はついていけるだろうかと不安でした。

しかし、実際の研修では、講義内容をアウトプットするグループワークが多かったり、公務員として知っておいた方がよい知識や、クラウド・ゼロトラストといった新しい技術について扱ってくれたりと、とても良い研修でした。そのため、自分の中では大学の時よりも能動的に勉強できたかなと思いました。

また、1単元ごとにゴールを設定して、それを達成出来たか振り返ってみんなで共有する、というサイクルができていたため、すごくいい意識を持って研修を受講できたかなと思っています。

――――研修の中で、目的を設定から振り返りまであったんですね。振り返りをみんなで共有することも学びにとって大事ですよね。前向きに受講できたということ、本当によかったです。


木下さん

図30

自分自身のICTに関する知識がすごく少ない状態なので、少人数の研修で、グループワークもたくさんあって、さらにそこから少人数のグループに分かれて、周りの人にどんどん聞いて教えてもらえるという環境がとても助かりました。講師の人たちだけではなくて、自分以外の9人も先生みたいな感じで勝手に思っていました

――――周囲の人も、自分が知っていることであっても、「他人に教える」という目的を設定することで、別の意味での学びになっているんじゃないかと聞いて思いました。


中西さん

図31

情報セキュリティ担当としてセキュリティクラウドの保守・運用をやってるんですけど、その業務の中で研修でやったことがめっちゃ出てくるんですよね!

担当の課長代理が電気職の方でもう今年で3年目なんですが、すごい詳しいんですよ。ちゃんと最新の技術をキャッチアップしてらっしゃるので負けてられないなと。ICT職員だからといってあぐらをかいてられないし、勉強はどんどんしていかなきゃいけないっていうのを最近すごく思っているところです。

――――研修で学んだことがダイレクトに実務に生かされているんですね。とてもタイムリーな研修になっていたんだろうと思います。

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――――さて、では今回の研修の事務局を務められた林さん、長岡さん、今のみなさんの話を聞いて思うことはありますか?

林さん(ICT人材管理担当課長代理)

図33

みなさん初日の対面のときは緊張気味でしたが、だんだん表情がやわらかくなっていって、パワポの作成も日を追うごとに早くなっていくので驚きました。この短時間であそこまでできるとは、と思っていました。

みなさんが講師役になってほかの受講生に説明する時間ありましたよね。あのとき、私途中から聴講に入ったのですが、本当の講師が話しているのかと思ってしまいました。それほどプレゼンテーションのスキルは非常に長けているなと思いますし、それは現場でも十分役に立つと思うんですよ。

図25

ベンダーさんに説明したりするシーンもあれば、システムに詳しくない人に説明したりするシーンもあって、相手のレベルに合わせて話をしないと通じないのですが、そこらへんの加減についての素地が出来上がりつつあるのかなという感覚があります。


長岡さん(デジタルシフト推進担当課長)

図34

研修生それぞれが目的をもって、主体的に参加してくれましたね。オンラインでのグループワークも、うまくコミュニケーションを取りながらアウトプットできていたので、そういう仕事の進め方の部分も、実務で生かしてほしいなと思います。

一方で、例えば深澤さんが言ってくれた歴史だったり、研修の時間では触れられなかった部分が多くあったのも事実です。このあたりは、ICT職のオンラインコミュニティが立ち上がったので、そこで今後も継続的に情報共有やディスカッションをして、互いに理解を深めていきたいですね。一緒に学んでいきましょう!


今後の抱負!

――――最後に、新任研修を受けた今後の抱負について聞かせてください!

中西さん
ICTの技術的な知識と、東京都の職員としての行政の仕事のしかたの両方を早く身に着けて、一人前として背中を預けてもらえるようにしたいです。日々仕事の中でベンダーさんから連絡を受けたり、区市町村の方から問い合わせを受けたりするのですが、区市町村からは頼りにしてもらっているので、それに応えられるようにしていきたいです。

深澤さん
ICT職の第一期生ということで、周囲の上司から期待されているなというのはすごく感じています。次年度以降のICT職の展開が私たちにかかっていると思うので、求められていることを達成できればと思っています。また、私はたぶんこの中で1番経験が少なくて、技術的なところも足りないなという風に感じているので、今後も勉強を続けて、追いついていければと思っています。

木下さん
この研修で教わったことというのはICT職として求められる基本的な最低限のベースだと思っているので、自分のベースをどんどん広げていくっていうのがまず第1の目標です。
それプラス、自分に何が求められるのか、どういうふうなことが求められていくのかということを先回りして考えて、知識を広げていって、活躍していくことが目標です。

山田さん
私は各局のデジタル化を支援する立場なので、単に目の前の業務をデジタルシフトするのではなく、積極的、スムーズにデジタルシフトができるようなICT職として働いていけるといいなと思っています。

松久さん
まずは目の前の仕事を着実にこなしていきたいと思っています。各局からの問い合わせに対する「対応力」や「説明力」、ベンダーさんへの「質問力」など鍛えていって、必要な情報を正確に引き出せるように、説明できるようになりたいと思っています。
将来的には、ICT職として入ってきているところもあるので、学んできた知識を活用して、様々なDXに関する業務に担っていきたいと思っています。


――――最後に長岡さんから

長岡さん
これから、東京のDXという壮大なテーマに向かって、それぞれが役割を果たしていくわけですが、デジタルの知識やノウハウが自分たちの武器になるので、これからもしっかり学び続けて、武器をアップグレードしていきましょう。そして、みんな所属は違うけど、「ICT職」という共通のタグが付いた仲間なので、助け合ったり、高め合ったりできる関係であり続けたいなと思います。


――――ICT職新規採用のみなさん、長岡さん、ICT人材管理担当のみなさん、座談会へのご参加ありがとうございました!
これからみなさんとともに新しい都政、「シン・トセイ」を作っていけることを楽しみにしています!


図37


#都庁ICT職インターンシップ初開催決定!

前回に引き続き、再度のお知らせです。

ICT職のやりがいや魅力をもっとお伝えするため、オンラインでのアイデアソン型インターンシップを初めて開催いたします。
ICT職ってどんな仕事をしているの?職場の雰囲気や先輩職員はどんな感じ?そんなギモンに応える2daysインターンシップです!

申込は令和3年8月10日まで!詳細は以下の画像をクリック!

図6


【ご意見募集】
#シン・トセイ 都政の構造改革に関するご意見・ご感想を、ポータルサイトのフォームより受け付けています!「組織・人材マネジメント変革プロジェクト」にぜひご意見をお寄せください!


都政の構造改革推進チームです。 "東京が変わる。そのために都政が変わる" デジタルの力で都政の仕事を大きく転換し、都政のサービスの質(QOS:クオリティ・オブ・サービス)の飛躍的な向上を実現していきます。 https://shintosei.metro.tokyo.lg.jp/