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門前日誌 -見る、言う、聞く-

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NPO法人日光門前まちづくりnote部が運営する「門前日誌」です。日光門前にまつわる「暮らし」について、各々の視点で綴ります。
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#日光に移り住む

永い永い冬の終わり #日光門前に暮らす #93

高橋広野です.日光に春の訪れを告げる祭り「弥生祭」が,コロナを経て4年ぶりに開催されました.16日は宵祭,17日は付祭が執り行われ,両日とも町がにぎやかな雰囲気に包まれました. ぼくにとっては人生で二度目の弥生祭でした.5年前,修士研究の初めに来た時とは違って,今年は住んでいる稲荷町をお手伝いする立場として参加しました. この祭りには,遠方から知り合いが何人か駆けつけてくれ,初めてみる日光に嬉しい言葉を残していきました. こうした言葉でハッとしたのが,僕自身も初めて日光

準備中 #日光門前に暮らす #0

こんにちわ、髙橋です! ばたばたと、引っ越しの準備をしております。 もう残すところあと数日で、大学入学から約八年間住んだ宇都宮を離れ、日光に引っ越すことになりました。ご縁を頂き、庭付きのちいさな平屋をお借りします。当初探していたような物件とは違いましたが、それ以上に楽しみな物件です。住み始めてからそちらについても書いていければと思います。 今日は物件探しの過程について少し書いていきます。 昨年の夏頃から、なんとなく物件を探し始めました。 そのときの物件の条件は、 1

日常と非日常 #日光門前に暮らす

髙橋広野です。 本日は #日光に移り住む の第2本目です。ここでは、“なぜ自分が日光に惹かれるのか”を掘り下げて言葉にしてみようと思います。もちろんもし移り住むことが叶ったら、その過程やその先の話もできたらと思います。 ■観光客にとっての非日常 大学入学を機に宮城から栃木に越してきて、最初のGWは日光に来ていました。縁も所縁もない土地にきた自分にとっては、“栃木といえば日光”といった勝手なイメージが強かったように思います。 東照宮に参拝して、ゆばを食べて、いろは坂を

山の連なりに原風景をみる #日光門前に暮らす

髙橋広野です。 本日は #日光に移り住む の第1本目です。ここでは、“なぜ自分が日光に惹かれるのか”を掘り下げて言葉にしてみようと思います。もちろんもし移り住むことが叶ったら、その過程やその先の話もできたらと思います。 ■幼少期を過ごした風景宮城県仙台市で生まれ、幼少期は太白区の富沢という街で過ごしました。とはいうものの、小学校の半ば頃には隣の名取市に引越したため、富沢での暮らしの記憶はあまり残っていません。そこから大学入学までの約十年間を過ごした「ゆりが丘」という団地で