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【創作の欠片】テーマ:鋭い眼差し・やわらかな光・忘れたくても忘れられない・秋晴れ・すれ違い 計5編 +企画参加のお知らせ

【創作の欠片】鋭い眼差し

どうか、私をそんな鋭い眼差しで見ないでほしい。
私は、君に恋してはいけないんだ。
そんな資格はないんだから。

終(本文53文字)

【創作の欠片】やわらかな光

休みの日は、いつも起きるのが遅くて、天気のいい日は、カーテン越しのやわらかな光に起こされる。

前に起こしてくれていた君は、もういないけど。

このやわらかな光を見る度に、同じような君の笑顔を思い出す。

君も、この同じ光を、誰かの側で、見ているのだろうか。

終(本文124文字)

【創作の欠片】忘れたくても忘れられない

熱に浮かされたような恋をした。

どれだけ離れても、たとえもう会えなくても。
もう、声を聞くことができなくても。
弾けるような笑顔が見られなくても。

僕は君のことを忘れない。

いや、忘れたくても忘れられない恋だった。

終(本文103文字)

【創作の欠片】秋晴れ

夏よりも空が高くなったように感じる。
風も涼しい。

今日は、君の代わりに洗濯物をベランダに干そうか。
いや、これだけ気持ちいい空気だから、一緒にやって、早く終わらそう。

そして、その後、近くを散歩しないか。
きれいな秋晴れの空を、一緒に堪能しよう。

終(本文120文字)

【創作の欠片】すれ違い

僕が仕事で忙しい時、君は早く結婚したいと願っていた。
僕が周りの結婚ラッシュに戸惑っている時、君はマネージャーに昇格して、仕事が楽しくてしょうがなくなっていた。

ことごとく僕たちはすれ違っていた。

僕が君のことが大切で、仕方がないと思っていた時、君の心は、僕の元にはもうなかった。

最後に別れを切り出した時、ようやく僕たちはすれ違わなくなった。もうすべてが遅かった。

終(本文180文字)


「書く習慣」アプリの投稿を5編記載しました。「書く習慣」アプリは投稿し、自分の投稿をお気に入りにしてもらえると、ハートが貰えます。ハートを誰がくれたのかとかは分からないようになっています。

私は10月6日から、このアプリを使い始めましたが、486のハートをいただきました。これ多いのか、少ないのかも、よく分かりません。


今回は合わせて、企画参加のお知らせです。
12月より、アドベントカレンダーの企画に参加します。
フォロワーの久賀池知明さんから、お誘いいただきました。
久賀池さん、お誘いいただきありがとうございます。

どのくらい参加できるかは、分かりませんが、クリスマスに関連した、主に短編小説を投稿していく予定です。平日は難しいと思いますが。。
初回は3日の予定です。12月はクリスマスに関連した短編小説の投稿が多くなりそうです。
飛び入り参加も可能とのことです。ご興味ありましたら、参加してみてください。

説那せつな

私の創作物を読んでくださったり、スキやコメントをくだされば嬉しいです。