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門前日誌 -見る、言う、聞く-

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NPO法人日光門前まちづくりnote部が運営する「門前日誌」です。日光門前にまつわる「暮らし」について、各々の視点で綴ります。
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#小冊子

伝統と革新と

またもや久しぶりの門前日誌になる。 レビューの途中ではあるが、最近またもや強く感じていることを。 この6月に、コロナ禍以来の八坂祭(町内のもの)があったり、7月に入ってテレビで京都の祇園祭(前祭)の様子を観たり、あるいは、門前のまちなみを修景していくプロジェクトの準備が本格化したりと、日々過ごす中で、常に考えねばならぬこと。 それが、タイトルにした「伝統と革新」だ。 都市、まちは常に"誰か"によって編集されていく。 時代の大きなうねりやそれによる暮らしの変化だったり、技

門前日誌レビュー[その2]

前回のレビュー[その1]の続きです。 日光の門前町に「関わる」若者たちの綴る日誌。 冊子化した巻の壱には12の記事が収録されています。 その記事一つ一つをレビューしてみています。 今回は中間の4つを。 「通う場所から、帰る場所へ」髙橋(2021年6月26日) ついに、日光の門前町に暮らすことになった髙橋くん。なんと、新居では樹齢350年をこえる江戸期から門前町を見守る枝垂れ桜と同居することになりました。 その喜びとともに、自分の暮らす場所に余白を作りたい、との意思が語られ

門前日誌レビュー[その1]

昨年末発刊した「門前日誌-見る、言う、聞く-」は、そろりそろりと配布中です。 先日、下野新聞で記事としてとりあげていただいたことなどもあり、お問い合わせも増えてきました。 日光の門前町に「関わる」若者たちの綴る日誌、どうぞ見守ってやってください。 さて、冊子化した巻の壱には12の記事が収録されています。 その記事一つ一つをレビューしてみます。 今回は最初の4つを。 「故郷の原風景に彩りを。」宮崎(2021年5月3日) 出自と両親への感謝、祖父からの影響が語られます。 「祖