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経験か、エビデンスか

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

経験重視か、エビデンス重視か

について書いていきたいと思います。

これはリハビリの職場であればよくありますよね?

先輩でも

経験上うまくいくものを処方するセラピスト

エビデンスに基づいたものを処方するセラピスト

の2種類に分かれますね。

私の友人の先輩でも

「このようなセラピストにわかれているような気がする」

というように思っている人がいるようで

このように感じている人は少なくなさそうです。

ではどちらのほうが正しいのでしょうか。

特に経験年数の少ない人には気になる話題だと思います。

正直にいうと前日に投稿した記事と内容が

かなり重複しますが

ご了承ください。

私なりに書かせていただきますので

よろしくお願いします。

それでは始めます。



どちらが正しいのか

では結論からいいましょう。

いったいどちらが正しいのか・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・




どちらも話になりません。

そもそもこのような発想になっている時点で

臨床を根本から間違っていると思います。

ではなぜなのでしょうか。


臨床推論の基本

この理由を説明するには

まず臨床推論の基本に触れる必要があります。

臨床推論は

仮説検証作業です。

何度も言います。

仮説と検証です。

こんなにしつこく言えば

「そんなことわかってるよ!」

という反応を受けるかもしれませんが

実践できていない人がほとんどです(少なからず私の職場では)。


ということで

仮説検証作業を基本と考えると

経験もエビデンスもあまり関係なくなるはずです。

なぜかといえば

この二つの要素は

仮説を立てる段階でのみ使うものだからです。

つまりエビデンスか経験かの議論は不毛なはずです。

仮説を立てることにこだわったところで

臨床の成果は挙がらないはずですから。

これは実験で例えると

研究をする際に

実験を行った結果ではなく、実験を行う前の仮説にこだわる

ということです。

果たしてこれは必要なんでしょうか。

結果の解釈のほうが重要に決まっていますよね。

これは臨床も同じです。

仮説を検証し、どのような結果になったか。

動きは良好になったか、むしろ悪くなったか。

偏見や思い込みを含まずに結果を解釈するのは難しいところですね。


なぜ実践しないのか

では多くの人たちは

この仮説検証作業をなぜ行わないのでしょうか。

中にはかつての私のように

言葉でしか理解できていなかった人もいると思います。

しかし逆にわかっててもやらない人もいると思います。

それはなぜか。


めんどくさいからです。

そりゃ一つ一つのエクササイズをするたびに

歩かせるのは時間がかかっていしまいます。

あまり実践的ではないといっていいでしょう。

より効果のある治療を追い求めると

必然的に時間がかかりますね。

これは根気強くやるしかないと思います。

私はインソールをやっている関係で

入谷式カウンター理論に基づいた

運動パターンで区別しているので

割と治療方針が決まりやすくなっていますので

入谷式足底板の勉強を

おすすめします。

手技ではなく、考え方が重要なのでぜひ触れていただきたいです。



本日はこれで以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。



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