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門前日誌 -見る、言う、聞く-

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NPO法人日光門前まちづくりnote部が運営する「門前日誌」です。日光門前にまつわる「暮らし」について、各々の視点で綴ります。
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2022年9月の記事一覧

日光移住、1年と3ヶ月目 #日光門前に暮らす #69

髙橋広野です。相変わらず、朝と夜しか日光にいない日々が続きますが、最近はとにかく寒い。もうすっかり秋です。夜、窓を開けると優しい微風と、虫の音が心地よく、それだけでちょっと幸せを感じます。そんな9月もあっという間に終わりました。 気がつけばもう一年ちょっとも日光に住んでいたらしく、だいぶ日常に刺激がなくなってきたように感じてしまいます。“慣れ”ですね。毎日毎日、同じ道を歩き、仕事に出て、帰ってきて寝る。そんなルーティンに少々飽きてきた気がします。久しぶりにカメラを持って、ち

秩父と日光 #日光門前に暮らす #68

高橋広野です.連休は秩父へ。このあたりは長瀞までなら訪れたことはあったものの、秩父は今回が初めて。電車を降りて駅を出ると、すぐに目につくのが、時代を感じる建物たち。町中の至る所に有形文化財建築が潜んでおり、長年の営みを感じる佇まいがなんとも落ち着く。 そんな秩父でのひとつの目的は、三猿に会いに行くこと。 三猿というと、真っ先に浮かぶのがもちろん日光の三猿だ。 この門前日誌にも、「見る、言う、聞く」のサブタイトルがついている。 日光の三猿に対して、秩父の三猿は「お元気三

くらしを訪ねる #日光門前に暮らす #67

高橋広野です。始動から1年と半年が経とうとしている門前日誌。気づけばなんと100記事を突破していました。 これまで宮崎くんとほぼ二人で書き連ねてきた門前日誌。今改めて、この門前日誌の役割を考え直しています。 書き始めは、まだ具体的なビジョンが定まっていたわけではなく、何かにつながるきっかけになればと。とにかく何か“やってみる”ことがこの門前日誌の始まりでした。 それから思いの外すぐに、自分も日光に実際に暮らす立場になり、暮らしてみて感じたこと、知ったこと、経験したことを

エメラルド色に輝く #日光門前に暮らす #66

今日は朝から中禅寺湖へ。そういえばしばらくぶりでした。最後に来たのはピクニックの時だったかも。 今回は初めてのSUPに挑戦してきました。 風は少し冷たいけれど、天気は快晴。 そして、見渡す限りの絶景。 最高のSUP日和でした。 普段は陸から眺めるばかりの中禅寺湖。 今日は陸から漕ぎ出し、湖上から男体山を見上げます。 水も冷たいだろうと想像していたけれど、思ったよりずっと暖かい。 乗り方、漕ぎ方を1からしっかり教えていただき湖へ。 最初はすぐ湖に落ちるんじゃないかと

2022夏 建築探訪

この夏、「前川國男の自邸」を見に来ました。 学生のころからずっと見たいなと思っていて、大学4年時に行った際は残念ながら修繕中で見ることができず、ついにこの夏、念願叶い見に行くことができました。 東京小金井にある「江戸東京たてもの園」の中にある建築。電車やバスを使って、その姿がついに現れると、やはり、佇まいから心奪われるものでした。 南側の外観は大きな切妻屋根とシンメトリーな窓の配置が美しく、植栽や裏の林も建物を包むように林立しており自然と一体的な雰囲気がありました。 内

また夏の終わり、そして秋 #日光門前に暮らす #65

あっという間に秋が始まろうとしている空気感。すっかり涼しくなって、もうもはや少し肌寒いくらい。 秋はこれからに向けてやることが盛りだくさん。 久しぶりに日光のまちを散歩した。 見慣れた景色になりつつあるけれど、天気、時間、季節によって表情はまるで違って。カメラを持ってあるくとまた違った視点に立てる。一年撮りためた写真で写真集を作りたい。

霧の男体山

霧の摩周湖、ならぬ霧の男体山。 葉月最後の一日の日光は霧に包まれていました。 いつも秀麗な姿を見せてくれる男体山も、今日は霧の中。 猛暑の日々がまるで嘘のような、夏の終わりです。