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山の連なりに原風景をみる #日光門前に暮らす

髙橋広野です。

本日は  #日光に移り住む  の第1本目です。ここでは、“なぜ自分が日光に惹かれるのか”を掘り下げて言葉にしてみようと思います。もちろんもし移り住むことが叶ったら、その過程やその先の話もできたらと思います。

■幼少期を過ごした風景

宮城県仙台市で生まれ、幼少期は太白区の富沢という街で過ごしました。とはいうものの、小学校の半ば頃には隣の名取市に引越したため、富沢での暮らしの記憶はあまり残っていません。そこから大学入学までの約十年間を過ごした「ゆりが丘」という団地での暮らしが、幼いの頃の記憶として薄っすらと残っています。

「ゆりが丘」という団地は、その名の通り小さな丘にある街でした。特段と大きな山でもなく、特別な何かがあったわけでもないですが、毎朝玄関を開けると、目の前には向かいの山の連なりが広がる風景がありました。

幼い頃は、木の枝を握りしめて山のなかを探検したり、居心地の良さそうな場所を見つけて秘密基地をつくったり。大人になるにつれて生活範囲が広がると、登校するたびに山を降りて、家に帰るたびに山を登って。山に対する接し方は変われど、山が生活の一部に溶け込む風景が幼少期を過ごした風景だったように思います。

■日光で出会った風景

そして大学入学を機に栃木に移り住んできて出会ったのが日光の山の連なる風景でした。

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日光駅からみる山の連なり

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半月山からみる山の連なり

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男体山からみる山の連なり

■通ずるものと異なるもの

そんな二つの風景に通ずるものと異なるもの(とくに異なるもののほう)が、“自分が日光に惹かれる”理由に関係しているように思います。

【通ずるもの】
山の連なり風景、坂のある暮らし、登ることと降りること、見上げることと見渡すこと、背を向けることと向かっていくこと
【異なるもの】
“団地という新しく均質的な街”に対する、“門前町という歴史のある多様性に富む街”

このどこか通じるもののある安心感と、まったく異なるものに対する憧れが、“自分が日光に惹かれる”要因のひとつなのかもしれないです。

NPO法人日光門前まちづくりnote部|髙橋広野


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